第二十駆逐隊とは、大日本帝国海軍が呉鎮守府籍の駆逐艦によって編成した駆逐隊。
1931年編成の初代と、1938年編成の2代が存在し、いずれも吹雪型駆逐艦で構成される。
冒頭の絵は開戦時の20駆に所属した「狭霧」「天霧」の艦娘verである。
ここでは、艦隊これくしょんの艦娘で解説する。
初代
- 吹雪(艦隊これくしょん)
- 東雲 ※艦これ未実装
- 磯波(艦隊これくしょん)
(1933年の約9ヶ月半、東雲の代わりに薄雲が所属していた事がある)
詳しくは、ふぶいそ記事参照。
キャラクターイメージが概ね1941年以降の艦これで、お互いを意識したセリフはゲーム中では見受けられない。ただ、公式四コマではこの20駆の編成を意識したと思われる描写がある。
尚、薄雲が実装された2020年梅雨&夏イベ『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』では、早速友軍艦隊のひとつとしてこの初代20駆の編成(薄雲が所属していた頃のもの)が投入されている。ただ、その友軍艦隊での薄雲が「第一水雷戦隊」所属を自称しているため、なぜこの3人が揃っているのか訳が分からないことにはなっていた(当時の20駆は呉鎮守府部隊。なお、吹雪・磯波が第一水雷戦隊所属艦となった艦歴は全く無い)。
実装履歴
艦名 | 実装日 | 改二 | 改二実装日 | 備考 |
---|---|---|---|---|
吹雪 | 2013.4.23 | 吹雪改二 | 2015.1.9 | 開戦時11駆 |
東雲 | (未実装) | 開戦時12駆 | ||
薄雲 | 2020.6.26 | 開戦時修理中(舞鶴防備隊付属) | ||
磯波 | 2013.4.23 | 磯波改二 | 2022.5.13 | 開戦時19駆 |
※「薄雲」は「東雲」と入れ替わりで約一年間のみ所属。
2代 (旧第八駆逐隊)
- 朝霧
- 夕霧
- 天霧(艦隊これくしょん)
- 狭霧(艦隊これくしょん) ← 第十駆逐隊(第3代)
(1942年に白雲が編入)
元は横須賀鎮守府籍で、当時は第八駆逐隊を名乗っていた。狭霧が10駆に転属となっていた間に艦籍が呉鎮守府籍へと変更となり、2代の20駆を名乗ることとなる。狭霧は改番から14日後に再編入した。
開戦時は第三水雷戦隊所属。開戦2週間後の12月下旬、実装艦娘2番めに「狭霧」が戦没。
その後解隊された第十二駆逐隊から白雲が移籍するも、その後朝霧が戦没し夕霧が損傷した際駆逐隊司令も戦死してしまう。
残された艦のうち夕霧、天霧は損耗の激しい第十一駆逐隊に、白雲は朝雲のみ残存していた第九駆逐隊に、それぞれ移籍。
夕霧と白雲は移籍した先の駆逐隊に在籍中に戦没したが、天霧のみ11駆解隊まで駆逐隊司令とともに生き残っており(そのため、11駆の最末期は所属駆逐艦1隻だけの状態ながら駆逐隊を名乗れていた)、隊の解散に伴い、浦波、敷波を残す第十九駆逐隊に移籍した。
ゲーム中のセリフで、狭霧及び未改装天霧は20駆所属を名乗るが、天霧は改装後(改・改二・改二丁いずれも)は11駆所属を名乗っている。(節分等期間限定ボイスを除く)改二・改二丁は「第三水雷戦隊」所属であることを更に触れるようになる。無論、天霧にとっての三水戦旗艦は川内である。
編入艦の白雲はここ最近実装された日本駆逐艦の例に漏れず、改装前後で所属自称が変化する。改装前は20駆に編入する前の同じ第三水雷戦隊の『第十二駆逐隊』所属を名乗るが、改装後はこの20駆が解散し修理後元僚艦薄雲と共に編入した第五艦隊第一水雷戦隊・第九駆逐隊所属を自認している。時報も9駆時代の白雲の日常を描いたものとなっており、12駆の叢雲や20駆の天霧に言及するセリフはない。ただ、図鑑で言及する「南方作戦やソロモンの戦いに…」のソロモンの戦いはこの20駆に所属していた史実に基づく行動である。
なお、海上自衛隊の護衛艦には、改番時点で所属していた2代20駆3隻の艦名が「あさぎり型護衛艦」に受け継がれている。
実装履歴
艦名 | 実装日 | 備考 |
---|---|---|
朝霧 | (未実装) | |
夕霧 | (未実装) | 解散後11駆に編入 |
天霧 | 2017.8.10 | 解散後11駆→19駆編入。2022.1.21改二/改二丁実装 |
狭霧 | 2017.8.10 | |
白雲(編入艦) | 2023.8.9 | 12駆より編入、解散後9駆編入 |
関連イラスト
長らく全艦未実装だったため、オリジナル艦娘のイラストも見られる。
関連
2代:旧第八駆逐隊 / 綾波型 : 朝霧 夕霧 天霧 狭霧 (白雲)drew艦隊
第三水雷戦隊 新旧いずれの20駆所属艦も開戦時は三水戦所属であった。
第十一駆逐隊 / 第十二駆逐隊 / 第十九駆逐隊:旧20駆の3隻の4隻編成時の所属先、及び新20駆末期構成艦の転属元・転属先