大日本帝国海軍の駆逐隊は、第二一駆逐隊以降、一の位が0である第三十駆逐隊を例外としてすべて「十」を表記しない名称が正式なものとなっている。そのため十番台の駆逐隊においても同様に「第一×駆逐隊」という表記が見られる事もなくはない。
しかしながら日本海軍の公報である『海軍公報』などではこのような表記を用いず、「第十×駆逐隊」表記が採用されている。一例として当駆逐隊の記述が存在する第4677号(昭和19年5月1日発行、国立公文書館アジア歴史資料センター所蔵)の雑款を見ると、
- 司令驅逐艦變更 第十八驅逐隊司令ハ四月二十二日司令驅逐艦ヲ不知火ニ變更セリ(第十八驅逐隊)
- 書類移管 常隊三月三十一日附第十八驅逐隊ト改變ニ付各部ヨリ第九驅逐隊ニ配布中ノ軍機、軍極秘書類ハ總テ第十八驅逐隊ニ移管致候條了知ノ上處理相成度(第九驅逐隊)
のように「第十八駆逐隊」の表記が用いられている。そのため、日本海軍側はこちらを正式な表記として用いていたと考えられる。