曖昧さ回避
- 弾着観測(撃った砲弾がどこへ落ちたか観測する事)を行いながら砲撃する事。 ⇒砲兵
- ブラウザゲーム『艦隊これくしょん』に登場するゲームシステム。 ここで解説する。
概要
2014年4月23日に開催された期間限定イベント『索敵機、発艦始め!』開始と同時に実装。
航空戦で制空権が航空優勢以上になった時、強力な砲撃(カットインあるいは連撃)を行う。
つまり昼戦でも夜戦時と同様の砲撃が可能になる。
最低限必要な装備は主砲×2(あるいは主砲+副砲)+水上機であり、水上機を搭載できない艦娘や装備スロットが2つ以下の艦娘は使用できない。
これにより戦艦系の戦闘力が大幅に向上し、更に航空巡洋艦・重巡洋艦娘の使い勝手の悪さが是正される事になった。
また、それまでは“戦艦同士の殴り合い”になると決着を夜戦にまで持ち越す事が少なくなかったが、本システムの登場で昼間戦闘での短期決戦が可能になり、相対的に弾薬の消費を抑える効果も生まれた。
制空権を奪えば砲撃戦が有利になる反面、逆に制空権を奪われるとこちら側の艦隊が同様の攻撃に晒される為、このシステムの実装後は航空母艦による制空権確保が重要さを増した。
何より、これまで「産廃」「無意味」と揶揄され続けた水上偵察機に重要な機能が備わり、水上機の立場が大きく見直される結果となった。
(同時に三式弾同様、無用の長物として水上偵察機を大量廃棄した提督諸兄は血眼になってかき集めたとかなんとか・・・)
なお、二式水戦等の水上戦闘機では発動できないので注意。そもそもそういう事する飛行機じゃないし(※)。
実装直後は瑞雲等の水上爆撃機では発動しなかったが、2014年4月25日にオンメンテが施行された事で弾着観測射撃が可能となった。
※現実に「弾着観測」を行う場合、観測手は着弾位置や効果の測定とその伝達にかかりきりになる。それはつまり操縦士との役割分担が必要であることを意味しており、このため観測機として使われる機体は基本的に複座以上となる。
一方で戦闘機は空戦の都合上必要以上に重量が増すのは望ましくなく、単座であることが多い。水戦もこの例に漏れないため、そもそも弾着観測には使えないのである。
なお、現実には艦攻や艦爆といった空母艦載機でも僚艦の弾着観測はできるのだが、処理が煩雑になるためか艦これでは仕様として採用されていない。
艦これアーケードでは
REVISION6にて本実装。こちらの弾着観測射撃はブラウザ版とは異なり、
- 1.索敵フェイズで交戦前に航空攻撃を実施
- 2.航空戦における判定が航空優勢以上で交戦フェイズに移行
- 3.編成全体の索敵値が一定以上で、交戦フェイズ直後に偵察機による「触接」を実施
という条件を踏んで初めて弾着観測射撃が可能となる。
更に弾着観測射撃は専用の砲撃サイト(通常の緑サイトの外周に黄色い枠が出現)が出なければ発動させることは不可能。発動確定も「命中率上昇範囲の更に内側」に合わせなければならないなど、条件がかなりシビアである。その代わり主砲の装備は必須ではなく副砲×2でも発動できる。
現在ではフィット砲補正により主砲×3に副砲1(戦艦は徹甲弾)が主流となっておりなおかつキャップ後補正も大きいため逆に使用しない構成が主流となっている。