初春改二
はつはるかいに
初春改二は、DMM.comが展開するゲーム「艦隊これくしょん」に登場する、大日本帝国海軍所属の初春型駆逐艦の一番艦、初春がさらなる改装を経て改二となった艦娘である。
駆逐艦娘としては7隻目の改二実装であり、また、彩樹氏が手掛ける艦娘では初の改二実装となる。
改造可能となるレベルは65で改装設計図は必要としないため、昨今の改造レベルのインフレからは少し外れることになった。
2014年10月6日に「日本の駆逐艦で魚雷の次発装填装置を初めて装備」し、「秋に生まれて秋に戦没」した「駆逐艦のネームシップ」の改二改装が告知された。
これらの条件を満たす艦娘は初春しかおらず、告知後、今まで凡庸な駆逐艦の1隻であった初春を急いでレベルアップさせる提督が見られた。
そして4日後の10月10日のアップデートで、満を持して実装された。
その後約一か月後、渾作戦の開始と同時に、放置ボイスやケッコンカッコカリ専用ボイスといった、各種ボイスの追加・変更が行われている。
2018年1月17日のアップデートで念願の「時報」が追加され、より彼女の人となりを知ることが出来るようになり、又第二一駆逐隊との関わりもより知ることが出来るようになった。
また、同日更新された公式4コマ(第62話)も、初春改二がメインとなった回であった。
ちなみに「秋に生まれて秋に戦没」「駆逐艦のネームシップ」の二つなら暁も該当しているが、暁型には次発装填装置は装備されていない。
なお、艦隊型駆逐艦のネームシップの中では最後に沈んだ艦であった。
何より最初に目に留まるのは大幅にボリュームアップしたポニーテールで、以前のしなやかなそれに比べ、フワっとした印象が強くなり、表面積が増している。それに合わせ、紙垂の髪飾りも髪と同じ長さくらいまで長くなった。
服装はワンピースタイプの白と鉄紺色のセーラー服から、右前で開く白と鉄紺色でノースリーブのセーラー服になり、朱古力色の肩紐とベルトが一体になったようなベルトを着用。服の端や襟にはアイヌ民族衣装のような模様が入っているほか、襟の端には毛飾りが付いている。また銀ボタンで留められているセーラー服は下の2穴が留められておらず、スリット状に腰元あたりまで開いており、下着がすこし垣間見える。
胸元は紫のネクタイから頭同様の紅の棒タイに変更され、胸元で小さなウィンチのようなタイピンで留められており、そのウィンチの取手部分から髪飾りと同じく脹脛くらいまでの長さの紙垂飾りを垂らしている。
黒い長手袋とニーソックスは、白い手袋と黒ソックスに変わり、靴は艦体を模した大型のハイヒールとなった。健康的なふとももがまぶしい。
扇子は黒塗りの漆に金の蒔絵をあしらったより豪華なものとなっており、中破以上となると扇子を開いている姿を見ることができる。閉じた状態で扇面が光を反射しているため、鉄扇の可能性も考えられる。
下着はスリップ系(シュミーズやキャミソール等の一体型の下着の一種)のランジェリーを着用している。しかもシースルー素材なのか素肌がやや透けて見えている。煽情的だ。
艤装は、背後に設置された艦橋を模した基部からロボットアームが伸び、その先に接続された甲板を模した台ユニットの上に、連装砲や魚雷発射管が設置される形となっている。ちなみに右舷艤装が連装高角砲1基、左舷が三連装魚雷発射管が二段重ねの計6門となっている。また台ユニット下部両側面には、それぞれ一基ずつ三連装機銃座が設置されている。
頭上に浮遊するV字型ユニットはより角ばったものとなり、より上空にて健在である。
彩樹艦隊の特徴であったSF的な艤装は、やや鳴りをひそめる形となった。また、背部の基部ユニット後方には、改装することで初期装備として持ってくる13号対空電探改が見受けられる。
初期装備は【12.7cm連装砲B型改二/13号対空電探改/25mm三連装機銃】と、目新しいものは無いものの、現状で駆逐艦に搭載できる最高性能の電探で、入手困難な「13号対空電探改」を初期装備として持ってきてくれる。
数値的には、雷装88(2016/4/1のアップデートで90)・対空73と、この二点が突出している。
特に対空値は、高性能・改二駆逐艦娘で比べた場合、時雨改二を追い抜き、潮改二に次ぐ高さを誇る。
雷装も、現状(2018/1/21時点)トップの島風(99)、江風改二(96)、夕立改二(93)、霞改二/朝潮改二(92)に続き大潮改二/暁改二(90)と同値で、以前は上位だった雪風(89)とВерный(89)を追い抜き綾波改二(88)よりも強化された。
ただそれ以外は良識的なレベルに収まり、特に耐久値と装甲値がともに改二・高性能駆逐艦娘中では最下位という、防御面での不安を残すかたちとなった。
火力も52(2016/6/30のアップデートで54)と改二駆逐艦が増えた現状を鑑みるとかなり抑え目(改型駆逐艦より「+5」程度)なため抜きん出た強さこそないものの、駆逐艦によるルート制御があり、かつ高い防空戦略の必要な海域ならば、活躍の場は大いにあるといえよう。
もし愛をもってまるゆを大量投入できるならば、火力が低い代わりに少し雷装の高い時雨改二(86)として運用できるため、2014年秋イベントの第三次作戦のボスおよびボス前のまるゆ大量ドロップにより、そのようにした提督も少なからず存在する。
総合すると「対空と夜戦連撃で真価を発揮する護衛艦タイプ」であり、ほぼ上位互換の性能を持つ吹雪改二がいるものの、通常海域の周回における主力艦の護衛や、イベント海域後半に主力の改二駆逐艦を温存したい場合の代替戦力として活躍してくれる。
必要といえるほどの高性能艦ではないが、いると様々な場面に対応できる名脇役といえよう。
改二実装前には、魚雷の次発装填と書かれたことにより、魚雷関係の装備を持ってくることを期待した提督も少なくはなかったが、この機構自体は陽炎型、夕雲型でさらに早い装填ができるようになっており、初春自体も雷撃で武勲をたてたりすることはなかったためか、雷装が高い程度にとどまっている。 なお、友鶴事件を受け改装される前、初春と子日は島風よりも多くの魚雷を積んでいた。(改装前:3連装魚雷発射管3基×2(次発装填装置)=18本、改装後;3連装魚雷発射管2基×2(次発装填装置)=12本。島風は5連装魚雷発射管×3×1(次発装填装置なし)=15本)なお、次発装填装置を用いた武勲は夕暮がコロンバンガラ島沖海戦にて用いた実績がある。
コメント
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