フ……トンデキタリ…ウッテキタリ…。イソガシイモンダナ……。
概要
2016年春季イベント『開設!基地航空隊』の拡張海域(E-5)にて初登場した陸上型深海棲艦。
鬼及び姫に属する深海棲艦としては初となるカタカナの名を持つ個体である。
コウクウキチッテノハネ……コウイウモンダヨッ!
邀撃!ブイン防衛作戦では、史実のヘンダーソン飛行場に即する形で敵側の基地航空隊として久々の登場。
今回はガダルカナル島ではなく中部ソロモン海域での戦いとなる為、リコリス棲姫と直接交戦する事はなく、空襲や空襲マスでのみ登場する。
陸攻に特効がある為、稀に空襲マス制空権確保を達成する為に基地航空隊の陸攻に破壊されてしまう光景も見られた。
(空襲戦マスで敵が全滅していると航空機を飛ばすだけで制空権確保が確定する)
容姿
リコリスは日本語で彼岸花を意味しており、彼女の足元に敷き詰められている花も彼岸花ではないかと推測される。
頭髪は腰にまで達するほどの白髪のロングヘアーで、前髪ぱっつん。サイドは縦ロール。
頭頂部には彼岸花をイメージしたような黒いヘッドドレスから湾曲した2本の角が生えている。
白いドレスシャツの胸元には赤い花のコサージュが付いた黒いリボンタイを着け、下は黒いフリルでミニのフレアスカートのクラシカルロリィタ風の格好をしており、靴はグラディエーターブーツ(グラディエーターサンダルの一種)を履いている。
角を生やし大きな口と太い腕を備えた艤装の上に跨り、特徴的なデザインの飛行場滑走路を携えているが、これは現実のガダルカナル島・ヘンダーソン飛行場の滑走路及び待機壕を模した物である。
以上のようにお嬢様然とした姿が印象深いが、声のトーンは低くて凄味があり、台詞もお嬢様どころか男勝りな口調となっている。
ちなみに彼岸花(赤)の花言葉には「再会」「あきらめ」「悲しい思い出」「また会う日を楽しみに」…という言葉が並ぶが、「もう逢いたくねえよ!!」と叫びたい提督も多いことだろう。
性能
難易度「甲」の個体でHP680というE-5到達時点で過去最高数値(※1)を誇る。
だが、「E-5が任意攻略MAP(攻略せずともクリア可能)」なことと、直後のE-6に待ち受ける規格外のお蔭でやや影が薄いと言われる。
他にもHPの多さに反比例して、装甲値も“140”とこれまでの新規ボスと比べるとやや低めの値で、引き連れる艦隊も姫級や改flagship級の護衛がいない為、上手くいくと基地航空隊や支援艦隊で大部分を撃沈可能と、意外に防御面が脆い一面もある。
他の陸上基地型深海棲艦と同様、魚雷による攻撃は不可能であり、三式弾やWG42(Wurfgerät 42)による対地攻撃が有効。
※1.これ以前では中間棲姫及び集積地棲姫のHP600が最高タイの数値。
E-5が難関である理由
しかしながら、彼女はこちらの艦隊や航空基地に対して空襲を仕掛け、烈風やネームド機による迎撃を物ともせずに損害を与えていく為、初登場となる『開設!基地航空隊』E-5で彼女に煮え湯を飲まされた提督も少なくない。
また、最も到達率の高いルートには駆逐艦4隻(空母なし&「戦艦系+重巡+雷巡=1以下」)が必要で、更にリコリス棲姫には上陸艇を利用した地上攻撃には特効が働かない事も判明しており、必然的にWG42を多数積み込むか、三式弾が使える重巡・航巡による一撃必中に賭けざるを得なくなる。
戦艦1隻を加えても良いが、そうなると資源マスGを通る直行ルートからそれて脇道に入り、戦闘回数が増えてしまい、燃弾消費が8割(戦闘3回+対潜マス1(弾薬消費のみ)+空襲マス(燃料消費のみ))に達して戦力低下のペナルティが発生してしまう為、非常手段以外にはあまり推奨できない。
更に道中の空襲マスIでの強烈な空襲(リコリス棲姫+飛行場姫)に対し、何かしら対策を打っておかないと大破撤退率が跳ね上がり、道中の水上戦闘でも重巡リ級flagship・軽巡ホ級・ト級flagship・後期型駆逐艦が必ず出現して防御の脆い自軍艦隊を狙い撃ちし、小破以下で生き残ると雷撃戦でこちらを大破に追い込んでくる。対する提督側は、火力の出ない駆逐艦で凌ぐしかない為、支援艦隊を派遣し、初撃でどれだけ敵を損耗できるかがネックになってくる。
下手をすると最初のAマスに出現する潜水カ級flagshipからの開幕雷撃で、進軍できずに直帰させられてしまう事も…
一番辛いのは、これらの要素が全て提督の資材を直撃するという点。
敵航空戦力の爆撃で削られ、途中大破撤退で支援艦隊の補給に削られ、試行回数で高速修復材(バケツ)も一緒に削られ、基地航空隊の管理でボーキサイトもまた一緒に削られ……
空爆による損耗や、出撃による消費自体はまだ軽い方だが、支援艦隊に関してはガチ編成を要求されて消費が重くなり、支援艦隊到達マスに辿り着く前に途中で撤退しても支援艦隊の燃料・弾薬はしっかり消耗する上に当海域の大破撤退率の高さも加わるので、これに加えてバケツの消耗も多くなる。
日頃の備蓄や艦隊の練度に自身が無いのなら、ここはぐっとこらえて乙以下での攻略に徹してしまうのが安全である。
カタハライタイノサ…ソンナコウゲキハッ!
その他
かつて登場した飛行場姫もファンの間では「リコリス・ヘンダーソン」と呼ばれていた。
欧米ではリコリス菓子が存在するが、リコリスの項目にある通り花のリコリスとはスペルが違い関連性も無い。
オマエタチノ…カチカ…コウクウ…ゲキメツセン……カテルモノ…ナノネ……ソウか、だから…キット…私も