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雪風改二

ゆきかぜかいに

『艦隊これくしょん』の登場人物(艦娘)の一人。「雪風」が海を渡り「丹陽」としての仕事を全うした後、再び日本に帰ってきたという設定のif改装である。
目次 [非表示]

図鑑データ編集

艦名雪風改二
図鑑No456
艦級陽炎型8番艦
艦種駆逐艦
CV藤田咲
絵師しずまよしのり

「陽炎型駆逐艦8番艦、雪風! し・れ・え!雪風、帰ってきました。

これからも、ずっと、よろしくお願いします!」


概要編集

2020年11月13日のアップデートで丹陽と共に実装された、雪風の「改二」。現時点での最終形態となる。

雪風改から直接改造はできず、一旦丹陽を経由する必要がある。


改造に際して明確なストーリーが設定されている事が特徴で、中華民国こと台湾に引き渡されて「丹陽」となっていたものの、その後の返還活動の結果無事に日本へ還ってきたというIF形態と位置付けられている。

これを演出するため、近年の標準である「コンバート改装」方式ではなく、千歳・千代田で見られた一方通行の多段階改装が採用されており、雪風改二から丹陽に戻す事も不可能となっている。


Lv88で改造可能で、これは実装済の陽炎型改二では最高値。改造には戦闘詳報1部に加え高速建造材が30個、開発資材が60個、更に改装設計図を2枚も要求してくる。

雪風改から計算するとレベリングに加えて改装設計図3枚、新型兵装資材2個、戦闘詳報1部、高速建造材30個、開発資材110個の用意が必要となる。


レアリティは大和改飛龍改二

矢矧改等に並ぶ【桜ホロ】へと昇格する。

(2021年10月22日現在、【桜ホロ】<若しくは同等のレアリティ>は

上記の彼女らを含め11隻。)


変更点編集

体格は丹陽時代と変わらないものの、特徴だった赤い上着を脱ぎ、再び雪風改時代に近い制服となっている。

雪風改→丹陽での成長もあって全く同じ物に戻ったわけではなく、「第十七駆逐隊が履くスカートのようなデザインのプリーツ状のパーツ」が部分的に付いた物を新調している。やプリーツ状のパーツに入るラインは珍しい金色。


艤装も船体モチーフの部分が無くなってシンプルな構成に戻っている。胴体に「12.7cm単装高角砲改二」と復活した魚雷発射管。肩掛けで「10cm高角砲+高射装置」という組み合わせ。

そして最も目立つのは再び双眼鏡を持つようになったという点。よく見ると双眼鏡の塗装の一部が剥がれているのが確認でき、無印時代から大事に使い続けていた品だという事が確認できる。


頭部には大和と同じ桜の髪飾りが確認できる。「改」時代の2017年に大和と共に桜の髪飾りを着けて公式カレンダーに描かれた事があり、その時の物を持ってきたものと思われる。

雪風改二大和 雪風


台詞は「丹陽」だった部分が「雪風」に戻るのは勿論だが、「帰ってきた」事を強調するようになっている。

特にケッコンカッコカリ後の母港ボイスが顕著で、みんなと「貴方」のために帰ってきたと強く宣言している。


【「呉の雪風」mode】編集

雪風

2020年12月4日開催の『「提督&艦娘 Special Live for 呉鎮守府」in横浜みなとみらい』向けの描き下ろし。改造前に着ていた私服の配色を意識しつつも、ダッフルコートに大きめの帽子ブーツを合わせ、より大人びて洗練された姿に一新している。


タイトルが示す通り、本来このイベントは呉市での開催が予定されていた。それが市内の新型コロナウイルス感染状況が悪化したため中止となり、横浜市での振替開催になった事で『みなとみらいの街中を歩く「呉の雪風」』が誕生するという、笑うに笑えない事態に至ったのである。

また、会場で販売されたグッズに不備が見付かり後日の交換対応になってもいると、らしくない不運の続くお披露目となってしまった。


【夏のお嬢さんmode】専用差分mode編集

夏のお嬢さん改二

2021年08月04日のメンテナンスで実装された改二専用の差分mod。

雪風改二の【夏のお嬢さんmode】と比べると麦わら帽子のひまわりが増え、リボンも金のラインが入った豪華なものに変わっており、両手首の白いものも、もこもこしたデザインのものに変わっている。

左に下げた鞄型の12.7cm連装砲も長10cm砲に変わっている。目を引くのが表情でこちらにウインクをしている。

最大の変化としてワンピースの丈が短くなり、下が丸見えとなっている。

側面に大きいリボンがついたいるので丹陽の【夏のお嬢さんmode】と合わせて考えると水着の可能性が高い。


性能編集

持参装備は立ち絵通りの「12.7cm単装高角砲改二」と「10cm高角砲+高射装置」。


魚雷発射管の復活で雷装値が回復し、最大で【90】まで上昇する。丹陽と比べると+34もの上昇になるが、「改」と比べると+1で名実共に回復に留まる。

ただし、元々雪風改は他の「改」より頭一つ抜けた性能であったため、決して低い値ではない。

火力は丹陽から微減の【66】となるが、雷装の上昇幅が補って余りあるため、素の夜戦火力は【66+90=156】と上回っている。

さらに陽炎型改二に適用される「61cm四連装(酸素)魚雷後期型」の改修MAXでの装備ボーナスの対象ともなっており、一層上乗せされる。

そして何より「雪風」を象徴する運の数値は丹陽から更に上昇し【63】に、改修により到達しうる最大値はグレカーレに並ぶ【120】となり、名実ともに幸運艦トップに返り咲いた(半年後に実装されたもうひとりの異能生存艦が数値上ではあっさり上回ってしまったが、あちらは対艦武装の限られた非戦闘艦である。しかし高い回避と高い運、更に高装甲・低耐久という特殊なパラメーターで驚異的な生存性を発揮する事が判明、ルート制御で「補給艦」と扱われる為一部の海域では戦闘には不向きだが異常な生存性を活かし艦隊を比較的安全なルートを通過させボスマスへ導くという役割が与えられている)。とは言え、初期値に関しては遂にウォースパイトの牙城を崩せなかったという事でもあるが。


装備ボーナスがかかる装備も変更され、新たに「10cm高角砲+高射装置」の改修★+4以上を装備すると「火力+5、対空+3、回避+2」の強補正が載る。

電探とのシナジーも存在し水上電探「火力+4、回避+3」が加算され、対空電探では「対空+4、回避+3」が加算される。この両方の特性を持つ「SGレーダー(初期型)」を装備すると両方のシナジーボーナスを得る事ができる(GFCS Mk.37装備だと補正が弱くなる点は丹陽と共通)。

「現地改装12.7cm連装高角砲」と「現地改装10cm連装高角砲」も引き続き装備ボーナスが載るが、丹陽と比べると補正が低く、特に「現地改装12.7cm連装高角砲」については★+4で丹陽では火力+9もボーナスが入っていたのが雪風改二だと火力+3と大きくボーナスが下げられている。

丹陽の項目でも触れた通り、出撃任務「奇跡の駆逐艦「雪風」、再び出撃す!」の選択報酬である「現地改装10cm連装高角砲★+4」は雪風改二に強力な補正がある(丹陽時からの補正の下がり幅が少ない)ため、雪風改二での運用を考えているならこちらを選択すると良い。


攻撃面での隙となっていた対潜値も大きく上昇し【74】に。ケッコンカッコカリ後の成長や海防艦娘を使った改修を行えば魚雷カットインを維持しつつ先制対潜を行う事が現実的なラインになった。


特殊装備では、丹陽時代の「艦隊司令部施設」に加えて新たに「特二式内火艇」と「増設バルジ(中型艦)」も装備可能になった。装甲値が丹陽時点で【60】と全駆逐艦中第2位まで上昇していたが(1位は天津風改の【61】)が、バルジを装備すれば単独1位となる。

特二式内火艇を装備可能な点は黒潮改二と同様だが、こちらは主砲が高角砲へ切り替わっているため補強増設に高射装置を積めば「対地連撃を維持しつつ対空カットインも可能」という芸当ができる。対空カットイン自体は誰でも可能だが、装備ボーナスの点で対地連撃火力が大きく変わってくるため、改二勢を相手にしてなお頭一つ抜けるという事になりかねない。


以上のように、雪風改の正統進化系に路線を戻しつつ、陽炎型としてあり得る強化を全部乗せしたと言っても過言ではない規格外の改造がなされている。ハードルは高いが、それに見合うだけの性能でこれまで以上に艦隊の切り札として存分に活躍してくれることであろう。


関連任務編集

  • 最精強!「呉の雪風」「佐世保の時雨」

雪風改二・時雨改二を含んだ編成で通常海域4-5、5-3、5-5、6-4、6-5で各1回ずつS勝利することが達成条件。

上記任務では雪風改二の指定が入っているため、この任務を達成するためには必ず雪風改二まで改造をしないといけない


余談編集

「10cm高角砲+高射装置」とは異なり、唐突に現れたにもかかわらず特に重要な装備には見えない「12.7cm単装高角砲改二」であるが、これも改造にまつわるストーリーを補強するための演出の一環であるとする考察がある。


史実では、「丹陽」と前後して除籍・解体された旧日本海軍由来の艦艇がもう一隻あった。駆逐艦「梨」→護衛艦「わかば」(『艦これ』未実装)である。

この「わかば」の遺物に「12.7cm単装高角砲」があり、返還された「丹陽」の舵輪と共に江田島市の海上自衛隊第1術科学校で保存されている。

つまり、船の形を保って返還された「丹陽」を「わかば」の解体発生品を用いて「復元」したという想定が成り立つのである。


色々と各方面に失礼な想定である気もするが、「丹陽」に比べて「わかば」の保存の機運が低調に終わった事は確かであり、共食い整備的な修繕方法や、失われた部品を同時代の近い物で代用するという手法も保存の現場では実際に用いられている。ある意味現実的な考察とは言えるだろう。



また、立ち絵の構図と双眼鏡の有無は、以下のようなメタファーではないかとする考察もある。

  • ~雪風改:背を向けて双眼鏡を持つ=「過去」「記憶」
  • 丹陽:前を向き双眼鏡を持たない=「現在」「現実」
  • 雪風改二:前を向き双眼鏡を持つ=「未来」「夢想」


丹陽および改二の実装された日付である11月13日は、1942年に実艦の雪風および時雨も参加した第三次ソロモン海戦の第一夜戦(いわゆる『ソロモンの悪夢』)が起きた日であり、上述した任務のモチーフ元はおそらくこれと思われる。ちなみに1942年・2020年のどちらも11月13日は金曜日。すなわち、西洋(特に英語圏の国々)において最も不吉な日とされる13日の金曜日である。

偶然なのか、はたまた狙ったものなのか不明だが、運営も13日の金曜日をも躱して進む「幸運の女神」とこの事をネタにしている。


関連イラスト編集

「帰って来た雪風さん」「多分、風。」(雪風漫画)

丹陽&雪風改二祝改二実装 雪風


関連タグ編集

艦隊これくしょん 艦これ 艦娘 駆逐艦娘

雪風(艦隊これくしょん) 丹陽(艦隊これくしょん) 異能生存艦


陽炎型

陽炎改二 不知火改二 黒潮改二 親潮改二 早潮改二 天津風改二 秋雲改二:改二実装組。

第十六駆逐隊 第十七駆逐隊:在籍経験のある駆逐隊。


坊ノ岬沖組:雪風改二実装と同日に艦隊の一部の艦の性能に上方修正が入った。

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