図鑑データ
「吹雪型駆逐艦、八番艦、白雲と申します。
提督様……不束者ではありますが、
宜しくお願い申し上げ奉ります。」
提督様、概要はここに。
2023年8月8~9日実施のメンテナンスにより実装。9日未明(8日深夜)開始の期間限定海域「船団護衛!輸送航路防衛戦」にて、前段第四海域突破報酬として初登場した。
吹雪型としては3年前の梅雨・夏イベントにて実装された薄雲以来3年ぶりの新艦娘となる。
実装前からカレー機関にて配布されたシールにおいて「White Cloud Princess」の文字とともにシルエットが公開されており、また限定海域開始の半月前に発行された『みたいな!』vol.4において「しばふ氏による新特型駆逐艦が実装」「前段最終海域の最終戦闘地点は(史実で白雲が沈没した)北海道厚岸沖」との情報が明かされており、白雲実装が示唆されていた。
ただ、限定海域開始後しばらくは白雲に関する公式なアナウンスはなく(E-4海域自体、海域名と作戦名以外の情報はアナウンスされなかった)、先行勢による攻略動画やスクリーンショットなどにおいて邂逅報告が上がっている事で確認できるのみとなっていた。
その後、2023年8月12日に「白い雲の名を持つ吹雪型駆逐艦」として公式アナウンスがされ(その際にCVが上坂すみれ氏である事も公表された)、同日に上坂氏も自身が「白雲」の声を担当した事をアナウンスした。
ここ最近実装された駆逐艦娘とは一線を画し、2024年早春イベE-1で早速ドロップした。
容姿、参りましょう。
灰色の瞳の持ち主で、艦名を体現するかのような白髪をロングヘアーの姫カットにしている。一言で言えば初雪と叢雲を足して2で割りモノクロームにしたかのような外見と言えようか。
服装は磯波までの特型(叢雲除く)で共通の白ベースで白ラインが1条入った紺襟のセーラー服・紺のスカーフタイ、紺のプリーツスカートという格好。
ついでに何がとは言わないが中破時に見られるあるモノも同じく白である。
2023年9月30日~10月1日に催行された【Operation MAIZURU Expedition 2023】において舞鶴出身の艦娘たち(吹雪・初雪・敷波・漣・霰)に混じり、同じ米潜に斃された磯波(「東舞鶴」Tシャツ着用)共々舞鶴に登場した(浴衣姿)。
ちなみにこの浴衣姿は実装イベ終了と共に彼女初となる期間限定グラとして早速投入されている。
性格、案ずることはありません。
その印象を既存の吹雪型姉妹で例えれば、名前で見間違えやすい白雪の口調を更に丁寧なものとした叢雲、という感じである。(なお、口調に限って言えば同時実装の海防艦娘・稲木のほうが叢雲に近い要素がある。ついでに中の人も同じ。)
礼儀正しい性格をしているようで、提督の事を「提督様」と呼び、「~し奉ります」といった丁寧な口調をしている。僚艦に対しても「◯◯様」と呼びかけている。また、用いる語句に古びたものが多く(例えば「暇(いとま)」「寝所(しんじょ)」など)、放置ボイスなどでは『枕草子』の一節を口にする事がある。
こうした、事前に公開された情報(白雲のシルエット+”White Cloud Princess")のPrincess(姫様)という単語に示されるようないいところのお嬢様っぽいセリフまわしが特徴の一つに挙げられよう。
図鑑では第三水雷戦隊第12駆逐隊に所属し、第20駆逐隊には直接言及しないものの三水戦で活動したことには触れている。(ソロモンの活動が20駆に所属していた時期のものとなる。)
邂逅時点(E4旗艦を撃破・当該期間限定海域クリアにより艦隊に合流した時点)では『第三水雷戦隊第十二駆逐隊』所属を名乗る。12駆に所属していた艦を元にする艦娘は叢雲、薄雲に次いで白雲で3人目の艦娘だが、言及するのは現状白雲のみである。(初期から実装の叢雲は所属駆逐隊を名乗るセリフ自体がなく、開戦時に12駆を除籍されていた薄雲は邂逅時点で1水戦9駆所属を名乗るため。) MVPを取ると『第三水雷戦隊司令部より感状ですか?』と言及し、三水戦所属であることを意識したセリフになっている。
一方、「改」に改装すると時報や所属自称が『第一水雷戦隊第九駆逐隊』に変化する。時報等で僚艦として挙げるのは薄雲、霞、朝雲であり、ある状態の時に名前が挙がるのが、当時の司令駆逐艦たる霞であることからも、信頼を寄せているのは確かな様子。特に普段は戦没時の僚艦である霞、薄雲との3人で行動することが多いようだ。
こちらでMVPを取ると今度は『第一水雷戦隊司令部からの感状ですか?』と述べることからも、「改」になった彼女は北方で活躍した第九駆逐隊が新たな生活の場となっているようだ。
朝食は和定食を用意し、昼は霞・薄雲とおにぎり。夕飯も白雲が用意しようかと具申するも提督の手料理を振る舞ってもらって喜んでいる。
ちなみに朝食の和定食には本人曰く、釧路沖のニシンや北海道の野菜を使っているとのこと。本人なりに材料にはこだわりがあるのかもしれない。
鎮守府秋祭り、クリスマス、年末大掃除等期間限定ボイスでは提督・薄雲と3人で動いている様子。通常のセリフや時報では言及のなかった一水戦旗艦阿武隈には節分ボイスで言及するのだが、節分の鬼役に指定していることから、受ける側の阿武隈の節分ボイスが見事にフィットする(「イ イタッ オマメナゲルノヤメテクダサイ!」)。春のお花見では薄雲に加えて霞にも参加を呼びかけている。
なお、22時時報で言及する「薄雲と機動部隊護衛をしたい」というのは幻に終わった第51駆逐隊の編成とその任務を指したものであろう。この幻の「第51駆逐隊」は昭和16年(1941年)9月12日内示の昭和17年度海軍戦時編成であり、これによると、第51駆逐隊は白雲・薄雲によって編成し、第五航空戦隊(赤城・加賀)の蜻蛉釣りを任務とする駆逐隊になる予定だった。しかし、大東亜戦争勃発により幻となってしまっている。
性能、参ります!
基本的なステータスそれ自体は他の吹雪型姉妹とさほど変わらないものの、改装後になると運の最大値が【76】まで伸びる。さすがに他の姉妹たちの改二には及ばないものの、これは「改」状態の吹雪型では堂々のトップとなる数値である。
また、Lv40での改装時に持参する装備は「12.7cm連装砲A型(★+2)」・「61cm三連装(酸素)魚雷」・「九五式爆雷」の3つ。
特に2つ目の「61cm三連装(酸素)魚雷」を持参する吹雪型は彼女が初であり、この装備は現状開発不可ながら時折改修素材などで必要となるため、地味にありがたいところ。
申し訳ございません。白雲、少し余談を頂きます。
- 白雪、白露というコモン艦2人と字面が「白+雨かんむり」まで一致していることもあり、登場当初には誤解体の報告が相次いだ。入手した場合、その後すぐのロックをくれぐれもお忘れなきよう提督諸氏は注意されたし。
- ちなみに史実でも、特に同じ吹雪型である白雪との混同がしばしば起きていたらしく、「文書のあて名書きにフリガナをつけるように」とのお達しがあったという。
- 時報における深夜の時間帯にて、作業の一部を「侍女」こと妖精さんに手伝ってもらっていることが判明しており、妖精さんの仕事が単なる装備まわりのそれに留まらないことを示した初の艦娘だったりする。
- とはいえ妖精さんの大きさが手のひらサイズくらいなのを考えると、いったいどの妖精さんに何を手伝ってもらっているのかは謎。そのあたりは提督諸氏の想像に委ねられるところだろうか。
これは、良き関連イラスト。助かります
提督様。関連項目、ですね。この白雲がお持ちします。……お待たせしました、こちらです。
所属駆逐隊