概要
発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」とは、DMM GAMESのオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。
2019年5月20日に前段作戦が開始される予定であったが、メンテナンスの大幅延長により、実際の開始は翌21日朝からにずれ込んだ。
後段作戦は5月24日から開始予定だったものの、こちらも作業の遅延により翌25日朝の開始となった。
これらの遅延を受けてイベント期間も延長され、開始当初は2週間+αを予定されていたイベント期間は延びに延び6月25日までの約5週間という長大なイベントとなった。
仕様
全5海域、札は6枚。
札名称 | 出撃可能海域 |
---|---|
第百四戦隊 | E-1/E-2丙・丁/E-3丙・丁/E-4丙・丁/E-5丙・丁 |
第二艦隊 | E-1丙・丁/E-2/E-3丙・丁/E-4丙・丁/E-5丙・丁 |
北方部隊 | E-1丙・丁/E-2丙・丁/E-3/E-4丙・丁/E-5丙・丁 |
機動部隊 | E-1丙・丁/E-2丙・丁/E-3丙・丁/E-4/E-5丙・丁 |
攻略部隊 | E-1丙・丁/E-2丙・丁/E-3丙・丁/E-4/E-5丙・丁 |
ハワイ派遣艦隊 | E-1丙・丁/E-2丙・丁/E-3丙・丁/E-4丙・丁/E-5 |
新システム
支援却下/強力友軍支援要請
友軍艦隊システムに新たに追加された機能。母港画面で画面上のバーから「友軍艦隊」支援要請パネルをクリックすることで操作可能になる。
これにより友軍艦隊機能のオン/オフ、および特定の強編成友軍艦隊による支援のオン/オフ(こちらはオンにしていても通常の支援が来ることもある)が可能になった。
なお、強力友軍支援要請をオンにして強編成艦隊が来援した場合、一出撃ごとにバーナー6個を消費する仕様となっている。
ステージ
前段3、後段2の全5海域。
今回も1海域に複数の出撃制限と、最終海域での出撃制限がある為、海域数より札数が多いので注意。
前段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-1 | 津軽海峡/北海道沖/南千島沖 | 艦隊集結地哨戒!単冠湾泊地 | ☆7 |
E-2 | 九州南部/南西諸島沖 | 防備拡充! 南西諸島防衛作戦 | ☆12 |
E-3 | アリューシャン列島沖 | 敵戦力牽制!第二次AL作戦 | ☆13 |
後段作戦
ステージ | 海域 | 作戦名 | 難易度 |
---|---|---|---|
E-4 | 北太平洋ハワイ諸島戦域 | 第二次ハワイ作戦 | ☆15 |
E-5 | 北太平洋ハワイ諸島南東沖 | 波濤の先に―― | ☆16 |
新艦娘
報酬
- 占守型海防艦3番艦「八丈」:E2クリア報酬
- L.d.S.D.d.Abruzzi級軽巡洋艦2番艦「Giuseppe Garibaldi」:E3クリア報酬
- Colorado級戦艦一番艦 USS「Colorado」:全作戦クリア報酬
ドロップ
- 占守型海防艦4番艦「石垣」:前段作戦(~E3)後半海域にてドロップ。
- フレッチャー級駆逐艦「Fletcher」:E4ドロップ
改二実装
新敵勢力
他、E-4においては2016春イベにおいて幾多の提督を絶望のどん底に叩き落としていった、中枢棲姫と再び激突する事になった。
また、E-5では2016年11月開催の秋季イベント以来となる深海海月姫が''前座''として姿を現した。
新アイテム
リアルイベントのレッパラと開催時期が被ることもあってか、烈風系列の新装備が目白押しとなっている。
報酬
- 局地戦闘機 烈風改:E-1海域突破報酬(甲・乙・丙)
- 局地戦闘機 烈風改(三五二空/熟練):E-2海域突破報酬(甲)
- 艦上戦闘機 烈風改(試製艦載型):E-3海域突破報酬(甲・乙・丙)
- 艦上戦闘機 烈風改二:E-3海域突破報酬(甲)
- 艦上戦闘機 烈風改二戊型:E-4海域突破報酬(甲)E-5海域突破報酬(乙・丙)
- 艦上戦闘機 烈風改二戊型(一航戦/熟練):E-5海域突破報酬(甲)
- 中口径主砲 152mm/55 三連装速射砲改:E-5海域突破報酬(甲・乙)/G.Garibaldi初期装備
初期装備
- 中口径主砲 152mm/55 三連装速射砲改:G.Garibaldi改初期装備
- 大口径主砲 16inch Mk.I連装砲:Colorado初期装備
- 大口径主砲 16inch Mk.V連装砲:Colorado改初期装備
新規BGM
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イベント名に相応しく、2016年春イベで用いられたBGMのアレンジが中心のラインナップ。
前段作戦の海域と道中戦闘では「遥かなる友邦」「友邦任務部隊」のモチーフが、前段作戦ボス戦闘以降では「水底から」「紅い海の侵食」などのモチーフが用いられている。
特に特徴的なのが最終海域の決戦BGMで、流麗なコーラスと真っ向からぶつかる怨憎滲むデズボイスとベースの重々しさが特徴の「沈メタル」という仕上がりになっている。
その他
早すぎた坊ノ岬沖海戦
今回のE-2のモチーフはまさかの坊ノ岬沖海戦となっており、敵機からの執拗な空襲に晒される事となる。
ただ前半だから簡単…などという事はなく、むしろ甲難易度は下手な後段作戦・最終海域の乙・甲よりも高難度である。
甲難易度においては複数のヲ級改flagshipや空母棲姫からの空襲に連続で襲われる為、E-2で早くも出ばなをくじかれてしまう提督が続出した。
この為大和がこのE-2という前半も前半の海域が最大の見せ場となる事も多かった。
ここでもあくまで前座であり、大和の晴れ舞台にふさわしいとは言い難いが、演習番長として母港でベンチウォーマーになっているよりはいいのかもしれない。
世界最大の戦艦・戦艦大和の最期の戦いである坊ノ岬沖海戦があっさり消化されてしまった事に残念がる声もあるが、そもそも史実では最初から戦いにすらなっていなかったのだから、ある意味当然の帰結ではある。
むしろ問題は、冬月が当時『艦これ』に実装されていないまま消化された(本人の実装は2022年)という点かもしれない。
無論、これが坊ノ岬沖海戦の本戦であると公式から明言されたわけではないので、今後フルメンバーによる史実における坊ノ岬沖海戦の再現がある…のかもしれない。
・・・こんなことを言われて3年後、ついにその時はやってきたのである。この時と全く同じ航路を携えて。
余談はさておき、この地獄のようなE-2を甲で見事突破し後段作戦に進んだ歴戦の提督達は、この海域すら所詮は前半の山場でしかない事を思い知らされるのである。
地獄のFletcher探し
今回目玉の新艦娘の1人であるフレッチャーはE-4のみでのドロップとなっている…のだが、
という、下手な最終海域よりも遥かに悪条件が揃ってしまっている。
初期は乙以上にもなればS勝利ははっきり言って「理論上は可能」というレベルでしかなく、現実的には不可能といっていい状態であった。
それでいてA勝利でのドロップ率は決して高いとはいえない(丙・丁はというとS勝利限定である)為、探すにはあまりに厳しすぎる環境が揃ってしまっており、捜索は困難を極めている。
友軍艦隊前提の難易度…というにも戦艦水鬼を撃破する目が『特効艦が魚雷カットインを連続で打ち込む』くらいしかなく、高耐久の陸上型が並ぶE-4においてはS勝利狙いはあまり現実的な選択ではないと断じざるを得なかった。
この事もあってか、有志が運営する『艦これ』のデータベースにおいても後段作戦解放から1週間が経過した状態でも、甲のS勝利はA勝利の数百分の一の報告数、乙S勝利ではフレッチャーがドロップしない事になっていたなど、高難易度での正確なデータが全く出せていない有様であった。
この状況が解消に向かっていくのは6月12日夕方、実にイベントの開始(5月20日)から3週間が経過してから。
友軍艦隊の増強が行われ、優れた対陸上型火力を持つ金剛改二丙・榛名改二艦隊や強力な特効艦である霧島改二・比叡改二艦隊の到着を待つ事となる。
本イベントは本来3週間規模を予定しており、運営の当初予定であればこの辺りで本イベントは終了しているはずであった。
運営の想定以上にクリア率や所持率が悪かったという事なのかもしれない。
このさらなる友軍艦隊の投入によって「勝利すらままならない」ような惨状は減り、S勝利も現実的なレベルになり、当初ほどの地獄ではなくなっている(出るとは言っていない)。
どこかで見たような大穴(?)
見事ハワイを深海棲艦の魔の手から救い出し、最終海域・E-5に進んだ提督は、ハワイ沖太平洋上に鎮座する黒い影を見ることになる。さらにギミック解除を進めると影の真ん中に現れた最終ボスマスへの侵攻ルートが開通する。
この禍々しい影の様子に多くの提督はどこかで見たような黒い大穴を真っ先に思い浮かべた……のだが、ボス手前のTマスで表示されるフレーバーテキストによるとこの影は穴ではなく、空に浮かぶ「異常な暗雲」を表現していたようである。
雲の奥に穴があるという可能性も無いわけではないが、公式には描写されていないことに留意すべきだろう。
「第二次」の謎
本イベントは「第二次ハワイ作戦」と銘打たれており、第二次であるからには第一次が存在することが想定できる。
実際に使用曲などでも2016年春イベント「開設!基地航空隊」との関連性が強く意識されていることから、これを第一次としての「第二次」であるとするのが最も無理のない推測になるが、ここで2013年春イベント「敵艦隊前線泊地殴り込み」の扱いが問題になる。
同イベントは多くの提督から「真珠湾攻撃がモチーフ」と推測されてきたのだが(報酬およびドロップとして翔鶴・瑞鶴が実装されたことが裏付けとなっていた)、ここに来て作中世界観においてハワイに来たのはこれが二度目である可能性が出てきたのである。
いったい最古参の提督たちはあの日、どこの「前線泊地」に殴りこんだのだろうか……?
ただし仮に2013年ハワイ説を採用したとしても、「敵艦隊前線泊地殴り込み」は日本単独でハワイを攻略するために殴り込みをかけた作戦(だったと思われる)であるのに対し、「開設!基地航空隊」は主目的はハワイで窮地に陥った友軍の救援であり、今回もまた友軍からの救援要請に応えて殴り込みをかけた作戦であるという明確な差異は存在する。
つまり、「友軍救援」としての第二次作戦であったと解釈すれば「敵艦隊前線泊地殴り込み」が第一次扱いされないことにも一応の説明は付くと言えるだろう。
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期間限定イベント海域 期間限定イベント海域(2018.9~)