概要
2014年6月6日のアップデート時に実装された新しい『潜水母艦』というカテゴリーに属する艦娘。アイコンは「潜母艦」と表示される
2014年6月6日に先行実装されたのは「大鯨(艦隊これくしょん)」のみで、2020年6月27日に第2の潜水母艦である「迅鯨(艦隊これくしょん)」が実装されるまで大鯨が唯一の潜水母艦であった為個別の分類タグを設ける必要はなかった。
2021年7月現在では珍しくない「戦闘に不向きな艦種」だが大鯨実装当時は他に工作艦の「明石(艦隊これくしょん)」や揚陸艦「あきつ丸(艦隊これくしょん)」位しかいなかった上艦種を「潜水空母」と誤認される事もあった。
大鯨はLv25で軽空母の「龍鳳(艦隊これくしょん)」に改造可能でこちらは通常戦力として運用が可能。
潜水母艦を必要とする遠征も同時に実装された物の実装当時はそれらを達成してしまえば基本的に不要な艦種扱いになってしまっていた為育成するのも趣味の艦種的な扱いを受ける時期もあった。一応「6-1」で潜水母艦を旗艦とし潜水艦を一定数入れると一部ルートが短縮されたりボスルートから逸れる心配が無くなる等もあったが空母・軽巡・雷巡・潜水艦3隻での方が道中・ボスともに安定する為、こちらも趣味の範疇に扱われていた。
艦これ2期に入り一部の海域で潜水母艦を入れると道中の戦艦マスを回避出来たり、途中までルート固定が可能となる海域なども出現した。
2020年2月7日のアップデートで旗艦にLv55以上の潜水母艦が必要となるマンスリー遠征の「西方潜水艦作戦」や2021年2月5日には旗艦にLv65以上の潜水母艦が必要となるマンスリー遠征「欧州方面友軍との接触」が実装される等「潜水母艦」へのテコ入れが入る様になり、「迅鯨」実装に先立ってコンプティーク紙上で「潜水母艦」と「潜水艦」群による「潜水艦隊群システム」の実装が予告される等「潜水母艦」及び「潜水艦」を強化する流れがきていた。
特殊攻撃【潜水艦隊攻撃】
2021年5月8日のアップデートで先行実装された「潜水母艦」と「潜水艦」を用いた特殊攻撃である。
発動させるには「ネルソンタッチ」等と同様に一定の条件を満たす必要がある
発動条件
1:第1艦隊旗艦「潜水母艦(大鯨or迅鯨or長鯨)」であること(龍鳳不可)
2:「通常艦隊編成」であること
3:「自艦隊の2番艦および3番艦が潜水艦(潜水艦、潜水空母)」であること(4番艦も潜水艦でも可。寧ろ2~4番艦迄潜水艦で埋めていると発動率が上がるとも言われる)
4:「旗艦の潜水母艦が中破以下」であること(潜水母艦は直接攻撃には参加していない為)
5:「随伴の潜水艦(2~4番)の損傷状態が小破以下の艦が2隻以上」であること
6:陣形は「梯形陣」または「単横陣」を選択していること
7:アイテム「潜水艦補給物資」を所持していること(2021年春イベント激突!ルンガ沖夜戦で先行して複数配布された)
・上記の条件を満たした上で旗艦の潜水母艦の行動順の際に発動する。(この為潜水母艦より射程が長い艦を6番艦等に組み込んでいた場合初手での発動が出来ない点に注意が必要となる)
・1回の戦闘で昼戦の他夜戦でも発動する。(この為1回の戦闘で昼戦後に敵が残っていた場合夜戦を選択するとその時も発動し合計2回特殊攻撃が発動する)
・発動時にアイテム「潜水艦補給物資」を1つ消費する。(激突!ルンガ沖夜戦で一定数配布された他アイテム屋で3個500円で購入できる)
・1回の出撃で各戦闘マス毎に特殊攻撃を選択した場合「潜水艦補給物資」がある限り何回も発動する。(当然その分の「潜水艦補給物資」と資源は消費する)
・基本は2・3番艦が潜水艦であればいいので4・5・6番艦は他の水上艦でも問題ない(ただし4番艦が潜水艦なら発動率の上昇や2・3・4番艦中で誰かが道中で中破していても残り2隻で補えるので基本は4番艦まで潜水艦で埋める方がよい)
・「梯形陣」または「単横陣」を選択する必要から特殊攻撃ではない開幕雷撃の威力が大きく削がれる事になる(この為潜水母艦が初手で動けなかった場合此方に被害が発生する可能性が大きくなってしまう)
【潜水艦隊攻撃】発動時は、専用演出および大鯨・迅鯨・長鯨の専用グラフィックが表示されるようになっている。旗艦の潜水母艦が中破状態でも発動する為中破差分も準備されている。
2021年8月4日のアップデートで大鯨・迅鯨とも水着modeに対応。当然中破状態の差分も対応。
大鯨と迅鯨と長鯨で中破時の服の破れ具合の差はそれぞれの史実に由来する(大鯨は龍鳳の改装された為「潜水母艦:大鯨」としての戦闘での損傷が無い、迅鯨は空襲で戦没、長鯨は損傷しながらも大戦を生き抜いた)
【未確定要素】
・参加艦の合計レベルが攻撃力に影響しているとの意見があるが未確定
・参加艦のレベルや運で発動率が変化している?(ネルソンタッチ等と同じ条件か?)
帰ってきた秋刀魚祭り
2021年10月29日のアップデートで開始された帰ってきた秋刀魚祭りでは潜水母艦の3人が新実装された限定任務のナビゲーターを担当。
担当は以下の通り
・秋刀魚漁は好き…ですか?(迅鯨)
・姉さんがいつも…すみませんっ!(長鯨)
・テ・イ・ト・ク…大漁旗も、お願いします!(大鯨)
任務の内容は以下の通りとなっている
●任務1:秋刀魚漁:秋刀魚漁は好き…ですか?
『艦隊を近海、北方海域、中部海域の秋刀魚漁漁場に展開、秋刀魚漁を支援、新鮮な「秋刀魚」を5尾入手する作戦任務が発動しています。提督、秋刀魚漁は…好き…ですか?』
◎達成条件:秋刀魚5尾所持で達成。
・選択報酬1:開発資材8個or家具『潜水艦隊の窓』※1or給糧艦「間宮」1個
・選択報酬2:三式水中探信儀2個or探照灯2個or特注家具職人1個
※1・・・『潜水艦隊の窓』は2021/1/18~2/5の期間限定で家具屋さんで販売されていた為既に所持済の場合は選択しても獲得は出来ない様になっている。
●任務2:姉さんがいつも…すみませんっ!
『提督、姉さんがいつも…すみませんっ!次は「秋刀魚」11尾確保みたいです!はい、探照灯はもちろん、漁場を休ませることも大事ですね。別の漁場へも足を伸ばしてみましょう!』
◎達成条件:秋刀魚11尾所持で達成。
・選択報酬1:大発動艇3艇or12cm30連装噴進砲4個or戦闘詳報1枚
・選択報酬2:新型砲熕兵装資材3個or新型航空兵装資材3個or改装設計図1枚
●任務3:テ・イ・ト・ク…大漁旗も、お願いします!
『テ・イ・ト・ク?…提督?秋刀魚漁支援、大丈夫そう?そうですか、良かった!漁場の安全と制海権を確保して、すみません…少し大変ですが「秋刀魚」33尾確保、お願い致します!』
◎達成条件:秋刀魚33尾所持で達成。
・選択報酬:改装設計図2枚or試製甲板カタパルト1個or家具『一九式大漁旗』※2
・確定報酬:家具『二一式大漁旗』(担当:宗谷及び曙改二・ゴトランド・ホノルル)
※2・・・『一九式大漁旗』は2019年の『鎮守府「秋刀魚&鰯」祭り』の任務『大漁旗、ここは…譲れません!』の達成報酬の為、既に所持済の場合は選択しても獲得は出来ない様になっている。
艦娘
現在迅鯨型・大鯨型・改氷川丸級の4隻が実装されている
記載は実装順ではなく史実での起工順(特設潜母は海軍編入順)で記載する
- 迅鯨型1番艦迅鯨
2020年6月26日に開始された2020年期間限定イベント『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』にて初実装。
実装では大鯨より遅かったが史実では迅鯨型が先に就役している。
艦娘として最初から提督への好感度がMAX状態の「提督Love勢」の1隻だが他の艦に比しても些か愛が重い言動が見られる。
- 迅鯨型2番艦長鯨
2021年8月20日深夜(21日未明)に開始された2021年期間限定イベント『増援輸送作戦!地中海の戦い』にて初実装。
史実での経緯はほぼ姉の迅鯨と共通。
潜水艦達に対してまさかの「赤ちゃん言葉」で接する「潜水お艦」でもある。
大鯨型
- 大鯨型1番艦大鯨
2014年6月6日のアップデート時に実装された初の「潜水母艦」。
長らく唯一の潜水母艦として「潜水お艦」の愛称で親しまれた。
改造で艦種が軽空母の「龍鳳」へ変わる為大鯨・龍鳳の両方を所持している提督も多数。
「て・い・と・く、提督!」で多くの提督を虜にした「提督Love勢」の一角でもある。
改氷川丸級
- 改氷川丸級3番艦平安丸
2024年3月1日に開始された2024年期間限定イベント『発動!竜巻作戦』にて初実装。民間船徴用による特設潜水母艦。
史実とその名を継ぐもの
迅鯨型潜水母艦は、大鯨が就役するまで潜水母艦の任を務め、大鯨と次の剣埼が潜水母艦として就役すると一旦前線から退く。その大鯨と剣埼が空母へと改装され、龍鳳と祥鳳に改名した為、迅鯨型が前線に復帰したものの、時既に迅鯨型では支援するには能力が追い付かない大型の伊号潜水艦が潜水艦の多くを占めており、第二次世界大戦中は練習艦等の任についていた。
迅鯨は1944年に沖縄本島で擱座。長鯨(と龍鳳)は浮上状態で終戦を迎え、龍鳳は復員任務に就くことなく解体されたが、長鯨は復員任務に就いたのち解体が行われている。追って迅鯨も浮揚解体された。
海上自衛隊では、何と潜水艦として大鯨・迅鯨・長鯨の艦名が復活。SS-513「たいげい」とSS-515「じんげい」、SS-517「ちょうげい」がこれにあたり、いずれも2代目である(SS-514「はくげい」とSS-516「らいげい」は旧日本海軍に同名艦なし)。初代とは異なり、「じんげい」より「たいげい」が2年先に進水している。
なお平安丸については戦後船主であった日本郵船によって同名の貨物船が建造されており、1951年の就役後ニューヨーク航路やスエズ経由ヨーロッパ航路再開時の第一船を担うなど活躍した。
その他
艦これでは祥鳳型軽空母として実装されている祥鳳と瑞鳳だが、史実では大鯨型の次級である剣埼型潜水母艦(当初は高速給油艦として設計されていた)として設計・建造されており、実際に祥鳳は「剣埼」の名で2年ほど潜水母艦として活動していた。ゲーム中では潜水母艦どころか潜水艦すら実装されていないサービス開始当初からいたためか、剣埼型としての姿は実装されていないが、pixivではこの潜水母艦あるいは高速給油艦としての姿をイメージしたイラストもいくつか投稿されている。