ひょっとすると?:瑞鳳(艦隊これくしょん)
それとももしや?:瑞鶴(艦隊これくしょん)
あるいはやっぱり?:大鳳(艦隊これくしょん)
いやいやそれとも?:葛城(艦隊これくしょん)
仲間が増えたよ!?:熊野航改二
概要
清掃の効率化等を目的として、上面から凹凸を廃した家具や家電類の仕様の事。
元々は英語圏において空母の上面に何も無い様子を指した言葉から広まったものと言われている(Flat=平ら・Top=上面)。なお、他に"Flush-Deck=(水平なデッキ)"という呼称がある他、空母自体は"Aircraft-Carrier(航空機輸送艦)"と言う。
pixivでは、専ら冒頭のキャラクターいずれかの胸部装甲を指す言葉として用いられている。
彼女達が空母の擬人化であり、空母の形状を意識した体形をしていると解釈されたからである。
事実、後に同作がアニメ化された際には、作中で瑞鶴の胸が「甲板胸」と呼ばれるというシーンも見られた・・・公式が病気。
ただし、これには異論も多い。
史実の瑞鶴は艦橋が突出した形態をしていたためフラットトップとは言えず、現に同型の翔鶴の胸は膨らみをもって描かれている→翔鶴(艦隊これくしょん)。
そもそも瑞鶴自身、イラストによっては並程度に描かれており、ちっぱいが確定しているわけではない。
更に言えば、瑞鶴と同程度と目される北上の胸は明らかに大きく描かれていたなど原作再現できていない点も散見されるため、当該シーン自体がこれがやりたかっただけだろシリーズの一種ではないかとも考えられるからである。
反対に、瑞鳳は実艦もフラットトップであったが、同型の祥鳳はさらしを巻いて谷間が出来るほどの巨乳である→記事は現在未分離。
葛城のみはちっぱいである事に意味があるとされているが、それは「史実で陽炎型駆逐艦用の主機が転用され、出力が落ちたから」というものであり、船体の形状が理由ではない。そして実艦の葛城はフラットトップではない。
このように、実艦の形状と艦娘の体形には因果関係が認められないのである。
ついでに言うと、具体的サイズは不明だが決して巨乳とは言えない鳳翔さんは、実艦がフラットトップであったにもかかわらず基本的にこう呼ばれる事は無い。
よってこれは単なる煽りネタの一つであると言え、時と場合をよく考えて用いる事が望まれる。
空母と艦橋の関係について
フラットトップの空母は障害物が無く離発着がしやすいメリットがあるが、管制塔の役割を果たせるものが無いため現場の状況判断がし難く、同時に目視による索敵も困難となるという大きなデメリットを抱える事になる。
構造的にも高所に配置しなければ効果が薄いレーダーを搭載しにくい、煙突等の配置も複雑化する傾向にあるなどと、見た目ほどシンプルには納まらないため、採用例は少ない。
現時点での評価は空母の黎明期における試行錯誤のひとつ、あるいは軽空母を成立させるための苦肉の策といったあたりに落ち着いており、煙突を必要としない原子力空母や、レーダーに対するステルス性という概念が生まれている現代においても、フラットトップ構造の原子力空母の製造例は無い。
余談だが、空母の艦橋は右舷に配置されることが多く、現代においてもほとんどの空母が右舷後方に艦橋を配置している。
旧日本海軍であれば、赤城と飛龍のみが左側に艦橋を配置していたが、共に着艦が困難と現場では不評であった。
これはプロペラ機が羽の回転の関係で低速飛行時に左に流れやすい特性を持っているため、左側に構造物があると危険であった事、気流の関係で煙突からの煙が視界を妨げやすい事が原因である。
現代のジェット機にプロペラは無いが、ジェット機にも同じく回転しているコンプレッサーは存在するため、同様の理屈で右舷に配置されているようだ。ただ、影響自体は相当小さくなっており、プロペラ機時代からの慣習的な意味も強いのではないかとされている。
関連タグ
フルフラット:同義語とされているが誤用。ニコニコ動画等ではこちらの使用が多くなっている。
M16:M4カービンやM16A3のようにアッパーレシーバー上部のキャリングハンドルを取り外し式にし、フラットなレールを搭載したモデルがこう呼ばれることもある。
フラット3:サッカー~アイドルマスターを経て艦これでも使用されるようになった。この場合一般的に龍驤・瑞鳳・大鳳の3人を指し、5人全員を含める場合には「フラット5」の表記も用いられるが、後者はpixivでは稀。
いじめダメ、絶対。