概要
2014年11月14日に開催債れた期間限定イベント『発動!渾作戦』開始と同時に実装されたシステム。
高角砲や対空電探など特定の対空装備を組み合わせる(基本は「高角砲+高射装置(+対空電探)」)事で可能になり、発動すると航空戦フェイズにおいて対空砲火による敵攻撃機・爆撃機の撃墜数を増加させる。
発動時は「対空射撃!!」というメッセージと共に組み合わせた装備の名前がカットインで表示される。
また、装備の組み合わせによって撃墜数の増加率も異なる。
航空戦での被害を減らしたい時、特に空母娘が使えず制空権の確保ができない海域で重宝する。
発動には一定の確率が絡み、条件を満たせば常に発動する訳ではないので、肝心な時に発動してくれない事もあるのはご愛敬。ましてや発動しても中破や大破を必ず防ぐ保証もない。
しかし制空権確保と合わせれば、場合によっては攻撃機・爆撃機を全て撃ち落とし空母を棒立ち状態にしてしまう事も可能である。
ただし、撃ち落とすのは直接攻撃に係わる攻撃機・爆撃機のみで、制空に携わる戦闘機は無視され、制空権争いを補助する訳ではない。よって空母が編入できない海域やルートで敵艦隊に空母がいると、空母は無力化できても敵の弾着観測射撃は避けて通れないので注意。例外として敵の制空値が0の場合は対空カットインだけで制空権を確保できる事がある。
水上艦であれば誰でも発動可能(潜水艦娘は伊504のみ機銃装備の専用対空カットインを持つ)だが、空母娘は艦載機を搭載しなければ本末転倒だし、戦艦娘(「大口径主砲+三式弾+高射装置(+対空電探)」という専用の組み合わせが存在)、重巡洋艦娘、軽巡洋艦娘も弾着観測射撃との両立が難しいので、基本的には「10cm連装高角砲」という主砲扱いの汎用高角砲が存在する駆逐艦娘で使われる事が多い。
また、一部の艦娘には専用の組み合わせが用意されており、装備の自由度が高めになっている(詳細は後述のリンクを参照されたい)。
改修工廠で入手できる「10cm連装高角砲+高射装置」(秋月型駆逐艦の初期装備でもあり、同型はこの装備を含む対空砲だけでも固有CIを発動可能)「12.7cm連装高角砲+高射装置」、特定の艦娘が持参してくる「90mm単装高角砲」、「5inch連装砲 Mk.28 mod.2」は、対空電探と組み合わせるだけでカットインが発動可能な装備である。
また、「25mm三連装機銃 集中配備」、「Bofors 40mm四連装機関砲」、「QF 2ポンド8連装ポンポン砲」は特殊機銃に分類され、専用の組み合わせが存在する。2016年12月22日のアップデートで機銃が補強増設に装備可能となった事で、より装備の自由度が高まった。
注意すべき点として、対空カットインは演習でも有効な事が挙げられる。
対空カットインを使用する敵艦は奥地に進撃していくゲーム性の関係上限られているが、此方と同じシステムで艦隊を構築している演習では決してそうはいかない。
例え悪意のある嫌がらせ目的でなくとも相手の艦娘が対空カットイン装備になっている事は多いので、何も考えずに空母を使った結果、膨大なボーキサイトを消費してしまう事がないように細心の注意を払う必要がある。
下手な手を打つとレベル1のコモン駆逐艦単艦にすら攻撃隊の半分ほどが抉れ飛ぶ事となる。単艦でこんなに航空機落としてくるnoobがいるか。
長々と書いてきたが、とりあえず
これだけを覚えておけばよいだろう。
対空カットイン装備の候補として挙げられる艦娘
- 駆逐艦娘全般
- 明石:元々攻撃力など他の役割として期待できず、防御力も貧弱であるため対空CI装備は航空戦での被害を避ける意味でも有用。
- 大鯨:同上。ただし水戦を積んで制空を担当させるという使い方があるため、対空CI装備の優先度は明石ほど高くない。
専用の組み合わせが存在する艦娘
対空カットインを使用してくる敵艦
ここでいう敵艦とは深海棲艦であり、装備が固定ではない演習の艦娘は含めない。
勘違いされがちだが軽巡ツ級は使用しない。悪名高い撃墜魔としての活躍は、高角砲装備とやたら高い素対空値によって凶悪化した通常の対空砲火によるものである。
なお、敵・演習相手側の対空カットインは表示されない。
艦これアーケード
三種に大別される。
高射装置(+対空電探)
機銃×2(+対空電探)
大口径主砲&三式弾(+対空電探)
カットイン発動後舵を回し照準を合わせて迎撃する。(対空電探の装備により時間を延長可)
上記の理由から重巡艦娘は機銃カットインしか行えない。
アーケードの仕様では対空砲火による艦載機の撃墜を再現できないためかツ級が対空カットインのやり方を会得している。
余談だが高射装置そのものは対空カットイン実装後に報酬として支給された。
また実装最初期には、対空カットインが発生すると弾薬が尽きて艦隊に被害が出るまで無限ループに陥る という致命的なバグが発生していた。これについては数日中に即時修正されている。