ナゼダ……ドウヤッテ…キタァ…………。ドウ…ヤッテ……?
概要
初出はPSVita用「艦これ改」のラストダンジョン「深海中枢海域」、3面において提督と艦娘の前に立ちはだかるラスボス。最高難易度の「史作戦」の隠しマップには登場しないものの(※)史作戦においても最強の敵として立ちはだかる。
陸型深海棲艦であり、現状、その中でも最強の部類に属する。
- ※難易度史の隠しマップは"崩壊した中枢泊地から展開した残存艦隊を撃破する"というシチュエーションなので居なくて当然ではあるが。
そして、本家艦これ2016春イベ開設!基地航空隊に参戦してきた。
初顔合わせはE6。この時点の難易度甲でHP900という前代未聞の数値を叩きだすに至る。
(ちなみに「ダイソン」の通り名で知られる戦艦棲姫でさえもHP400。装甲差はあれど実に倍以上。)
フタタビ…ココニ…タドリ…ツイタノカァ……?キサマラガ……!
これだけでは終わらず最深部E7では強化されて中枢棲姫-壊に。
そして難易度・甲のラストダンスは・・・まさかの「最終鬼畜編成全部姫」。
※公式4コマ127話に登場したのも、この「全部姫」編成。
丙作戦ラスダンですら…
(中枢棲姫-壊、空母棲姫、戦艦棲姫、駆逐古姫、駆逐ロ級×2)
「死ぬがよい」としか言いようのないその布陣に、歴戦のRTA勢すら音を上げた。
しかし、基地航空隊のバグ修正やギミック解明が進むにつれ、味方の空襲によって砲戦開始前に彼女の祖国からこの辺りでも供与されたかのような数千単位のダメージを浴びて沈黙することも珍しくはなくなった。むしろ、真珠湾攻撃の再来とでも言うべきか…
※5ページ目参照。
性能
基地型にしては珍しく、攻撃・防空用の艦載機を一切搭載しない砲戦仕様の深海棲艦。
〔16inch三連装砲/16inch三連装砲/偵察機/電探〕と、戦艦じみた装備で固めている。
【火力:200(251)/雷装:100/対空:180/装甲:240(242)】と、どの数値も歴代トップクラスの怪物じみたステータス。
「壊」なら【火力:230(281)/雷装:160/対空:180/装甲:270(272)】と、対空以外は輪を掛けて上昇する。
しかし一方で、これまでの基地型と違って制空権さえどうにかなれば、あとは規格外な耐久と装甲を抜くだけという、シンプルな性能に収まっているとも言える。
彼女単体の性能なら、やり方次第で対策が打てる可能性は残されているのだ。
また基地型だけに三式弾とWG42(Wutfgerat 42)が特効になる点も変わらないので、夜戦で仕留めることを念頭におけば勝機は見えてくる。
そして2016年春イベントでは、“ある事”をしておくと一気に勝機が見えてくるようになる。
対策
【「E-5・I、E-6・A,G,L」の4ヶ所で“勝利S”を「各1回以上」獲得】
これを実行するだけで、突破の難易度は劇的に楽になる。
このギミックが発動すると、中枢棲姫がテキストには表示されない「マサカ……」という驚きを表わす言葉をこぼしてくる。
ただこのセリフ、サウンド設定でBGMを消音にしてボイス音量を大きめにしないと聞こえないほど小声なので、確認したい場合はBGMなしでの進軍が推奨される。
このギミックにより敵艦隊“全体”の装甲が一気に脆弱になる。
状況次第では基地航空隊の爆撃だけで中枢棲姫をノックダウン出来るという、普通のボスではあり得ない報告まで多々寄せられている。航空隊三中隊の集中爆撃と支援艦隊で敵陣壊滅という、イジメのような状況さえ可能。まさに「開幕爆撃ゲー」状態。
また彼女には「爆撃による特効」が働くらしく、支援艦隊に艦爆を積み込んで殴り込みさせるとそれだけで凄まじいダメージが通ってしまう。(※)
これにより、それまで弱小装備扱いされていた「零式艦戦62型(爆戦)」(「対空値の高い爆撃機」扱いの戦闘爆撃機)の相対的な価値が一気に向上し、一躍その需要が高まることになった。
- ※.より正確に言うと、「E-6で爆撃機/E-7で攻撃機」と、別々に特攻が働く。
- 爆戦が有力視されるのは、「爆撃に参加しながら制空権を保持できる」特性によるもの。E-6では「爆戦ガン積みがセオリー」と言われたほどだった。
- E-7ではほとんどの敵が水上艦となり、基地航空隊との雷撃で随伴艦のほとんどを機能不全に追い込めるので、E-6とは逆に「流星改」以上の高性能艦攻を支援艦隊の空母にガン積みする戦法の方が強いとのこと。
その他
始まりと終わりが集う場所
彼女が君臨する深海中枢泊地・イベント海域を現実の世界地図に当てはめると、アメリカ合衆国ハワイ州と一致する。ハワイ・オアフ島には、太平洋戦争の火ぶたを切った真珠湾があり、真珠湾攻撃で撃沈した「アリゾナ」と、日本の降伏文書調印式の会場となった戦艦「ミズーリ」が、記念艦として配置されている。
ちなみに第一回限定イベント海域である「敵艦隊前線泊地殴り込み」のモデルも真珠湾攻撃とされており、提督と艦娘がハワイまで殴り込みをかけたのは、これで2度目ということになる……と思われていたのだが(後述)。
二期での再戦
2019年春イベント「発動!友軍救援「第二次ハワイ作戦」」のE-4で再登場、ハワイ奪還を目指す鎮守府サイドと雌雄を決する。随伴はかつて提督たちを苦しめた「全部姫」でこそないものの、ある意味それ以上に厄介な陸上型・水上型混成&ソフトスキン・ハードスキン混成という編成となっており、提督たちを難儀させた。
なお、本イベントが「第二次ハワイ作戦」と銘打たれていることから、メタ的なモチーフはともかく設定面において提督と艦娘がハワイにやってきたのは2016年春が初めてだった可能性がある。
ソウカ…ウマレタ リユウヲ…ナシトゲタノダナ……。そうなのね……気持ち…わかる…