図鑑データ
艦名 | 初霜改二 |
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図鑑No | 219 |
艦級 | 初春型4番艦 |
艦種 | 駆逐艦 |
CV | 小林元子 |
イラスト | やどかり |
「初春型4番艦初霜です。気力、振り絞ってまいりましょう!」
解説なら、任せてね。
駆逐艦娘・初霜の新たな姿。史実上、一水戦在籍最長歴戦の武勲艦であったが、『艦これ』では潮から遅れること二か月、2015年1月23日のアップデートで那智改二と共に晴れて改二実装となった。
やどかり艦娘の中では初の本格的な改二艦娘(もっとも、初霜改二が実装された時点ではそれよりも早く改二が実装され、なおかつ駆逐艦娘の中では改二第一号となる艦娘がいるのだが)であり、改造可能Lvは70と、当時の改二駆逐艦の上限値に収まっている。
容姿、準備万端です
改までは赤いネクタイにブレザータイプの学生服を身に着けていたが、この改二ではブレザーの襟や裾に白いパイピングが施され、ネクタイを外しYシャツの襟元を開けている。腕まくりで気合いを入れた点もポイント。
髪をまとめていた赤い髪留めも、色褪せたのか新調したのかは定かではないが白い髪紐に代わっている(媒体によってはうっすらと赤い色にも映る)。靴下は右が短く左が長いアシンメトリーで、これは坊ノ岬沖海戦での僚艦である大和、矢矧、磯風とお揃い。
何よりも一番の特徴が額に巻いた青い鉢巻なのだが、この鉢巻き、ところどころに白の二重ラインが入っており、更に先端がボロボロになっている。白のラインに関しては「第二水雷戦隊の符号で、二水戦最後の旗艦となり、初霜の艦上で解隊式を行なったことを反映している」という見解が主流である。
青地に関しては「北方艦隊で乗組員が着ていた冬服の第一種軍衣の記事の転用」「坊ノ岬で共に戦い、初霜が最後の乗員を救出した矢矧のネクタイを意匠としている」などの見解がある。
一方、ネクタイを頭に巻いたこの出で立ちが泥酔状態のサラリーマンのように見えるという声もある。公式四コマ『吹雪、がんばります!』第79話では早く改二になれるよう扶桑型にあやかってネクタイを鉢巻にして締めたところ、若葉に「宴会でもあったのか?」とツッコまれた。
艤装はマストが電探に代わり、ふとももには予備の魚雷を三本備えている。魚雷については「次発装填装置」の再現と見る向きがある。
中破時は以前よりも更に脱げる面積が増した一方、ボイスと合ったような少し無理をしている感じの表情となった。
総じて「イケメンであり可愛い」と、長らく不調説が囁かれていたやどかり氏への心配が杞憂に終わったばかりか、更にパワーアップして帰ってきたことに提督各位も大満足のようである。
性能、ですね。気を引き締めて、頑張ります!
やはり注目すべきは「幸運:53」という、史実での強運ぶりを反映した運の高さ。中途半端にも思えるが、「40」の綾波改二・「50」の時雨改二を抜き去り、日本の駆逐艦娘としては雪風改に次ぐ高さとなった。更にまるゆによる改修を極限まで行うと最大値が100となり、雪風の99を押さえて全艦トップとなった。坊ノ岬の戦果が反映されたとの見方も強いが、後年になって新規艦娘の実装やステータスの修正が行われるとその座は揺らぎ始め、2020年12月現在では単独7位に転落してしまった(1位はグレカーレ改と雪風改二の最大120)。
マニラや坊ノ岬での戦歴を鑑みてか、対空値は「81」に急成長。霞改二乙を僅差で抜き去り、現状2位に上り詰めた。
2018年4月までに、彼女は改二実装後5回にも渡り能力値の上方修正を受けた。その結果、火力:60、雷装:85、耐久:32、装甲:55、対潜:72(Lv99時)となり、夜戦火力に限っても時雨改二に僅か1ポイント劣る差にまで上昇している。
それに加えて恵まれた運を利用して夜戦カットインをガンガンぶっ込んでいけるので、酸素魚雷での魚雷カットインを狙えば最深部へと送り出すのに不足はない戦力となる(わかりやすく言うと初霜に魚雷3を積むのと、雪風に魚雷2機銃1を積むのが、駆逐艦の装甲が通用しない海域では同じくらいの性能になる)。また、高い対空値を活かし、「10cm連装高角砲+高射装置」と「13号対空電探改」による対空カットイン射撃を狙い対空要員とするのも一考。一撃必殺と対空防御の二方面に傑出した頼もしい性能となった。
なお、彼女が持参する初期装備は「12.7cm連装高角砲(後期型)」・「13号対空電探改」・「91式高射装置」と、入手困難なレア対空装備のオンパレードであり、図鑑埋めに四苦八苦する提督には大変嬉しいラインナップとなっている。
そうですね、小ネタは大事です。
追加ボイスの実装
今回の実装に伴い、新たなボイスが追加されることとなった。新たな母港ボイスでは、改二前の「一人でも多くを救いたい」という彼女の決意をよりはっきりと意思表示するものが追加された。
恐らくこの性質は護衛任務もさることながら、坊ノ岬沖海戦の後、残存艦艇を指揮する際に磯風や霞を曳航不可とし、乗組員を健在な艦に移乗、その後船体を砲雷撃処分したことと、満身創痍の涼月を「状況によりては移乗、処分せよ」と言いながらも、涼月が帰れるよう針路を合わせていたことに由来すると思われる。
一方、期間限定ボイスでは節分の豆まきではしゃぐ一面が見られ、彼女が決して真面目一辺倒の艦娘ではないことが窺える。
更に放置ボイスでは浜風や矢矧の無事を祈るものが追加された。そしてケッコンカッコカリ後の母港ボイスに、「初霜最大の風評被害」への言及を匂わせるセリフが実装。この台詞をどう受け取るか、それは初霜を愛する提督各位に委ねるとしよう……
なお、今度は提督のおさわりを「電探の位置直し」と受け取っている模様。どうやら提督の興味は腰回りから上に移ったようだ、憲兵さんこっちです。
関連イラスト、出撃します!
関連タグ発見です!
艦隊これくしょん(艦これ)
艦娘 改二
初春型 初霜(艦隊これくしょん)
坊ノ岬沖海戦:当作戦の後処理で初霜は二水戦旗艦となる。⇒坊ノ岬沖組
▶第二一駆逐隊:霞改二乙・朝霜改二
完部隊:漫画『いつか静かな海で』においてこのメンバーでの集合時、改二の姿になっている。
北号作戦:完部隊の行った作戦、キスカ島撤退作戦と並び「奇跡の作戦」と称される。
第一水雷戦隊:初霜が在籍最長であり、どちらかというと初霜はこっちの子。
第二水雷戦隊:初霜が最後の旗艦を務めており、初霜の艦上で解隊式が執り行われた。
連合艦隊第三十一戦隊:初霜が最後に属した隊。
▶第十七駆逐隊:雪風改二