ココマデ……クルトワ…ネ……
……イイ…デショウ……
概要
ゲーム『艦隊これくしょん』における2014年4月のイベント『索敵機、発艦始め!』の真の最終海域となる【第2段階作戦】「北太平洋海域」(通称E-5)のボス。
2016年3月時点でも陸上型及び棲鬼でイベントラスボスを担当したのは彼女のみ。
CVは公式には発表されておらず不明だが、声質から見て天津風役の小倉唯氏だという説が濃厚である。
同イベントE-3ボス『港湾棲姫』・秋イベントのE-4ボス『飛行場姫』同様の戦闘艦ではない深海棲艦(基地タイプ)である。
なお勘違いしやすいが「姫」ではなく「鬼」タイプである。
なお、離島棲鬼登場までの鬼タイプの深海棲艦には、全て上位互換の姫タイプが存在していた。
つまり…
モチーフ元は「離島の基地」と考えられる。港湾棲姫同様名前に方角などの固有要素が無い為か、別の所に再登場するなど複数の個体がいることが示唆される。
容姿
やはり他の鬼型・姫型の深海棲艦同様、人型の女性姿。ただしその外見は今までの鬼・姫タイプの物よりも若干幼く、服装も豪奢なものになっている。そして護衛艦である戦艦棲姫同様に、本体と艤装がそれぞれ独立しているのも特徴である。
他の陸上型と比べ全体的に黒を基調とした服装をしている。服装は頭には大きなボンネットとリブ生地のノースリーブに膝丈位のフリルフレアスカート。ボンネットは布が二重になっており、よく見るとボンネットのカチューシャ部分の横から角が生えているのが解る。さらには背中にも角がある。ボディストッキングのようなものを着ていて、露出は顔と手だけである。髪型はストレートが多い深海棲艦の中では珍しい強くウェーブした腰より長い黒髪。
体の左側に滑走路、右側の軽巡ト級のような艤装には長い髪などで隠れて解りづらいが弾痕があり、ボコボコになっている。特に顔の左側が酷い。両脇には浮遊砲台を従えている。
なお、フリルの豊富なボンネットやコスチュームがある種のキノコっぽいとの声もちらほら。
性能
これまでの飛行場タイプのボス同様、雷撃が一切命中しない。その為雷撃戦で仕留めることは不可能。また三式弾でダメージが増加するのも同様である。
ただし、その能力値はイベント最終ボスだけあり、驚異的な数値を誇る。どれ程かというと…
まず火力は150。装甲150。対空値は100。そして耐久450。
(ちなみに装備は全て艦載機の模様だが、砲撃戦では砲撃を行ってくる。が、素の火力のせいで十分脅威)
そして飛行場姫にこそ劣るが360という圧倒的な艦載機搭載数を誇る。半端な艦戦数・対空対策では逆に制空権を喪失する羽目になるだろう。
この能力値だけでも十分過ぎるほど驚異的なのだが、更にそれだけに止まらず、司令部レベルが高い場合、ボスの護衛艦(むしろ保護者?)としてなんと秋E-5ボスの戦艦棲姫が登場してくる。 その圧倒的な装甲と耐久で旗艦への攻撃を庇い、離島棲鬼にまともにダメージが通らない…なんていうのは何ら珍しい事ではない。娘(離島棲鬼)よりお艦(戦艦棲姫)の方が強かったという意見も多数。
ただし、秋イベント「アイアンボトムサウンド」とは違い、一度減少させた戦力ゲージは回復しないのが救いである。また、今回はアップデートにて水上偵察機や水上爆撃機を装備した艦は昼戦でも連撃やカットイン攻撃が可能になり、突破手段が一気に増えた。
だが、僚艦の戦艦ル級flagshipは偵察機を搭載しているため、制空権を喪失した場合、逆に敵からの昼戦連撃を喰らう羽目になる。そのため、制空権争いを軽視すると悲惨なことに…
これまでのイベント同様、事前の準備と艦隊の練度、そして根気と運。全てを兼ね備え、総力戦で挑まなければ撃破することは不可能であろう。
あとは艦娘達を信じ、祈るのみである。
見事撃破することができれば、軽巡洋艦「酒匂」を入手できる。
その後の離島棲鬼
不遇(引きこもり)の日々
こうしてデビューを飾った離島棲鬼だが、同じく2014年春イベントで初登場した港湾棲姫が提督達の心を鷲掴みにしたり、“お艦”の固すぎるガードが強烈なトラウマを残す一方で、今一つ人気が盛り上がらない感があった。Pixiv上のイラストも伸び悩み……
実際に、同時登場の港湾棲姫や、ロリ枠としてキャラが被っていながら人気キャラとして通常海域への登場を果たした北方棲姫、さらには随伴として登場して以来イベント常連となっている戦艦棲姫、果ては後続でありながら戦艦棲姫と同様イベント常連となっている空母棲姫など、他の姫クラスが再登場の機会に恵まれているのに対し、離島棲鬼は期待されていた姫クラスの登場もないまま一年が経過。他のメンバーと比べて明らかに扱いが不遇であった。
アニメにおいても、第三話にて『W島攻略作戦』ことウェーク島の戦いが描かれたが、そこにも離島棲鬼の姿はなかった。
描写されなかっただけで裏で指揮を執っていた可能性もあるが、もっとも出たら出たで悲惨な目に遭うので、これは出なくてもよかったのかもしれないが…。
遂にはその奇抜な風貌と「離島」というネーミングから、一部(多数?)のファンの間でぼっち(ひきこもり)疑惑を持たれる始末。
実際は戦艦ル級や戦艦棲姫がいるので、決してぼっちという訳ではなく、他に長期間再登場の機会がないボスクラスもいるのだが、離島棲鬼はとりわけ先の要素、および前述の1年以上も出番なしの窓際的境遇から、妙な親和性が生まれてしまった。
このまま(ファンにはともかく)運営に忘れられ、あるいは無かったことにされ、消え去っていくのか離島棲鬼
……と、思っていたら……
2015年夏イベント
2015年夏季限定イベント海域「反撃!第二次SN作戦」にてE-7のY地点の道中BOSSとして突然の再登場を果たした。
しかも陣形は火力特化の「単縦陣」であり、軽巡ツ級や後期型駆逐艦をお供に付けての登場である。また艦載機も赤い新型機に換装している。
あくまで道中かつ、編成次第で避けることは可能。随伴艦も前回に比べればマシといえばマシなレベルだが、それでもカチあったが最後、自慢の火力と数の暴力で自軍艦隊の損耗は免れない。
また、同じ春イベントでの登場だった港湾棲姫も道中X地点に登場。両方ともラスボスを倒すための重要な鍵になっていた。
そして……
通常海域(6-4)デビュー
提督達の間で久しぶりの追加となる通常海域6-4が話題となっていたが、2016年3月10日の運営のツイートより、その6-4のボスとなることが判明した。しかも上位種といえる離島棲姫実装というおまけ付き。
やったね、離島ちゃん、再デビュー(脱引きこもり)だよ!
(同一個体か否かは、解釈が分かれるかも知れないが)
史実における『離島棲鬼』
離島棲鬼が初登場した『ピーコック島攻略作戦』は、ウェーク島の戦いをモデルにしていると思われる。日本軍は真珠湾と平行して攻略をしようとし、米軍守備隊はたった4機の改造戦闘機で抵抗し、如月を墜とす。その後日本軍は、真珠湾から帰投中の蒼龍、飛龍を以て攻略する。
離島棲鬼がまだ子供のみならず、艤装も小さいのは少ない戦闘力の現れか。激しい戦いの痕を示すように艤装には痛々しい弾痕がある。艤装のモチーフは真横に滑走路もあるピーコック岬砲台である。
なお、上記の事もあるのか、E-5ではよく如月をドロップしていた。
また2015年夏イベではフィジー諸島の位置に登場(Yマス)。最終作戦のモデルである『FS作戦』は、フィジー諸島とサモア諸島の攻略作戦であるが、MI作戦の失敗により実施されなかった幻の作戦である。
シズカナ・・・シズカナ・ ・・ジダイデ・・・キット・・・
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