概要
ドラム缶の「缶」を艦隊の「艦」に替えたもので、「ドラム缶」絡みの艦これネタに付けられるタグである。
ゲーム内では、全スロットにドラム缶を満載した艦娘を指すことが多い.。
東京急行(5-4)の場合
艦これ第1期当時:黄金時代
第1期において、東京急行はレベリングに良し、戦果稼ぎに良し、任務消化に良しのまさに天国のような海域として知られていた。また、鈴谷、熊野、卯月、阿賀野らレア艦のドロップも見込めるため、周回する提督は多かった。
当時のこの海域では、艦隊全体でドラム缶を合計4つ装備すると、燃料補給マスを通るルートを確定で通過できた(北周りルートの場合、さらに道中戦闘が一回減るオマケ付き)。そこで、スロットが4つある艦にドラム缶をガン積みする作戦が考案され、航空巡洋艦または4スロット軽巡洋艦(1期末には初の4スロット駆逐艦がこれに加わった)をドラム艦として随伴に付け、その分他の艦に戦闘向けの装備を増やした編成が活用されていた。
彼女たちはドラム艦状態でも砲雷撃戦には参加するため、ドラム缶で敵を殴る様子が描かれることも…。
※砲撃・雷撃・対潜は艦娘の標準艤装で攻撃するため、「ドラム缶カットイン」は起きない・・・筈だった。詳しくは後述。
艦これ第2期実装後
2期アップデート後の5-4はただでさえ難易度の順当な上昇、取得経験値の低下で周回対象としての魅力が低下したことに加えて、ルート固定にドラム缶が不要となった。
他にもドラム缶の搭載でルート制御が可能な海域は存在するものの、2018年11月時点ではいずれも複数隻への搭載が条件となっており、しかも要求される搭載数は一隻に一つで足りるものばかり。
このため「一隻でドラム缶の搭載数を稼げる」ことが最大にして唯一ともいえる取り柄だったドラム艦戦法は、通常海域からその姿を消したのである。
ただし、資源目当てで周回する場合は事情が異なる。大発やドラム缶を装備していると資源マスでの獲得量にボーナスが付くため、三重クルなどのクルージング行為をやるのなら空きスロットに装備させておいて損はない。
輸送護衛部隊の場合
連合艦隊の一種「輸送護衛部隊」は、その名の通り輸送作戦を行う部隊で、駆逐艦などの小型艦を中心に編成される。輸送護衛部隊で出撃する海域には、輸送ゲージ(TPゲージ)と呼ばれるものがあり、設定された資源量の輸送作戦を成功させることで海域突破となる。
出撃一回あたりの輸送量は編成や装備などで決まるが、輸送量を増やす装備の一つがドラム缶である。これを多く積むことで輸送量を増やし、出撃回数を減らすことができる。反面、ドラム缶を積むことは戦闘力を削ることになり、輸送失敗のリスクが高くなる。そこで、火力・命中の倍率設定が低い第一艦隊に輸送用装備、倍率の高い第二艦隊に戦闘用装備を集中させるという戦法が編み出され、第一艦隊の駆逐艦などがドラム艦を担当することがある。
輸送量を増やす効果は大発動艇などの上陸用舟艇の方が高いが、これらは入手や量産が難しく搭載できる艦も限られるため、ドラム艦を連れて海域に挑む提督も多いだろう。
なお、こちらは2期実装後の期間限定作戦でも健在である。
「水雷戦隊熟練見張員」の登場
2021年3月作戦のランカー報酬及び2021年春イベント『激突!ルンガ沖夜戦』の報酬として新実装された『水雷戦隊熟練見張員』。
『熟練見張員』の上位装備となる装備で軽巡洋艦や駆逐艦が装備すると装備ボーナスが『熟練見張員』以上につく為「水雷戦隊」のみでの出撃となる場合心強い装備となっている。
しかしこの装備の真価は駆逐艦に装備する事にある。図鑑説明に『専用の夜間雷撃、鼠輸送時反撃も可能』とあるが、なんと駆逐艦のみ「魚雷+ドラム缶(輸送用)+水雷戦隊 熟練見張員」の組み合わせで夜戦カットインが発動するのである。
倍率は1.3倍×1回と1.3倍×2回の2種類が出る可能性が有り、輸送作戦でA勝利必須ながら出撃が通常艦隊編成の水雷戦隊の場合はドラム缶を運搬しつつカットインが発動可能と上記の「ドラム缶カットイン」が現実化したのである。
最もドラム缶ガン積みでは発動しない為、以前に想定されていたネタとはいささか異なる攻撃にはなっている。又発動にはLv80以上が必要な為普段からの駆逐艦のレベリングを怠らない様にも心掛けないといけない
まれにある事例
どうみてもドラム缶です。本当にありがとうございました。
なおここの界隈では、板状の飛行甲板を持つ空母娘がフラットトップであるケースが多い為なのか、世界一かわいいドラム缶的な用法で使われることは滅多に無い。