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激突!ルンガ沖夜戦

げきとつるんがおきやせん

合同会社EXNOA(DMM GAMES)のオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベント
目次 [非表示]

概要

「激突!ルンガ沖夜戦」とは、合同会社EXNOA(DMM GAMES)のオンラインSLG『艦隊これくしょん』の期間限定イベントである。2021年5月8日前段作戦開始。後段作戦は同20日開始予定であったが、オンメンテ中に不具合が発生した結果、短時間のサーバ停止を挟んだ上で同日深夜(翌21日未明)以降へとずれ込み、21日早朝に開始となった。6月22日終了。


なお、作戦期間中の6月2日には、イベント名の由来となったルンガ沖夜戦に大きく関わったとある駆逐艦の改二が実装されている。イベント期間中の既存艦改二実装は極めて異例である。


仕様

前段3海域、後段2海域の全5海域。

札名称出撃可能海域
第三十一戦隊E-1
第六艦隊E-2-1、E-2-3
第三艦隊E-2-2、E-4-3
二水戦E-3-1、E-3-3E-5-3
連合艦隊E-3-2
遊撃部隊E-4-1
輸送部隊E-4-2
第八艦隊E-3ギミック、E-5-1
第二艦隊E-4-4、E-5-2

出撃制限がかなり多いものの、代わりに今回「最終海域にしか出撃できない」札はない。

「前段作戦最終局面と後段作戦最終局面で使う艦隊は同一」、と考えればわかりやすい。


新システム

潜水艦隊攻撃

旗艦がLv30以上の練度である潜水母艦および2~3番艦が潜水艦の編成、かつ梯形陣or単横陣の陣形で発動する特殊攻撃。

1回の戦闘につき1回発動でき、同攻撃1回につきアイテム「潜水艦補給物資」を1個消費する。

ネルソンタッチなどの従来の特殊攻撃と異なり、「潜水艦補給物資」の数さえあれば同じ出撃中に何度でも使用できるのが特徴。

ちなみに「潜水艦補給物資」は同イベントで入手できるほか、DMMポイントを用い購入することも可能。


ステージ

前段作戦

ステージ海域作戦名難易度
E-1台湾/南沙諸島/比島方面沖第三十一戦隊、展開せよ!☆7
E-2ソロモン方面/レンネル島沖第六艦隊の戦い☆9
E-3タサファロング泊地沖ルンガ沖夜戦☆13

後段作戦

ステージ海域作戦名難易度
E-4ラバウル沖/ビスマルク諸島沖/ソロモン諸島沖ラバウル空襲!遊撃部隊、出撃せり!☆16
E-5アイアンボトムサウンド第二次ルンガ沖夜戦☆17

新艦娘

事前に「投入新艦娘は中規模にしては少し多め」との予告があった通り、本イベントでは海域突破報酬3隻、ドロップ4隻の全7隻の新艦娘が実装された。


報酬

  • 松型駆逐艦4番艦「」:E-1の突破報酬
  • Northampton級重巡洋艦1番艦「Northampton」:E-3の突破報酬
  • Brooklyn級軽巡洋艦「Honolulu」:E-5の突破報酬

ドロップ

  • 伊号潜水艦「伊203」:E-2
  • 夕雲型駆逐艦5番艦「巻波」:E-3
  • 同10番艦「涼波」:E-4
  • 特務艦「宗谷」:E-5

新敵勢力


長らくflagship級が存在していなかった軽巡ト級についにflagshipが実装された。

またイベント海域に出現する軽巡ト級eliteは、通常海域に出現するものとは別個体である。


新アイテム

  • 水上艦要員「水雷戦隊 熟練見張員」:E-1甲(★4)・乙作戦突破報酬 / E-3甲(★8)・乙(★4)・丙作戦突破報酬
  • 司令部施設「精鋭水雷戦隊 司令部」:E-2甲(★4)・乙(★2)・丙・丁作戦突破報酬
  • 水上偵察機「SOC Seagull」:E-2甲(★8)・乙(★5)作戦突破報酬 / E-3甲(★max)・乙(★8)作戦突破報酬 / Northampton改・Honolulu改初期装備
  • 水上偵察機「SO3C Seamew改」:E-3甲作戦突破報酬 / E-5甲(★2)・乙作戦突破報酬
  • 局地戦闘機「零式艦戦21型(台南空)」:E-4甲(★+4)・乙(★+2)作戦突破報酬
  • 局地戦闘機「零式艦戦32型(台南空)」:E-4甲(★+3)作戦突破報酬 / E-5乙(★+2)作戦突破報酬
  • 局地戦闘機「零式艦戦22型(251空)」:E-5甲(★+2)作戦突破報酬

新規BGM

#でリンク先に転送


  • 前段作戦海域BGM #
  • 前段作戦道中戦BGM #
  • E1ボス戦BGM #
  • E2ボス戦BGM #
  • E3ボス戦BGM #
  • 後段作戦海域BGM #
  • 後段作戦道中戦BGM #
  • E4ボス戦BGM #
  • E5ボス戦BGM #

E3ボス戦BGMはE1ボス戦の、E5ボス戦BGMはE4ボス戦のマイナーチェンジ版となっている。

また、E4第3ゲージボスマスでは、深海海月姫が登場するため『発令!「艦隊作戦第三法」』最終海域ボス戦のBGM「渚を越えて」が再び使用されている。



余談

交錯する二つの戦い

本イベント開始時、アーケード版では既に『発令!「艦隊作戦第三法」』が作戦開始していた。

アーケード版のイベント開始からはそれなりに日数が経過しており、幸いにして前段作戦は大きな問題とならなかったのだが、新型コロナウイルスの感染拡大でアーケード版の後段作戦開始が繰り下げられた結果、作戦期間が完全に重複することが判明。

しかもそちらでの新規実装艦は瑞穂、ブラウザ版でも同イベントのキーパーソンとなったサラトガ、そしてホーネット

このうちホーネットはモチーフ元の海戦と縁深いもののブラウザ版当時は実装されておらず、日の目を見たのは『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』でのこと。

つまり「アーケード版の展開がブラウザ版のそれと大きく異なるものとなる」可能性が浮上したのである。

兼任提督にとってはまさしく最も恐れていた事態が危惧された。

(ちなみに似たような現象が『桃の節句!沖に立つ波』で既に存在している)


瑞穂、サラトガ、ホーネット「アーケードにて提督をお待ちしています」


……と思われていたのだが。

結論から言うと、この事象は結局起きなかった

というのも、アーケードの後段作戦開始がブラウザ版のイベント開始後へとさらに繰り下げられてしまったため。結果、その開始は6月22日…すなわち「ブラウザ版のイベントとちょうど入れ替わる形で開始する事になった」のである。

延期によって降って湧いた災難が更なる延期によって一周回って避けられたこの珍事は、兼任提督たちにとって朗報であった。とはいえ新型コロナウイルスの感染拡大が原因なので、一概に被らなかった事を喜んでいいのか微妙なところであるが。

そして、その後も感染拡大に伴う緊急事態宣言の影響で拡張作戦の開始はさらに延期されてしまい、「本イベント開始前に始まったはずのアーケードのイベントが、まさかの夏イベが始まってもまだ終わっていなかった」というどうしてこうなったと言わざるを得ない事態に。

結局アーケードのイベントが終わったのは8月29日であった。


5の海域、9のお札、16のゲージ

上述の通り、本イベントは5海域とマップ数こそ中規模ながら、お札の数が9枚と大規模イベントに負けず劣らずのものとなっている。中でも特筆すべきはそのゲージ数で、驚異の16ゲージ。大規模作戦であった『侵攻阻止!!島嶼防衛強化作戦』の15本を上回る数となった。前段作戦の時点でトリプルゲージが3つ、さらにE-4に至っては初となるまさかのゲージ4つという有様で、長期戦・消耗戦のあまり「もうマップ分割して大規模を名乗ったほうがいいのでは」と辟易する声も聞かれた。


それだけのゲージ数とあって内容も非常に多種多彩であり、イベント序盤恒例の対潜哨戒は勿論のこと、輸送作戦、陸上型編成との対地戦、機動部隊や水上打撃部隊による艦隊決戦、そして本イベントならではの水雷戦と、様々な方面での提督たちの力が試されるイベントとなった。

特に前段・後段作戦の最終ゲージはいずれも、歴代イベントと比較しても珍しい水雷戦隊による戦闘であり、しかもE-5最終ゲージに至っては海域に出せる基地航空隊それ自体がわずか1部隊のみという、ある意味で最終作戦海域らしくない手数が少ない状況での戦いとなった。


そんな中での救世主となったのが、『捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)』以来の再実装となった、7隻編成での出撃となる「遊撃部隊」、および警戒陣の存在である。

敵の攻撃を分散させつつこちらの攻撃の手数を増やせる遊撃部隊は、敵の攻撃を避けつつこちらの攻撃を高精度で当てられる警戒陣との相性が良く、特効も相まってなんとE-5最終ゲージのボスマスでも重宝された。

(ボスやその随伴艦、およびかの悪名高きナ級後期型Ⅱも含め、そもそも敵戦力が脅威なのはこちらに攻撃が当たるから、ならば当たらなければどうということはない、というわけである。)

また、こうした長期戦だったり制限が多かったりの厳しい戦いとなったぶん、敵編成は幾分控えめであり、E-4ではかつて提督たちを苦しめた南方戦艦新棲姫が再登場するも、随伴艦がさほどの脅威でなかったため装甲破砕をするまでもなくあっさり倒せてしまった、といった事象も見られた。


ちなみに、各海域の報酬となる装備群は即戦力となり得る高性能なものが多かった。

特に序盤の海域突破報酬として配布された「水雷戦隊 熟練見張員」および「精鋭水雷戦隊 司令部」は、いずれも増設スロットに搭載できる強力な装備とあって、数多くの提督により入手早々に実戦投入され、最終作戦海域に至るまで戦力面で彼らを支え続けた。


新機軸の悲劇、復活組の栄光…悲喜こもごものイベント要素

本イベントの特徴の一つとして、「長らくお蔵入りしていた要素の復活」という点が挙げられる。

復活した要素の中でも大きかった一つが、上述した「遊撃部隊」。

そしてもう一つが、新たな特性を得た「爆装一式戦 隼III型改(65戦隊)」である。

2017年春イベント『出撃!北東方面第五艦隊』にて登場したこの装備は、当初目立った特性が無く、長らく提督たちから無用の長物と見なされてきたのだが、対空射撃回避性能、および駆逐艦への特効効果が本イベント前に付与されたことで状況は一変。

本装備はある凶悪な存在に対してこれ以上ない相性の良さを得ることとなった。


あの駆逐ナ級後期型Ⅱである。


初登場時より桁外れの対空能力でこちら側の航空戦力を削り、高い回避や防御でこちらの攻撃をいなし、高威力の先制雷撃や砲雷撃でこちらの艦隊を蹂躙するという所業を複数で行う凶悪ぶりから蛇蝎のごとく嫌われてきたナ級Ⅱ。本イベントでも例によってE-4第3ゲージ以降に現れたのだが、この「駆逐艦」に対し、本装備はナ級Ⅱと直接戦わずしてこれを高確率で粉砕できる強力な対抗手段であることが判明。並みいる陸上攻撃機を差し置き一躍脚光を浴びることとなった。

なお、「Do 217 E-5+Hs293初期型」も同じく駆逐艦への特効効果を持つのだが、行動半径が4と低いためにそもそもボスマスに届かない場合があるなど、本イベントにおいてはあまり使い勝手が良くなく、こちらはあまり注目されなかった(任務達成報酬であるあちらと比べ入手手段が限られていることも大きいかもしれない)。


他方、新登場しながら活躍の場に恵まれなかった要素もある。

上述した「潜水艦隊攻撃」がまさにそれであった。

確かに高い威力を有していたこの特殊攻撃だったが、道中に高威力の空襲や水雷マスが待ち受ける本イベントでは旗艦の潜水母艦が道中大破し撤退となるリスクが非常に高く、せっかくの特殊能力があっても肝心の使うべきボスマスにそもそもたどり着けない可能性が高いことがわかった。

結果、活躍の可能性が最も高いと当初思われたE2-3では潜水艦6隻という文字通りの「潜水艦隊」のほうが少ない資源・資材の消費ではるかに安定して攻略・周回が可能との結論が出された。そして、新たな潜水艦娘・伊203などを求めた多くの提督たちは、かのオリョクルなどで鍛えに鍛えた潜水艦娘たちをフル活用してボスの空母棲姫に挑み、これを集積地棲姫ばりに燃やしまくったのである。


???「ヒノカタマリトナッテ…シズンデシマエ…!」


こうして、本イベントで華々しくデビューするはずだったこの特殊攻撃は、登場早々に存在感を失ってしまうという、いささか不憫な扱いを受けることとなった。

もっとも、上述したようにこの特殊攻撃自体は高威力であるため、今後のイベント海域などで活用法が見出される可能性に期待したいところである。


そして、まさにその好例と言える形で本イベント終了後に注目されたのが、同じく上述した新装備「精鋭水雷戦隊 司令部」である。

「水雷戦隊の旗艦が装備した場合、通常艦隊において1戦につき1隻ずつ大破した艦娘の退避が可能」という特徴を持つこの装備は、イベント時にはE-3でこそ使われたが、その後は似た機能を持つ「遊撃部隊 艦隊司令部」に出番を奪われるなどイマイチ存在感を発揮できず、せいぜい一部艦娘の補強増設スロットに搭載して装備ボーナスを得る程度の活用法に留まっていた。

しかしイベント終了とともにこの装備の通常海域での使用が解禁され、特定の条件を満たす編成であれば道中で大破艦が出ても退避させての進撃が可能となった。

結果、道中が鬼門とされていた一部海域の難易度は大幅に緩和され、場所によっては「水雷戦隊編成に限り駆逐艦・軽巡級のレベリングや補給艦狩りが非常に容易になる」という思わぬ副次効果までももたらすなど、通常時の艦隊運用にまさしく革命的とも言って良い影響を及ぼしたのである。


このように、本イベントは、新旧問わず関係する装備やシステムの明暗がイベント終了後に至るまで複雑に分かれるものとなった。


友軍に頼りすぎて…「教訓」裏目に

前回イベント『護衛せよ!船団輸送作戦』において、最終局面があまりに悪い意味での運ゲーという側面を持ち、友軍艦隊の援護が攻略に大きく影響した事情もあってか、本イベントでは海域の情報が集まってもなお「強友軍の到着を待ってから攻略」というスタイルで挑むつもりで攻略を見合わせていた提督が散見された。


しかし、今回に関してはこの「教訓」が裏目に出る事になった。


6月12日夕方、本イベントにおける友軍艦隊の本隊到着の予告とともに、そこから1週間程度でのイベント終了が告知されたのである。

実際のイベント終了は同22日午前11時であり、本隊到着からイベント終了までは10日。ちなみに前回イベントでは2020年12月31日夕方~1月13日午前11時の13日であった。

予告よりは長かったにせよ、本イベントでは友軍本隊到着から前回よりも短い期間でイベント自体が終了する事になったのである。

結果、友軍本隊を心待ちにしていた提督たちは、一転して「RTA」とも言うべき苦境に立たされることに。ゲージ数やギミックなどの後段作戦の長期戦ぶりも相まって「攻略時間が足りない」という悲鳴が彼らから上がる事となった…。


上述の通り、本イベントは長期戦であるぶん難関としての要素が前回より少なかっただけに、きちんと敵味方の戦力を把握し早めに攻略を進めていればこの事態を避けられただろうことは言うまでもない。

友軍を過信せず自分の力で進める重要性が明確になった出来事であると同時に、「ダメ押し」という友軍の本来の役割と「切り札」という友軍への彼らの期待との根本的な不一致が招いた悲劇であったと言えよう。


奇跡の船、ついに実装

昭和の戦時中、戦後を通して数々の偉業を成し遂げ、令和の今なお実船が健在なことから「奇跡の船」などの二つ名で呼ばれる「宗谷」。


戦時中は大日本帝国海軍所属であったため、多くの提督から長らく登場が期待されていた一方、(元民間船であったこと、戦後は戦闘能力皆無であったことなど)艦船としては異端と言える立ち位置や、戦後の宗谷が所属する国家機関との兼ね合いから「艦これに出すのは難しいのではないか」といった憶測も飛び交っていたが、本イベントにてついに「特務艦」の扱いで実装された。運営の発表に合わせ、実船の保存先である船の科学館公式Twitter上で反応していた


また、実装当初から灯台補給船・南極観測船としての形態、つまり「軍事組織に身を置いていないときの姿」にコンバート改造することも可能になっている(しかし、当該国家機関への配慮のためかゲーム内では所属先が伏せられている)。史実の宗谷は砕氷船、巡視船、貨物船/輸送艦、水上機母船、練習船、測量艦、博物館船など様々な顔を持っているが、本ゲームでは「日本初のヘリコプター母船」という史実の通りヘリコプターが搭載可能である(南極観測船時)一方、砕氷や測量などの機能は実装されなかった。


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艦隊これくしょん 艦これ

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