ここでは『艦隊これくしょん』に登場する敷島型について取り扱う。
史実の日本海軍の敷島型戦艦については「敷島型戦艦」の記述を、それ以外の擬人化キャラクターに関しては注記なしの「敷島型」の記述を、それぞれ参照されたし。
概要
2023年8月9日から開始された2023年夏イベント『船団護衛!輸送航路防衛戦』より新実装された艦娘のグループ。史実では19世紀末~20世紀初頭にかけて前弩級戦艦として建造され、その後ワシントン海軍軍縮条約締結により軍艦籍から離脱し、うち2隻のみ特務艦として第二次世界大戦期まで現役であった。
艦これは基本的に第二次世界大戦前後をコンテンツのメインとしているため、作中では軍縮後の特務艦としての姿で実装されている。また、戦艦から特務艦へ改装された事を強調するためか、艦級名として「改敷島型」の名称が用いられている。
艦娘
実装済み
- 2番艦「朝日」
2023年夏イベント『船団護衛!輸送航路防衛戦』第二海域にてドロップ限定艦として実装。無印では練習特務艦、改では工作艦となる。
未実装
- 1番艦「敷島」
史実では練習特務艦に艦種変更後、1925年より終戦後の1948年に解体されるまで一貫して佐世保に係留され続けている。
以下2隻は、軍縮条約締結までに軍艦籍のまま退役している。
- 3番艦「初瀬」
日露戦争中の1904年5月15日、旅順港閉塞作戦中にロシア海軍の敷設した機雷に2度接触し爆沈。一説にはこの事故が原因で以来日本海軍は艦名に「瀬」の字を用いる事を避けるようになったという。
- 4番艦「三笠」
かの有名な日露戦争期の連合艦隊旗艦。軍縮会議時点で健在であった敷島型3隻の中で唯一特務艦に転用されないまま除籍廃艦となった。しかし国民からの人気の高さから解体はされず、条約上「原状復帰不可能な状態とする」必要性から横須賀の岸壁に半ば埋められる形ながら記念艦として保存。紆余曲折を経つつ現在でも「世界で唯一現存する前弩級戦艦」として健在である。
その知名度の高さから、艦これサービス開始直後から三笠をモチーフとした多数のオリジナル艦娘が生まれている。
関連タグ
戦艦娘:前述の通り朝日実装時点ではゲーム内で戦艦として運用する機会は存在しない。
海防艦娘:初瀬以外の3隻はワシントン海軍軍縮会議前に海防艦に艦種変更されているが、当時の海防艦は「日本近海・沿岸防衛用に充てる旧型戦艦・巡洋艦」という位置づけであり、艦これ作中に登場する「シーレーン防衛や沿岸警備目的で建造された新造艦」である新定義の海防艦とは性質が異なる。