ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

概要(史実)

開戦時

朝潮型の9番艦、10番艦である「」と「」、朝潮型の後継に当たる陽炎型の1番艦と2番艦である「陽炎」、「不知火」による駆逐隊。第二艦隊第二水雷戦隊に所属。

太平洋戦争開戦の火蓋を切った真珠湾攻撃では、第一航空艦隊の護衛として作戦に参加し、その後もラバウル、ポートダーウィン、ジャワの攻略や、セイロン島制圧のため、インド洋作戦にあたる。1942年5月にサイパンに進出し、ミッドウェー海戦にあたり、別働隊として警戒に当たる。ミッドウェー海戦での作戦失敗後、北方部隊に組み込まれたところから第十八駆逐隊の運命が狂いだす。

解隊

アリューシャン列島・アッツ島・キスカ島の占領支援のために水上機母艦「千代田」を引き連れ北方に向かい、キスカ島への入港を試みるも濃霧のため一時入港を中止、霧が晴れはじめたところで再度入港を試みるが、米潜水艦「グロウラー」(SS-215)の雷撃によって、その直撃を受けた「霰」が戦没、「霞」「不知火」は船首を切断し、可動艦は「陽炎」のみとなる。この責任を負い、司令であった宮坂義登大佐は更迭される(この際宮坂大佐は自決を図ったが未遂。この事もあり一時期「第十八駆逐隊司令は自決し死亡」という誤情報が流れていた事もある)。「陽炎」が第十五駆逐隊に転出後、1942年8月15日、第十八駆逐隊は解隊となる。霞・不知火修理中の1943年5月、転出先の15駆陽炎・黒潮親潮が同時に戦没し、初期編成で残すは修理中の2隻のみとなった。

再度の編制と解隊

第九駆逐隊に1943年4月に編入された駆逐艦「薄雲」「白雲」、同年9月に編入された「霞」、44年3月に編入された「不知火」のうち、不知火編入後に戦没した「白雲」を除く3艦で44年3月末、第十八駆逐隊と改称し復活するも、その4カ月後に輸送船団の護衛任務中に米潜水艦「スケート」(SS-305)の雷撃により「薄雲」が戦没。二艦態勢となった後、捷一号作戦(レイテ沖海戦に伴う作戦)に第二遊撃部隊(第五艦隊・志摩艦隊)として参戦する。この海戦のさなかに行われていたレイテ島への陸軍部隊の輸送作戦において沈没した軽巡洋艦「鬼怒」の生存者救出を試みた帰途、こんどは座礁していた「早霜」を救援しようとした「不知火」が、米空母機の攻撃で戦没、座乗していた司令・井上良雄大佐も戦死。「霞」は第一水雷戦隊付属となり、1944年10月27日、再度の解隊となる。

18駆解散後の「

第一水雷戦隊の解隊・同時期に解散した第10戦隊とその残存艦は第二水雷戦隊に合流した。霞も同時に二水戦に合流した第七駆逐隊(稼働艦は「」のみ)に組み込まれる。しかし、当時は残存駆逐艦も払底し、最早駆逐艦を隊単位で運用することも叶わず、同行していた21駆初霜(こちらも書類上の僚艦時雨と合同することなく時雨を失っている)と妙高榛名の護衛を務めた。礼号作戦の作戦旗艦(第二水雷戦隊臨時旗艦)を務めた後、北号作戦に参加し本土帰還。昭和20年3月の異動で21駆に編入し、同年4月7日、坊ノ岬沖海戦において被弾、41駆冬月による処分雷撃により戦没した。なお、その処分雷撃を決断した冬月艦長は前月の異動で着任した前霞艦長であった。

「艦隊これくしょん」における第十八駆逐隊

編成・出撃任務こそあるが、他に人気の第六駆逐隊第八駆逐隊が存在しており、少々影の薄い存在である。どうか、第十八駆逐隊を好きになって下さい。

ノベライズ「陽炎、抜錨します!」では、陽炎(主人公)と不知火、霰が取り上げられている。

また4コマ54話ではAL方面への編成を揃って拒否している。泣き顔の不知火や霞が可愛いとか言わない。

結成時編成(第3代)

左から「霞(かすみ)」「陽炎(かげろう)」「不知火(しらぬい)」「霰(あられ)」。

※霞・霰は「改二」の図柄となっている。

当駆逐隊所属艦娘のうち、「出撃!礼号作戦」を前に先に霞(艦隊これくしょん)霞改二霞改二乙の改二が朝潮型の第1弾改二艦として実装され、2年後、朝潮型で6番目に霰(艦隊これくしょん)霰改二二が実装された。

引き続き陽炎型初の改二艦として、2018年4月23日の「5周年」に向け、陽炎型の複数の改二を実装するとの予告が入る。

2018年4月10日発売のコンプティーク2018年5月号で陽炎型改二第1号として陽炎改二が実装される事が確定。晴れて4月23日の艦これ5周年の記念の日に陽炎改二が実装。残る不知火改二も同年5月15日に実装され、第八駆逐隊に続き開戦時編成の全艦改二が実現した。

霰改二実装と当時に第十八駆逐隊の編成・出撃任務が実装されたが、出撃先がキスカ島とキスカ島撤退作戦をモデルとした「3-2. キス島沖」。上記にある解隊の原因となったキスカ島への上陸のリベンジ作戦となっている。

再編成(第4代)

 第九駆逐隊の解散に伴う

左から「霞(かすみ)」「薄雲(うすぐも)」「不知火(しらぬい)

再編時に新たに加わった薄雲については長らく音沙汰がなかったものの、2020年6月27日開始の2020年梅雨イベ・初夏イベ『侵攻阻止!島嶼防衛強化作戦』とともにようやく実装された。

※pixivで「第十八駆逐隊」タグで登録されている作品の殆どは開戦時編成のものであり、再編18駆の3人での作品は殆ど見かけない。

関連任務(第3代18駆)

  • 「十八駆」演習!

クォータリー任務。霰・霞・陽炎・不知火を含む編制で演習S勝利✕3回。

達成するとクォータリー任務「十九駆」演習!が出現する。

  • その他の任務群(単発)
    • 「第十八駆逐隊」編成せよ
    • 「第十八駆逐隊」出撃せよ
    • 精鋭「第十八駆逐隊」を編成せよ
    • 「十八駆」、北方キス島へ!

関連任務(第4代18駆)

    • 那智戦隊」抜錨せよ!
    • 軽快な「水上反撃部隊」を編成せよ
    • 精強な「水上反撃部隊」を編成せよ
    • 「礼号作戦」実施せよ
    • 旗艦「霞」北方海域を哨戒せよ
    • 旗艦「霞」出撃!敵艦隊を殲滅せよ

関連イラスト

一連の史実をもとにした漫画である。編制⇒霰戦没⇒再度編制⇒不知火戦没、解隊

関連タグ

艦隊これくしょん 駆逐艦娘

第二水雷戦隊 第一水雷戦隊

朝潮型霰(艦隊これくしょん) 霞(艦隊これくしょん)

陽炎型陽炎(艦隊これくしょん) 不知火(艦隊これくしょん)

吹雪型薄雲(艦隊これくしょん)

かげぬい(陽炎抜錨が起源) しらすみ(史実の第一小隊、浦賀船渠組。再編18駆の中核)

コニシ艦隊:4駆、8駆、15駆(実装済み)共々コニシ氏デザインの艦娘による駆逐隊である。

しばふ艦隊:再編18駆の編入艦・薄雲はこちらの所属である。

しらぬい自衛艦これ。2017年に新あさひ型護衛艦の2番艦として名前が引き継がれた。

関連する駆逐隊

第十五駆逐隊(陽炎) 第九駆逐隊(霞・不知火・薄雲) 第七駆逐隊第二一駆逐隊(霞)

(再編成時の編入艦に関連する駆逐隊):第十二駆逐隊(薄雲)

改二で編成できる駆逐隊

横須賀鎮守府:第八駆逐隊(第5代) 第十駆逐隊(第4代)

呉鎮守府: 第十八駆逐隊(第3代) 第十九駆逐隊(初代)

舞鶴鎮守府: 第三一駆逐隊所属艦のうち改二艦は4隻存在するが、史実の編成では改二では揃わない

コメント

コメントが未記入です

pixivに投稿されたイラスト

すべて見る

pixivに投稿された小説

すべて見る
  • 渡り鳥、舞う

    【艦これ】渡り鳥、舞う (三)

    前回(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3518953)のあらすじ:不知火たちの任務のあと、司令は霞を<甘味処 間宮>に呼び出した。油を売っているところを霞に痛めつけられる司令だったが、彼が皆を呼び出したのは、工廠に行くためだという。彼はこれから第十八駆逐隊の一員になるであろう、<陽炎>のための識別タグを持っていた。不知火たちの持ち帰った<開発素材>が、<陽炎>になるのだ。 最初から読む→(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3504537)
  • 渡り鳥、舞う

    【艦これ】渡り鳥、舞う (二)

    前回(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3504537)のあらすじ:舞鶴鎮守府近海で哨戒任務にあたっていた不知火と霰は、深海棲艦の遺骸を発見。上層部の指令によりこれを持ち帰る。遺骸は<開発資材>となるのだろうと推測された。
  • 初霜の夜、潮騒の霞む海で

    初霜の夜、潮騒の霞む海で 1章

    初霜と潮と霞の戦争。需要の薄い艦これ戦史もの。基本歴史を元に進みます。11月16日~12月8日。元ネタ史実>ミッドウェー島砲撃。真珠湾攻撃。深雪ちゃんに哀悼を。 参考にさせていただきました。ありがとうございます。 ・近代世界艦船辞典 ・艦隊これくしょん ―艦これ― 攻略wiki ・ENDLESS LIFE ・林の頁 ・日本海軍史 ・聚史苑 ・わが青春の追憶―水兵がとらえた太平洋戦争
    27,174文字pixiv小説作品
  • 初霜の夜、潮騒の霞む海で

    初霜の夜、潮騒の霞む海で 終章

    なんとなく艦これ戦史もの。この章でちょっと厚めの文庫本一冊くらい。長々とお付き合い、ありがとうございました。 3月1日~3月24日。元ネタ一覧>バタビヤ沖海戦。クリスマス島沖海戦。バリ海峡突破(される)。潜水艦パーチ撃沈&乗員救出後捕虜。
    22,897文字pixiv小説作品
  • 雪風戦時外日誌

    雪風戦時外日誌 7. 潮目

    ゲーム「艦隊これくしょん」に着想を得て書き始めました。登場するのは擬人化した艦艇たちです。 着想はゲームなのですが、史実を一部反映させている(他の章も同様、大まかには沿っていますが、展開は史実通説と異なることがあります)こと、ゲーム未実装艦の登場、キャラクターと世界観が違うなど、ゲームとは違う内容、展開です。 今回は、ミッドウェーから第二次ソロモン海戦までを描いています。ただこの章では、雪風よりも、神通や、霞がいる第十八駆逐隊が主役となっています。史実を参考に発想を広げるとは言え、それぞれに厳しい運命が待っています。私なりに丁寧に、頑張って書いたつもりです。 少しずつでも書き進めていきたいと思います。ご覧いただけると幸いです。 なお、本シリーズは史実を反映した戦記物であり、戦闘及び戦没にかかる描写があります。悪しからずご了解ください。 ★11月9日、10日、18日に、数カ所で句読点の調整及び表記修正をしました ★12月1日に、一カ所表現を修正しました ★12月25日に、疑問符を主に一部表記を修正しました ★1月30日に、表記ミス一ヶ所を修正しました ★29年4月16日に、二箇所を史実に合わせて描写を変更、及び表記ミスや表現を修正しました
    51,813文字pixiv小説作品
  • 渡り鳥、舞う

    【艦これ】渡り鳥、舞う (序)

    とにかく書いてみることにしました。 続き:http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3518953
  • つわものたちの晩餐

    18駆逐隊成分補給
  • 星に願いを

    早霜さんの進水日記念SS。 今日の夜まで忘れていたので一気に書きなぐった形になりましたが、 なんとか滑り込みで間に合ってよかったです。 作品の元になった設定は、以前書いたDrift on the Waves of Memoryを参考にしていただけるとわかりやすいと思います。 今回のSSと内容的にリンクしています。
  • 海の見える丘

    相変わらずオリジナル要素強め。ちょっとしたパロディ含む。 ハワイ諸島の奪還を目指した日米の合同作戦。そのための作戦会議が横須賀で行われます。 前回http://touch.pixiv.net/novel/show.php?id=5087216 アメリカの艦娘どうしようか思案中。出さないと不自然な状況を書く時になってまだ実装されていなかったらオリジナルで創作するかもしれません。極力避けたいですが。 オリジナルの艦娘を出す案は脳内会議の結果却下されました。気長に待ちます。追記15/6/12
    11,164文字pixiv小説作品
  • Missing Piece (後編)

    鬼の目にも・・・  前編 → https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11517392 中編 → https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11546547
    15,297文字pixiv小説作品
  • 不知火と「不知火」の願いごと

    10月27日はセミララ島付近で駆逐艦不知火が沈んだ日です。 その日を迎えた不知火さん。 過去があるからこそ今が大切であること、 過去を乗り越えるために未来を目指すことを それぞれ別な人から教えられて再確認するお話です。
  • 憂いのGypsy

    もうひとつの第十八駆逐隊
    12,355文字pixiv小説作品
  • 寒夜に霜の声を聴く

    霧霞む真珠の湾、蒼き龍の下で

    史実をもとに艦これ世界。 真珠湾攻撃~ミッドウェー島砲撃。 前>https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8315963 後>https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=8445830
    56,734文字pixiv小説作品
  • 艦隊これくしょん - variety of story - 

    ゲルリッヒ砲試験

    艦隊これくしょんの二次創作です。 駆逐艦娘が戦艦クラスにも昼戦で対抗できる装備として試作された口径漸減砲(ゲルリッヒ砲)の話。 オリジナル設定が少し入っているので、気にする人は注意されたし。 ※ハーメルン様にマルチ投稿しています。 史実では日本海軍が装備したことも開発したこともない砲です。 WWⅡではドイツ陸軍が対戦車砲として開発配備してはいました。 ゲルリッヒ砲は艦砲としては向いていません。高初速で砲弾を撃ち出すので砲身のライフリングがすぐに消耗します。それに口径を小さくするので榴弾威力も低くなります。 もし艦これにゲルリッヒ砲が装備されることがあれば、うれしいですね。
  • 秋刀魚

    第十八駆逐隊が秋刀魚を食べるだけのお話です。 構成とか考えずに十八駆の4人が勝手に動くのに任せて書き上げました。 特にオチのない鎮守府の秋の日常の一コマです。
  • 不知火を驚かせろ!

    第十八駆逐隊でハロウィンのお話を書きました。 一応メインは霰ちゃんのつもりですが、 今回も他の三人が元気に騒いでいます(特にボケ倒している不知火さんが)
  • 艦これしらすみらくがきSS詰め

    これまたtwitterでちまちまと呟いていたらくがきを纏めましたinしらすみ版。 基本的に不知火さんナチュラルドSっぽくなってる気がしますが……まぁ、いつも通りに色々な関係性で書いてます。 一頁目:得難く。また失い難い。 とりあえず軽率にキスさせたかっただけのしらすみ話。 二頁目:最後に笑った者勝ちです。 ドSな不知火が書きたかっただけのしらすみ話。 三頁目:あの日言えなかった言葉をもう一度 ただ貴女の為だけに こちらはライトノベル『陽炎、抜錨します!』の流れと、ほんの少し史実(?)を絡めた、呉鎮における不知火と霞の物語。 陽抜知らなくても大丈夫……じゃないかなぁ。どうだろう。 この作品は置いといて、陽抜面白いので是非読みましょう(ぇ せめて例題となれれば幸い。
  • 艦これ

    しらすみ日和

    しらすみ観察日記ですね。 しらすみの日常を毎日書き綴ったものが読みたいというフォロワーさんとの会話により思い付きで書きました。 三十分クオリティです。 陽炎目線でお送りしております。 あと、おしゃれセンス皆無なので服装について、なにこれって思っても目をそれしてもらえれば助かります。
  • 渡り鳥、舞う

    【艦これ】渡り鳥、舞う (四)

    前回(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3536119)のあらすじ:工廠で、九条たちは陽炎の竣工【ロールアウト】に立ち会う。無事に竣工したと思われた陽炎だったが、突如として悲鳴を上げ、あわや深海棲艦化かという異常反応を見せる。しかし九条はそれを恐れずに抱き留め、陽炎は意味深な言葉を残して気を失う。「私、沈んで……」 最初から読む→(http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=3504537)
  • んちゃとかは言いません

    元ネタ>1939年。18駆逐隊は霞が司令駆逐艦っぽい。 霰を話の軸に据えるのは難しい。
    27,843文字pixiv小説作品

このタグがついたpixivの作品閲覧データ

第十八駆逐隊
9
編集履歴
第十八駆逐隊
9
編集履歴