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センシティブな作品

空母ヲ級

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くうぼをきゅう

ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場する敵キャラクター「深海棲艦」の一種。

それは蒼空より襲い来る、美しくも冷酷な海の魔女 ——

概要

艦隊として登場する深海棲艦の内、正規空母に相当する能力を持つ。

初めて遭遇する事になるのは、序盤の海域である鎮守府海域の『南西諸島防衛線』への出撃から。

ゲーム中での台詞は無いが、ファミリーマートのイベントによると他の深海棲艦ボスと似た様な喋り方をする模様。

(ただし台詞はカタカナでは無く、他のボスとは異なり「ヲ・・・ヲヲ・・・・」という声を発する)

また、ヴァイスシュヴァルツのファミマ限定特典カードでは普通に喋っているので、知能は高いと思われる。

戦闘能力

ヲ級と初交戦する時点ではせいぜい駆逐艦クラスと軽巡洋艦クラスしか所持していないという提督が多い状況下で、上記海域のボス(鎮守府海域最後の出撃であるため実質的なエリアボス)として颯爽と登場。

こちらに空母が居ない場合、開戦と同時に高威力の航空攻撃で艦隊の大半を容赦なくぶっ潰してくるため、砲撃戦が始まる前から艦隊をボロボロにされてしまう・・・というケースが非常に多い。

第2海域以降でもしばしば主力艦として出現し、強力な空爆により提督たちの行く手を阻む。

重巡戦艦を手に入れていたとしても、やはり攻撃力は高めなので脅威となる。

一応、こちらの正規空母と同じく中破状態にまで追い込めば戦闘不能にする事は可能ではあるが、flagshipクラスは夜戦ではこちらの空母・軽空母は一切の攻撃が出来ないにもかかわらず、平然と艦載機による攻撃を行ってくる・・・のだが、何故か砲撃扱いになっているらしく、航空攻撃での超火力が発揮されていないため、現状ではさしたる脅威ではない。

装甲値はなんと80(無印戦艦タ級と同値。中間種のeliteは55)もあり、体力を削るのにも苦労する。中小艦の攻撃は殆ど通らないため、戦艦や空母で一気に耐久を削る必要がある。

以前は中破状態でも昼間攻撃を行っていた(現在の装甲空母大鳳と同じ仕様)ため、脅威は今まで以上であった。

弱点としては、敵空母は通常艦からflagshipに至るまで射程が超短(味方の射程:短より短い)に設定されているため、昼の砲撃順が最遅である事。(ただし、敵空母が複数いるなどの場合、比較的早い段階で行動する事はある)

砲撃順が回るまでに中・大破させてしまえば、木偶の坊と化す。

また、流石に耐久面でも戦艦クラスの艦種よりは劣る。elite以下は。

……お分かり頂けると思うが、flagshipは戦艦並みの重装甲による継戦能力により、戦艦に次いで通常海域において厄介な敵となる。

種類

現在深海棲艦唯一のイロハ級における正規空母であり、多数のバージョン違いが存在する。

ヲ級

通常形態。目は水色。

ヲ級elite

通常形態と比べて、赤色のオーラを纏っている。目も赤色。

ヲ級flagship

eliteとは違い、黄色のオーラを纏っている。目も黄色。

ヲ級改flagship

2014/3/14のアップデートで実装された南方海域のExtra海域5-5では、まさかの「空母ヲ級改flagship」が登場。同海域のボス艦隊旗艦を務めているほか、道中でもパターンによっては出現する。また、2014年春のイベント以降も通常海域の2-5でも見かけるようになった。

外見はflagship版とほぼ同様だが、片目に水色のオーラを灯している。

通常のヲ級flagshipと比べて、一部艦載機の性能が上がり(青い光を放つ艦載機)、その性能がどれも味方艦載機の最強クラスに匹敵するようだ。また、航空戦で、魚雷がヲ級改1隻のみの時でも2本飛んでくることがあるため、艦攻を2つ積んでいると推測されている。(普通のヲ級は1つ)

素の火力も通常ヲ級flagshipの25から40に上がり、艦上攻撃機を複数積んでいることに起因する火力とクリティカル率の上昇によって昼戦で通常のヲ級flagship以上に味方艦隊の事故要因となった。

厄介な事に、制空値が102(ヲ級flagshipは28、約3.4倍)もあるため、加賀赤城が上位艦戦機「烈風」を最大艦載機数スロットを含め2つずつ装備したとしても制空権確保には至らない・・・本当に何なんだ。

防御面においても、耐久160(装甲空母鬼(150)より10多い)、装甲120(南方棲戦姫と同じ、後に登場した戦艦ル級改(装甲110)より高い)と、もはや姫クラスの強さと通常のヲ級flagshipより格段と堅くなっており、空母お馴染みの「中破させれば昼戦では置物同然」というコンセプトこそ通用するものの、その堅さによって並の攻撃では中破させることすら非常に困難。撃沈には戦艦による弾着観測射撃が欠かせない。

そして当たり前と言うべきか、夜戦では火力こそ非常に弱くなるものの、やはり通常のヲ級flagshipと同じく中破以上でも艦載機を飛ばして攻撃してくる。

同じマップで出現する最凶戦艦・戦艦レ級とのタッグは、歴戦を重ねてきた熟練提督を次々へと絶望の淵に叩き落としていった。

5-5をクリアするための「戦力ゲージ削り」の条件は、ボス艦隊旗艦であるヲ級改flagshipを撃沈する事であり、鬼畜な道中戦をくぐり抜け、ようやくボスまで辿り着いたものの、結局ヲ級改flagshipの耐久と輪形陣の旗艦をかばう確率の高さ、そしてお供に出てくるレ級eliteの固さが原因でゲージ削りに失敗しやすい。

航空優勢下での弾着観測射撃の実装でゲージ削りの難易度は相対的に低下したものの、ゲージ破壊1歩手前の最終形態では随伴艦の編成が変わり、レ級eliteがいなくなる代わりにヲ級改1隻と南方棲戦姫(HP350)がお供に加わる。こうなると旗艦の撃沈は夜戦含めてギリギリといった状況となる。

ヲ級flagship(新型艦載機搭載型)

2014年夏季イベント『AL作戦/MI作戦』では、白い球形の新型艦載機を飛ばすヲ級flagshipが登場した。搭載する艦載機の性能が高いため、制空値が84とヲ級改ほどではないが高い。また、魚雷の本数からヲ級改同様艦攻を2つ積んでいることが推測され、攻撃力も普通のヲ級flagshipよりも高い。

耐久、装甲といったステータスは普通のヲ級flagshipと変わらないらしく、ヲ級改に比べて撃沈は遥かに楽だが、複数出現するため制空権争いと事故に気をつける必要があった。

ヲ級改flagship(赤い新型機搭載型)

2015年夏季イベント『反撃!第二次SN作戦』では艦載機熟練度システムの実装に呼応するように赤いオーラを纏った白い艦載機を搭載したヲ級flagship及びヲ級flagshipが出現。

これらは作戦難易度によって艦載機の強化度合い(赤い新型機の数)が異なっている。

性能は1年前の白い艦載機に比べ更に上がっており、ヲ級改に至っては素で強い上に新型機を搭載しているため鬼に金棒状態である。

新型機搭載のヲ級改flagshipはE-6、E-7道中に出現、その高い攻撃力と命中精度で大破撤退を量産した。E-7上ルートのボス前に至っては難易度問わず確定で2隻登場、安定しない羅針盤も相まって初心者提督から熟練提督までを翻弄した。

同年秋季イベント『突入!海上輸送作戦』では、EO海域E-4の道中に丙作戦でも登場する事がある

ヲ級改Ⅱflagship

2022年夏イベント『大規模反攻上陸!トーチ作戦』にて初登場したタイプ。グラフィックはヲ級改と同様。

ステータスの異なる2種類が存在しており、弱い方でも耐久380・装甲123(装備込み)、強い方だと耐久500・装甲163(装備込み)という、姫級と比較しても遜色ないレベルにパワーアップしている。

また、スロット数が5つに増え、性能の高い夜間機に変えて夜間要員も装備した結果、夜戦では夜襲カットインも可能になっており、カットインが出なくても従来とは比べ物にならない夜戦火力を誇る。当然、昼戦火力については言わずもがな。

余談

本作では敵キャラが図鑑に登録される事はないため、彼女と繰り返し出会うためには戦場をある程度進んで砲火を交えるより他ない。

なお、名前の「ヲ級」とは艦艇のクラスを示し、イロハ順で深海棲艦中12番目にあたる。

(※なお、一時期バグによって『全敵空母(演習における相手艦娘含む)が損傷状態の影響を受けない』という状況になっていた事がある)

また、ボーキサイトの女王赤城を初めとした空母娘がボーキサイトを食い尽くす原因は何気に彼女や軽母ヌ級などの空母と交戦した時に艦戦を積まずに制空権を取られ、艦載機を消耗してしまう事が大半である。敵に艦載機が居た上で制空権を取られた場合、数百単位でボーキサイトが吹っ飛ぶ。

ヲ級が出現するエリアにおいては空母の装備をしっかり考えて進撃しよう。

外見

軽母ヌ級に似た大きな帽子のようなものを頭に乗せ、黒いマントを羽織り、ステッキのようなものを手に持っている。コミカライズ作品やアニメでは帽子(?)の口腔内に艦載機を蓄えており、攻撃時にはそこから発艦させる描写がある。コミック『水雷戦隊クロニクル』では、戦闘によって損耗した艦載機を口から吐き出して新たに生み出すシーンも見られる。

この頭の帽子部分については、取り外し可能という説が(非公式ではあるが)それなりに広く支持されているようで、これまで発売された各種フィギュアやねんどろいどなどでもこの説を踏襲して作られているものが多い。そして、取り外したその下の髪型が何であるかを考えたり、あるいは帽子が生きているとか、挙句に帽子の方が本体だと考える人もいる。アンソロジーコミック『-艦これ-コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編』1巻のZトンによる作品「深海ニ花束ヲ」では取り外された帽子の部分が自ら動いて襲いかかってきた。

センシティブな作品

それまでの序盤に遭遇した深海棲艦達とは一線を画する、その禍々しくも可愛いとすら言える魔法少女のような外見に魅了される提督は数多い。

それ故、pixivでは深海棲艦の中でもズバ抜けた投稿数を誇り、ボイス付きのボスキャラが複数登場する現在でもその人気は衰えていない。それどころか、彼女よりも投稿数の少ない艦娘の方が数としては多いほどである。彼女を凌ぐ投稿数を維持しているのは、島風天龍金剛等々、名立たる顔ぶればかり。ニコニコ動画のタグで敵艦隊のアイドルと紹介されるのも納得である。

あまりの人気っぷりに、「艦娘として仲間にならないのか」と切望する提督もちらほら。

センシティブな作品

今日は暴れるのやーめたっ

また、グッズ展開では並み居る艦娘を差し置いて商品化される例が少なくない。ファミマ鎮守府とのコラボアイテムであるスタンドポップでは、ファミマ店員の制服を着た空母ヲ級が艦娘達に混じって営業活動していた。

(同スタンドポップに抜擢された艦娘は夕立、赤城、そして間宮さん)

更には月刊『コンプティーク』2014年3月号の表紙も飾っており、『艦これ』屈指のアイドルである事は揺るがないだろう。

各メディアでのヲ級

水雷戦隊クロニクル

第六話にて天龍率いる水雷戦隊と交戦(ヲ級elite)。

艦載機を全滅させられたことで口調も「ヲ」から「ギギィ…」と獣性を感じさせるものになり、首根っこを掴んだ天龍の腕を力づくで払いのける程の力を見せた。

続く第七話では背後からステッキで殴打しようと不意打ちをかけたり、天龍の肩に噛みつくなどするも、最終的に天龍の刀によって胸部を貫かれ、水底へと沈んでいった。

アニメ

OPから登場。台詞はないが、深海棲艦側の筆頭格として幾度も登場を果たしている。

ゲーム同様、同型の仲間が複数存在しており、劇中でも何体かが撃破される描写が見られる。

第七話でも複数体登場。内一体は祥鳳を大破・炎上させるも翔鶴瑞鶴の艦載機により発艦口を爆撃されて大破。のちに分派した吹雪達によってトドメを刺された。

隻眼ヲ級

深海棲艦側の登場人物として、眼の黄色いflagship級も登場。

flagshipだけあって深海棲艦のリーダー格として指揮を執っており、鎮守府側の暗号通信を傍受して出し抜くなど戦略眼に長けた強敵として描かれている。

第七話では、吹雪達と別行動を取った五航戦姉妹を狙い撃ちし、艦載機を出す隙も与えない猛攻撃で追い詰めたが、スコールに逃げ込まれたことで目論見を阻まれ、救援に駆け付けた吹雪達により随伴艦を全滅させられてしまう。

ヲ級自身も吹雪の砲撃を受けて左目を潰され、単身で撤退している。

夕立改二が登場した第九話では、この隻眼ヲ級も、眼の青いヲ級改Flagshipとなって再登場。修理が間に合わなかったのか、抉れた片目はそのままになっている。

第九話では仲間の深海棲艦を引き連れて、各地へ戦力を割いた為に手薄となっていた鎮守府を急襲し、見事全壊させるという戦果を上げた(この際、襲撃に巻き込まれた提督が行方不明となっており、以降最終話まで登場しない)。

最終話でも三度登場。因縁の相手となる吹雪との直接対決を繰り広げるも敢え無く敗れた。

ライバルポジだけあって壮絶な決着を期待されていたのだが、最終話ではろくなバトルシーンもなく、画面外で撃沈されてしまった。(なお再放送版では若干の修正があり、画面外で撃沈された感はだいぶ軽減されている)

この隻眼ヲ級について、第七話や終盤での活躍などから、実在の米軍正規空母ヨークタウンおよびホーネットがモデルではないかとファンの間で推察されている。

二次設定など

センシティブな作品センシティブな作品

人気に加えての大きさが見栄えする格好のためか、を差し置いて専用おっぱいタグが作られ、比較的胸が大きく描かれることがある。

口調

前述の水雷戦隊クロニクルのように、一部では「ヲ」としか喋れないという二次創作設定も存在する。

概要の項でも解説した通り、実際には「ヲ」以外の言葉も喋れるようだが、ファミマイベント前からあった創作設定であるため、この設定が公式に拾われたという可能性もある。

「ヲッ」

正体

深海棲艦は元々艦娘であった」という説から、海面に映った姿が元の艦娘として描かれる、艦娘だった頃の記憶を残しているなどシリアスなものがある。

そして擬人化前の姿を想像した擬艦化(?)も・・・。

艦娘の「ヲ級」化

「正規空母」に相応する深海棲艦である故に、轟沈した正規空母キャラがヲ級と化すイラストもある。

あくまで非公式ネタだが、アンソロジーコミック「-艦これ-コミックアラカルト 舞鶴鎮守府編」1巻のZトンによる作品「深海ニ花束ヲ」においては天龍に保護された空母ヲ級が瑞鳳に丸投げされる展開がある。

このヲ級が轟沈した加賀なのではないかと瑞鳳は考える事となり、その加賀ヲ級も瑞鳳の名を呼びながらボーキサイトを要求した。

その後、加賀ヲ級は再びこちらの艦隊と交戦し撃沈されるものの、レベル1のロリ加賀として蘇って瑞鳳と再会を果たした。

釣り

二次創作では、なぜか釣りに興じているシーンがちらほら。ヲ級(空母)と釣りを結びつける要素や設定はないはずなのだが……、本当になぜ?

艦載機の「トンボ釣り」(=着艦失敗した艦載機の回収)のつもりなのだろうか。

関連タグ

艦隊これくしょん 深海棲艦 空母

ヲ級(略称)

ヲっぱい

ジャック・ヲ・ランタン(頭に乗っているものをかぼちゃお化けに差し替えたもの)

ヲ級幼体(幼児化)

敵艦隊のアイドル

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