他の用例(部分一致検索結果等)については北上を参照。
なお本タグはピクシブ百科事典における記事の独立化を目的としたタグであるため、pixivにおける検索ではほぼ「北上」の完全一致検索で用足りる。
図鑑データ
「アタシは軽巡、北上。まーよろしく。」
概要、出るよ。
ゆるゆるとした喋り方をする艦娘。同型艦である大井っちとは親友関係。
なぜか駆逐艦娘達や海防艦娘達を「ウザイ」と毛嫌いする。しかし2周年記念ボイスでは駆逐艦娘達が集まってきて囲まれてしまっている。また、コンプティーク2018年2月号でも「謎のちっこいの」こと日振と大東とともに羽根つきをしていた(上に北上ひとりだけ顔に墨を塗られている)。5周年記念ボイスでは今度は海防艦娘に囲まれている。いずれにせよ、理由は不詳だが小型艦達には妙に懐かれている模様。
実は、大井共々、球磨・多摩・木曾と同型である。しかし、重雷装巡洋艦に改装された経緯からなのか、絵師も異なり図鑑番号もこれらと隣り合わせではなく、実質別枠扱いされているようである。
冷めた部分もあるが調子に乗りやすく、改装後は自分のことを「スーパー北上さま」と名乗る。轟沈時のセリフも、他の艦娘たちの悲壮なものと違い「次に生まれ変わったら重巡に」「やっぱり戦艦に」と最後までマイペースを貫く。一方で、重雷装巡洋艦の扱いづらさを自認し自虐することも。その他、アレ(某特攻兵器)の搭載を真剣に拒むセリフがある。
尚、このセリフはアップデートで無くなっている。
2014年10月10日のアップデートでボイス追加&改以降に時報追加されたが、1時間で時報担当に飽きるなどマイペースな発言が増えている。この際「きたがみ」と発音していた部分が「きたかみ」に修正されている。
時報の際にに大井との絡みもあるが友人としての物である。それに対して大井側は……。
また、三食摂るのだがその内二食は大井の手料理だったりする(しかも夕食には……)。昼は間宮カレーなので北上自身が料理できるのかは不明。
容姿発見!性能、よーい!
服は半袖でライトグリーン。
大井っちと比べると胸の雷撃能力は低いように見える。(しかし、アニメでは……)
また、容姿やセーラー服そのままの衣装(セーラー服は元々軍服なのだが)と相まって単装砲が如雨露に見立てられる事がある(如雨露タグが付いている事はまず無いが)。
北上改(スーパー北上さま)
長袖になり、深緑色の服になった。
レベル10という早い段階で改造できるものの、直後は雷撃能力こそ大きく強化されるが火力など低下する能力も多く、本人が言う通り「難しい」艦になってしまっていた。
しかし、アップデートによって装備の『甲標的』に先制雷撃(艦載機による開幕爆撃の後、砲撃戦の前に雷撃を行う事が出来るシステム)が実装され、有用性が大幅に上がった。
元々雷撃は「最後の発射になる分攻撃力がとても高い」「雷撃戦に持ち込むまでに中破してしまうと撃てないので、扱いが難しい」という設定になっているのだが、それが先制で飛んでいくのだからその強力さは言うまでもない。さらに通常の雷撃戦タイミングまで生き残ればそこでも再度雷撃が可能。
これにより、命中率こそ多少悪いものの、開幕で戦艦や空母をワンパンで沈め、砲撃戦をくぐり抜けるとさらに一発!という、他には無い一撃屋としての地位を手に入れた。
すごいぞスーパー北上さま
……しかし、本当の北上さまの実力はこのあとにこそ待っていた。
北上改二(ハイパー北上さま)
服は長袖のままで明るいベージュ色に変化する。
Lv50という高Lv(改二艦の中では最も所要レベルが低い部類なのだが)まで成長させると、さらなるパワーアップとして改二に改造できるようになる。スーパー北上さまを超えるという意味でハイパー(非公式)。
その能力をざっくりと説明すると、次点につける木曾改二に雷装で+29、稼働当初最強の島風に+40の大差をつける139というド外れた雷装値を、先制雷撃で一方的に叩き込むことができる。加えてスーパーでのネックだった火力も水準以上にまで向上。このため、火力+雷装で計算される夜戦火力は本作最強である(イオナ除く)。
さらに装備スロットもひとつ追加されるため、先制雷撃に必須である甲標的を装備した状態でも夜戦連撃装備やカットイン装備など自由度を確保することができる。その夜戦での爆発力は鬼・姫級を一撃で撃沈しうるほど。
お前のような軽巡クラスがいるか。
特に大井改二とは異なり運の強いハイパー北上さまはカットイン発動も期待でき、戦艦棲姫をも一撃で沈められることから、イベントでの切り札として重用されている。
Lv50までの道のりは遠い……と言われることも多いが、繰り返しになるが現状の改二所要レベルのインフレと、スーパー北上さまの大火力をもってすればむしろお手軽なほうですらある。是非そのハイパーな実力を堪能していただきたい。
開幕雷撃、砲撃戦、雷撃戦、夜戦と、ほぼ全ての戦闘域で隙の無い実力を発揮するハイパー北上さま。運営の愛情と悪ノリが生んだ、最強のバランスブレイカーにして格上キラーである。
そんな彼女の欠点が対空。本人は高い回避力でさほど問題はないが、艦隊防空はまず無理であろう。また、装甲が上がったとは言え、耐久力は軽巡のそれである。調子に乗って轟沈でもさせたら目も当てられない。慢心、ダメ、絶対。
さらに偵察機搭載数がゼロであるため、弾着観測射撃もできない(先制雷撃で十分補って余りあるが)。
アップデートによって弾薬費も正規空母並になってしまった(ちなみに木曾改二は弾薬費が安上がりという特徴がある)。
メディアミックスなどでの北上さま
公式4コマでは史実での「阿武隈と衝突し、阿武隈に艦首を改修させるほどの損害を与えてしまった」事(厳密には阿武隈が北上に追突して破損したのだが……)が妙な方向に発展し、なぜか「阿武隈の艦首(首)を積極的に狙う」という行動に走っている(顎から首にかけてのラインが修理後の阿武隈に採用されたダブルカーブド型の艦首に似ていたかららしい)。
午後4時に声をかけるも逃げられている。
無論、大井は何も知らない。
なお、公式4コマ第136話で「ハイパーな北上様は先制対潜と先制雷撃をどっちもできる」という発言があったため、その発言を「先制対潜と先制雷撃の両立」ととらえた場合、最低でもLv94になっている。ちなみに有志が調査する前は「4コマ北上はケッコンカッコカリしているのか?」という疑惑が立った(作者の桃井氏はTwitterで2016夏イベントにてLv126の北上改二のスクリーンショットを上げた事がある)。
島風、赤城、金剛、加賀に次いでねんどろいど化。
デフォルトの雷巡形態の他、改装前の軽巡形態に換装可能。
北上らしいゆるい笑顔とジト目、魚雷発射用のエフェクトパーツの他、上記の如雨露に見立てた注ぎ口パーツ及びお花、膝曲げ状態の足を活かすボラード(波止場によくあるアレ)が付属。
またワッペンやラバーキーホルダーと言った他グッズでも如雨露姿を見せている。
アニメでの北上さま
相方の大井やその他の艦娘との会話の端々から、マイペースぶりはしっかりと窺えるが、吹雪をはじめ駆逐艦娘をうざったがる様子は見られない(むしろ大井のほうが彼女の周りに駆逐艦娘に限らず誰かが寄ってくるのを極端に嫌がる)。第2話では那珂に頼まれ吹雪に魚雷の撃ち方を教えてあげている。
第5話から第五遊撃部隊に所属し吹雪の同僚になる。
第8話では水着姿を披露。ゲーム版に比べると、なかなか立派な胸部装甲をお持ちのようである。この際、暁の暁の水平線と愛宕の胸がぱんぱかぱーんを見比べて、
「凄いね、あの胸。なんか、同じ艦娘とは思えないね・・・」
と一部の提督諸氏が感じたであろう率直な感想を代弁している。
「来世」
最期には「来世は重巡洋艦に、いややっぱ戦艦に」と言い遺すそう望んだ彼女の来世は実在する。
だがその姿は北上の思いとは真逆の姿。戦艦どころか大戦中の駆逐艦にも及ばない1500トン足らずの、いすず型護衛艦3番艦「きたかみ」である。
再び彼女が目を覚ましたとき、広がる光景は昭和39年の日本だった。
この年、東京オリンピック開幕に日本中が沸いた。東海道新幹線開業に世界が驚愕した。
前年度の昭和38年にスバル360が発売され、本格的なモータリゼーションが始まった。
日本は急速に上り詰め、戦前に勝るとも劣らない世界的地位、そして押しも押されもせぬ経済大国へと上り詰めていく。
彼女は30年の生涯のほとんどを、大湊を母港とする第32護衛隊において、またもいすず型護衛艦4番艦「おおい」っちと共に、今度は一度の有事に巻き込まれることもなく過ごし、1993年その寿命を全うしてこの世を去った。
今、2代目「きたかみ」がその生涯を送った大湊基地には、史実でも縁深い阿武隈の名をネームシップとするあぶくま型護衛艦の「おおよど」「ちくま」が在籍している。2013年からはむらさめ型護衛艦「ゆうだち」も、大湊基地の仲間に加わったっぽい。
また、苫小牧―仙台―名古屋間を結ぶ太平洋フェリーの名前にもなっている。
同僚に「きそ」とその同型船「いしかり」がいる。きたかみだけはやや旧式で、この2隻とは同型ではない。
きそ、いしかりの2隻と比べると最大船速・出力数では劣るものの、旅客・乗用車積載数では3隻中最大を誇る。
さらに現在において「きたかみ」の名を受け継ぐ船はまだおり、そちらは海上保安庁のてしお型巡視船である。
同型船には「おおい」の他、「いすず」、「もがみ」がいる。
この現代を生きる2隻の「きたかみ」は、いずれも2011年3月11日に東北地方太平洋沖地震の津波に遭遇している。
仙台港に停泊していたフェリーきたかみ、釜石港に停泊していた巡視船きたかみ共に緊急離岸し、津波を乗り越えた。
終戦まで生き残った先代の豪運は健在だったのだ。
関連イラストって、なにげに侘び寂びよねー。
提督に関連タグだよ。はい。
大井(艦隊これくしょん) 大北 ハイパーズ 大井ホイホイ 大井(日本海軍)
あぶくま型護衛艦(「いすず」型沿岸護衛艦の置き換えを目的として建造された、現時点で海自最新鋭にして唯一の沿岸護衛艦)
生存組↓
伊58(艦隊これくしょん)(史実で「アレ」を搭載していたうちの1人)
史実
球磨型軽巡洋艦の三番艦。1919年9月1日、佐世保海軍工廠で起工し、1921年4月15日に竣工した。
1941年8月、酸素魚雷の開発に伴い、左右両舷合わせて40門の魚雷発射管を備えた重雷装艦へ改装された。改装後、姉妹艦の大井共々、第1艦隊の第9戦隊に配属される。
アジア太平洋戦争開戦直後は、連合艦隊の護衛を務めている。
1942年の8月には魚雷発射管8基32門を撤去し、大発動艇2艘、25mm三連装機銃2基、爆雷投下軌条を装備した高速輸送艦に改装され、トラック島やショートランド泊地に舞鶴鎮守府所属の陸戦隊を輸送している。
さらに1944年8月、残りの魚雷発射管と14cm単装砲を撤去し、12.7cm連装高角砲と22号電信を新たに装備。対空機銃も大幅に増設され、特攻兵器「回天」の母艦となったが、幸いにも実戦で使用されることはなかった。
1945年7月24日、呉軍港空襲によって大破・航行不能となり終戦を迎える。
戦後は復員のため工作艦として鹿児島に曳航されて半年間従事し、1946年10月に三菱重工長崎造船所で解体された。艦体のうち二重底の一部がしばらく浮き桟橋として使用されていたと言う。
なお、このときまだ同型最終五番艦の木曾がマニラ湾に大破着底状態で残されていたが、木曾が浮揚解体されたのは、それから実に10年後、1956年1月のことになった。