図鑑データ
「航空母艦、赤城です。
空母機動部隊を編成するなら、私にお任せくださいませ。」
サイトトップの艦娘紹介
空母機動部隊の旗艦も務める航空母艦の艦娘、赤城。
零式21型や九九艦爆、九七艦攻などの自慢の艦載機の組み合わせで、
強力なパンチ力を繰り出す彼女も、後輩から慕われる優しい艦娘先輩です。
概要、出ます!
彼女は序盤の任務報酬として入手できるため、正規空母の中では身近な空母娘である。
正規空母としては標準的な性能であるが、入手時点では軽巡洋艦、良くて重巡洋艦が中心の艦隊である場合が多く、正規空母はそれらと比較して群を抜く大型艦であり、その火力は圧倒的。
だがその一方、資源消費量や(長風呂的な意味での)ドックの占拠時間もそれまでとは桁違いのものであり、大型船の戦力と悪燃費を知らしめられた(特に初期の)プレイヤー達による「大喰らい・食っちゃ寝」のイメージが定着してしまい、4コマ漫画を筆頭に、アニメでもネタとして採用されてしまった。(後述)
またゲーム上で表記されているので間違われやすいが、厳密に言うと本来の彼女の艦級は「天城型2番艦」なので注意が必要。この辺りの経緯もこちらへ。
容姿でしょうか?
黒髪ロングにミニスカート風に改造された弓道着、黒の胸当てに道着の袖を襷掛けで捲り、右手に竹弓を脇で構え、弓懸(ゆがけ/弓を引く手に着用する手袋)をした左手には矢を持っている。
背中には革紐で吊られた矢筒と、矢筒の口に電探檣を据え付け、左肩には飛行甲板を模した楯・お腹には後部甲板を模した前掛けを身に着けており、どちらの文様も史実の空母赤城の実艦に施されたものを忠実に再現している。
足には下駄型の主機を履いており、太腿まである白のタイツorオーバーニーソックスを着用している。
「赤」城の名に掛けたのか、メインカラーを赤に据えており、道着の白と髪と胸当ての黒と相俟って、実に日本的な色合いをした艦娘である。
限定グラフィック
2016年10月5日、なか卯とのコラボ企画により限定グラフィックが実装された。
その名も「親子丼mode」。
着ている着物がなか卯の制服と同じ配色になり、親子丼をレンゲを使って味わう様子が描かれている。また、中破すると丼の中がカラになる。涙目になるのは変わっていないが、通常時とは別な意味で涙目になっているようにも見える。
2020年元旦には、相方の加賀から一年越しでの新春【晴着】modeが実装された。
加賀に負けず劣らずのかなり派手な赤い晴着を着ており、「正射必中」と書かれた札のついた破魔矢を持っている。以前の限定グラフィックから一転、紛うことなき正統派美人の姿に驚嘆した提督諸氏も少なくなかったとか。
他にも、立川シネマや呉コラボにおいて、しばふ氏による私服姿が描かれているほか、セーラー服姿の少し幼い姿まで描かれている。彼女の私服姿は何種類かあるが、お洒落度は高いようだ。
大和煮さん?いえ、知らない子ですね
『艦これ』の事実上の生みの親にあたる同人サークル「C2機関」の発刊した同人誌『こんな日には缶詰あけよ。vol.2』には、しばふ氏の描いた「大和煮さん」なる女性キャラクターが登場している。
この大和煮さん、一部の提督の間では赤城と瓜二つな事で知られており、彼女自身も「知らない子」「慢心」などのワード(更には飛龍の「第二次攻撃の要を認めます」まで)を口にしているなど、明らかに『狙った』ような描写がなされている。
そして2017年4月22日、艦これと大阪王将のコラボに抜擢されて読売新聞の紙面に登場した赤城は腰から上の服とアクセサリーが大和煮さんと全く同じであった。
性格ね。
穏やかで真面目、私見は極力挟まず、常に作戦に備えて余念なく淡々と構える。
戦闘では麾下の航空隊に毅然と檄を飛ばし、いかなる海戦でも全力を以て勝利に邁進する。
一方、烈風や流星など、自身の知らない艦載機に言及したり、かつて改装されたことのある三段式甲板の不要を確認したりと、実艦時代の記憶を色濃く残している。
またMVP獲得時でも、勝利に浮かれず次の作戦を見据えるも、ふとかつての苦渋が脳裏にフラッシュバックする様子を見せている。
台詞だけを聞く限り、真面目な一方でプライベートが全く不透明という、優しそうな見た目に反して個性が掴みづらいところがある。時報ボイスが実装されていないこともそれに拍車をかけている。
この辺りは、クールで仏頂面なため思考は読みずらいが根が激情家で意外に感情が洩れているという、相棒の加賀と正反対な感じとなっている。
艦これアーケードでは表情や動きがあるため、首をかしげたり上目遣いで話したりと、愛嬌のあるキャラクターになっている。
あの、提督?ごは…あ、いえ!作戦開始はまだでしょうか?
前述の燃費関連、そして性格の掴みづらさから、赤城は大食艦という、良い意味で彼女らしいあだ名が付けられたのである。更に出撃時の台詞「一航戦!赤城!出ます!」の台詞が「一航戦!赤城!寝ます!」に改変され、食っちゃ寝キャラと化してしまうことも。
公式としては、赤城は「頼れる素敵なお姉さん」というイメージを想定している模様。ゲーム中の台詞からは、生真面目でリーダーシップがあり、尚且つ戦時には凛とした、平時ではおっとりした優しい印象を感じさせる。
二次創作では、「(天然気味だけど)素敵なお姉さんの赤城さん」、「誰にでも優しいけど(史実の敗戦から)事あるごとに自分を戒める赤城さん」、「戦いにしか興味がない戦闘マシーンな赤城さん」、史実の赤城の主計烹炊員が優秀だった事から「食べるのも作るのもいける艦娘」として様々に描かれる。
2014年8月に全国のファミリーマートにて数量100個限定で発売された「赤城目覚まし時計」には、愛らしいボイスが用意されており、硬派な普段のセリフとは違った一面を見せている。
食っちゃ寝キャラの真相
なお、大和型や相方である加賀をはじめ、彼女以上に高コストの艦は決して珍しくない。何故赤城ばかりがそんな印象を持たれやすいかと言えば、彼女は先述の早期確実入手が可能なのに対し、その他空母や戦艦はレアで滅多にお目に掛かれないからだと思われる。また、空母は索敵や制空権争いの先制複数攻撃でMVPを獲得しがちでレベルが突出しやすく、そのせいでただでさえ多い修理コストが急激にガンガン膨れ上がっていくため、尚の事重巡以下の艦娘とは差が開きやすい。戦艦と比べてやや低い防御力からダメージがかさみやすい=長時間入渠に追い込まれやすいのも一因だろう。戦艦と違ってボーキサイトも食べるし。
他にも、初期にはバグで1-1に出没する駆逐艦相手に何故かボーキサイトが大量に消し飛ぶ様になっていた事や、同じくバグで紫電改二と震電改の性能が正常に発揮されず、ボーキが消し飛ぶ様になっていたのも要因の一つと言えるだろう。
また、声優の藤田咲も赤城のイラストをコミックウォーカー鎮守府に書きおろした際、「特盛こそ、一航戦の誇り」の一文と共にご飯を盛った茶碗を一緒に書いている事からそのようなキャラとして認識している事が分かる。
そして2014年7月18日の追加ボイス
放置ボイス・ケッコンカッコカリ後の母港ボイス・補給ボイスに加え、2014年夏季イベント『AL作戦/MI作戦』までの期間限定ボイスが実装された。
この期間限定ボイスでは、刻一刻と迫るMI作戦に対し弱気を見せるという、普段とは違う一面を垣間見る事が出来た。ある種の「トラウマスイッチ」と言えるのかもしれない。そして放置ボイスでまさかのハラペコキャラがゲーム内で公式化された……が、「ごはん」と言いかけ慌てて「作戦」と言い直すその姿に、「かわいい」と好評が集まっている模様。
その後、季節ボイスが追加されるとご飯絡みのネタが追加されるのが定番の流れとなっており、今ではすっかり食道楽キャラに落ち着いている。
もっとも、戦闘での凛々しさは一分も落ちておらず、改二実装後のボイスでは新型艦載機に興味を示したり戦意を高揚させる姿も見せているので、公私で分別をしっかりつけて日々を過ごしているとも言える。
もしかすると艦娘として転生して以降、何かのきっかけで味に目醒めたのかもしれない。自分の先輩が個人飲食店を開くくらい料理上手だし。
また、舞風の姉妹艦である野分(舞風と同様に赤城の雷撃処分に関わる)の時報ボイスで昼食を食べに来ているが、これが果たしてタカったりつまみ食いをしに来ていたかどうかは全くの不明である。(ここまでを振り返ると普通に昼食を取りに来た可能性が高そうだが)
アニメにおける人物像
『鎮守府生活のすゝめVol.3』のインタビューでは、アニメ版では吹雪から憧れの存在として描かれる予定である事が発表されており、劇中では主人公の吹雪が憧れを覚え、彼女の護衛艦となる事を決意させるに十分なキャラクター設定となっている。
第2話では超弩級盛りカツカレーを頼むなど、食べられるものは何でも大器の大食艦ぶりは相変わらずである(吹雪はそういう所にも憧れている様子)。第6話のカレー大会で加賀が剥いたジャガイモを頬張る姿があたかもハムスターっぽくなったのは、寡黙な加賀でさえもときめかせるちょっとした萌えポイント。
一航戦のリーダーとしての自負と責任感を持っており、秘書艦の長門も赤城の進言には耳を傾けている程だが、その責任感が極度のプレッシャーとなったのか、第11話では……。
尚、アニメ放送開始前に公開されたPVの時点で既に登場を果たしていたが、PV第一弾の水上戦シーンにおいて艦娘が仁王立ちのまま水上スキーのように海上を滑走するシーンが余程シュールだったのか、赤城が足を停めたまま滑走しながら弓を射る(艦載機を発艦させる)シーンを素材に様々なパロディ作品が作られた模様(艦これPVパロ)。
もっとも、空母は艦載機を発進させる際に風上に向けて全速力で航行する必要があるため、そういう意味ではこの行動自体に何らおかしな所はない。
史実で轟沈した後の「知らない子」
また、彼女の有名な台詞の一つに「烈風? いえ、知らない子ですね」というものがある。
これは史実において赤城がミッドウェー海戦(1942年6月)で沈没したのに対し、艦上戦闘機の烈風はその開発の遅れから、結局大戦中に実戦投入されるぬまま終戦を迎えてしまった事に由来する。
(同じく流星についての台詞もあるが、改変しづらいせいか「知らない子ですね」ほど話題に上ることはない)
なお、対比として赤城が沈んだ後に一航戦旗艦を継いだ翔鶴はケッコンカッコカリ時に、史実では搭載する機会が無かった機体でも「素敵な艦載機」と高評価をして提督に感謝の意を述べている。
また、「知らない」と言っても開発はちゃんと出来るので、烈風や流星狙いで艦載機レシピを回す際には赤城さんを秘書艦にしても全く問題はない。
しかし、この「いえ、知らない子ですね」の台詞の影響もあるのか、赤城がミッドウェー以後の戦況をどう認識しているのか判別つかないという弊害を生み出してしまっている。
公式4コマでは「トラウマスイッチ」「赤城スイッチ」としてネタにされているが、陰で克服すべく一応の努力はしていた様子。その方法が残念なのはギャグ漫画だから仕方ないね。
漫画『いつか静かな海で』の蒼龍は、ミッドウェーのトラウマを越えようと足掻いていた。
また、失われた姉の名を受け継ぐ『最期の一航戦』の一隻である雲龍型との関わりに期待がかかっていたが、公式4コマの天城登場回にて、新一航戦としての活躍を望む天城を赤城と加賀が悲しげに見守る場面が描かれた。この中で加賀が「あの子たちが一航戦だった時を考えると…ね」と語った事から、公式4コマではミッドウェー後の一航戦が辿った末路を赤城と加賀が認識している事、そして『天城』の名を持つ船が一航戦を受け継いだ事に負い目を抱いているという解釈になっている模様。
謎の多い交友関係
ゲーム中の台詞では相方の加賀に対して「加賀さん」と呼んでいる。二航戦や五航戦への言及は現時点でない。
しばふ氏の公式イラストやプレイ漫画『艦々日和』では、公認主人公の吹雪と組んでいる事もあり、吹雪の連装砲の持ち方を支える赤城の姿が描かれている。これは赤城に座乗していた指揮官の南雲忠一氏が水雷屋上がりの人物であり、吹雪の所属していた第十一駆逐隊司令を務めていた事も関係しているのかもしれない。
史実においては、赤城の設計図がドイツに渡り、空母グラーフ・ツェッペリンの建造において参考とされている。
巡洋戦艦からの改装空母である赤城と、純然たる空母として設計されたグラーフ・ツェッペリンの設計には大きな違いがあり、中央エレベータ部以外はドイツ独自の設計であるが、ある意味で異国の親戚のような存在と言えるのかもしれない。
後にグラーフ・ツェッペリンが実装されたが、彼女の時報で赤城が正規空母の会(夕食会)にグラーフ・ツェッペリンを招待した事が語られており、遠い親戚にあたる彼女を気にかけている模様。グラーフ・ツェッペリンの方も自分の建造に赤城が関わっている事から日本の艦隊との合流を楽しみにしていた。
改二になると「一航戦1946」というif設定からか、史実で面識のなかった大鳳に向けての台詞がある。ただし、この段階で初めて大鳳の存在を認識したという点や、クリック時に何度も発する台詞であることから違和感を覚えるプレイヤーもいるようだ。
二次創作では、空母改装中に関東大震災で大破し廃棄された姉がいる事から、亡き姉に思いを馳せる赤城を加賀が気遣ったり恋愛関係物が描かれる事が多い。→赤賀
後に同名の別の空母が実装されたため、彼女と絡めたネタもある。→赤天
一航戦の性能…こんな所で失うわけには…
正規空母として標準な性能ながら、多くの提督が序盤の任務報酬で手に入るため、非常にお世話になるであろう。
搭載スロット数は「改」の時点で「20/20/32/10」の合計82機で、十分な数値である。
制空特化にすれば翔鶴型と互角の制空力を誇り、火力値も高めなことから、対艦攻撃を意識して艦攻を積めばアッサリと戦艦並の攻撃能力を獲得するため、総じて扱いやすい正規空母と言えるだろう。第4スロットに彩雲を搭載すると、制空権確保時の接触率はほぼ100%になり、艦隊に所属する空母全体の火力補正に繋がるので、機動部隊を編成する際のサポーターとしても心強い。
なお、彼女(と加賀)は艦載機スロットに偏りがあり、性能に方向性を持たせる事ができるため、一番搭載数の多いスロットに戦闘機を積めばボーキの消費を抑えることができる場合もある。
一方、数字上の耐久値は高いが装甲は低めであり、過信は禁物。回避も低く、高難易度海域では中破・大破に追い込まれやすい。中破・大破すると昼戦に参加できなくなるため繊細な運用が必要になる。
ついでに、序盤の任務報酬としてほぼ確実に入手可能ではあるが、レアリティは高く、通常建造・通常ドロップでも排出率は極めて低い。任務報酬で手に入れた赤城さんをうっかり解体あるいは轟沈させてしまうことのないよう気を付けたい。
提督! 改二実装、ありがとうございます!
2019年5月20日、二航戦・五航戦の改二実装から長い時間を空け、期間限定イベント「発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」」の実施と共に、遂に赤城改二が実装された。
八景島シーパラダイスとのコラボ企画「ズイパラ」のステージイベントで先行公開されていたが、さらなるコンバート改装形態として赤城改二戊も同時実装された!!
アクションフィギュア化、ありがとうございます。助かります。
島風に引き続き、赤城のねんどろいどが2014年5月16日に発売された。
特徴である甲板や電探、マストなどを再現。
艦載機3機と、回避運動をイメージした水飛沫のエフェクトパーツが付属する。
また、「大食い」のイメージからオプションパーツとして「山盛りご飯」「ちゃぶ台セット」「ボーキサイト満載のバケツ」も付いてくる。
他にもfigmaやミクロマンアーツでもラインナップされており、figma版にはねんどろいどと同様にバケツやご飯等のオプションが付属。
更に「GOOD SMILE ONLINE SHOP」で2014年4月30日までに予約を行うと特典として中破状態の飛行甲板が同封された。
この出演で慢心しては駄目
2015年10月12日に、米軍横須賀基地で米海軍航空母艦ロナルド・レーガンが一般公開されたが、その「米軍公式」動画になぜかねんどろいど赤城が映っており、海外からのコメントにもAkagiが多数含まれる事態になった。
pixivでは
pixivでの扱いはネタ絵が多い傾向にあるが、R-18の作品もそこそこある。
公式絵師の見解により、一航戦の下着はふんどしとされることが多い。
また、相棒の加賀とセットで描かれることも多い。
関連イラストのみなさん、用意はいい?
提督!関連タグが入っています。
サラトガ:16年秋イベントで追加されたアメリカ空母娘。赤城と同じく「元・巡洋戦艦」として生を受けた(はずの)改装空母。
名前だけ関連のある艦娘
大鯨(艦隊これくしょん) - 巡洋戦艦から航空母艦への改装に併せて「大鯨」に改名する計画もあったが、破棄されている。
天城(艦隊これくしょん) - 史実において空母への改装中に大破、破棄された姉と同じ名前だが、こちらは雲龍型航空母艦2番艦。尚、このタグが付いたイラストの中には『艦これ』の天城実装前に投稿されたオリジナル艦娘としての姉本人も少なからず存在している。
あまり関連しない(はずの)タグ
空母娘一覧
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