概要
珪藻土の塊を切り出して彫り込み、焼き固めて作る。
名前の由来は木炭の消費量が少なくなり、「いままでの七厘(0.7%)で済んだ」からとも言われているが、はっきりとしたことは分かっていない。
歴史は古く、原型となる簡易な炉は平安時代に生み出された「置き炉」などがあり、そこから徐々に改良が加えられて江戸時代に七輪として完成された。
燃焼効率がよく少量の炭で調理が出来、持ち運びも簡単で、炭の火興しにも使える利便性から日本国民の間に普及した。
熱源が木炭からガスや電気に移り変わった現代では家庭で見ることは少なくなったが、炉端焼きや焼き肉を提供する店舗では根強く使用されている。