概要
「艦隊これくしょん」に登場する戦艦娘の長門、重巡洋艦娘のプリンツ・オイゲンおよび軽巡洋艦娘の酒匂の集合イラストにつけられるタグである。
史実の3隻が、いずれも第二次大戦終結時まで健在だったことと、戦後は米軍に接収され、1946年7月にビキニ環礁で行われた原爆実験「クロスロード作戦」に供されたことの2点が共通点であることから、このタグがつけられた。
2016年の秋イベントでは新たにサラトガも加わっている。
2023年の夏イベントではネヴァダが追加された。
クロスロード作戦後、プリンツ・オイゲンは座礁転覆して現存、長門は比較的浅い位置に沈んでいるが、酒匂は深めの位置に沈んでいるため探すのは容易ではないという。
その酒匂だが、戦後、米軍に接収される前に復員任務に従事していた。直接砲火を交える機会どころか出撃の機会すら与えられなかった同艦にとって、この復員任務こそがほぼ唯一の「戦果」である。
2016年秋イベント『発令!艦隊作戦第三法』の最終海域「渚を越えて」では、この3隻がボス艦隊に対して特効がかけられ特大ダメージを与えることが確認されており、長門が昼戦でボスを撃沈、プリンツ・オイゲンが夜戦カットインで2002ダメージを与えた、ゲージ削り中に拾ったばかりの無改造酒匂がボスを撃沈してゲージを破壊した、という報告がされたこともある。恐るべし、クロスロード組。
尚、同イベント最終海域突破報酬として実装されたサラトガもまたクロスロード作戦に供された(ただしこちらは新鋭のエセックス級多数就役による退役に伴うものである)艦であるため、上記の特効の恩恵を受けられる事が確認されており、今後は彼女もクロスロード組の一員として扱われていくものと思われる。
余談だが、空母サラトガ自体は今日も船体を保ったまま、ダイビングで到達できる比較的浅い海域に沈んでおり、長門と同様、マーシャル諸島の観光資源となっている。
サラトガ実装以降、大人びた雰囲気の長門とサラトガ、あどけなさが残るプリンツ・オイゲンと酒匂でバランスがとれるようになったからか、長門とサラトガを夫婦、プリンツと酒匂を姉妹に見立てて国を越えた家族のように描かれることもある。
ちなみに偶然ながら実際の艦としても長門(1919年進水)とサラトガ(1925年進水)はほぼ同世代であり、プリンツ(1938年進水)と酒匂(1944年進水)はより若い世代の艦だったりする。……人間の年齢として直接当てはめると「夫婦」と「娘たち」の年齢差(特にサラトガとプリンツ)がだいぶ怪しいことになってしまうが気にしてはいけない。いいね?
ネヴァダは長門以上の年長者(1914年進水)ではあるが、実装時期が遅かったこともあってか今のところ特に家族的には描かれていない。また彼女についてはクロスロード作戦では沈まず回航され、その後ハワイ沖で標的艦として沈んだ艦歴も距離感に響いているかもしれない。
関連イラスト
サラトガ救出部隊出撃☆
救出中
クロスロード組in珍獣府
関連タグ
アドミラル・ヒッパー級:プリンツ・オイゲン(艦隊これくしょん)
長酒 長門/酒匂 長サラ:本タグとは別に存在するカップリングタグ。
ゴジこれ:初代ゴジラがクロスロード作戦の9年後に同海域で行われた水爆実験「キャッスル作戦」の被害者であり、核の犠牲者としてセットにされることもある。また2014年版ではオープニングでクロスロード作戦の映像が流れたほか、作中登場した空母にサラトガの名が使用された。また『ゴジラ-1.0』のゴジラはクロスロード作戦ベーカー実験によって生まれており、小説版では長門たちの言及もある。
ちなみにエメゴジは、彼女達の祖国であるフランスの核実験が原因とのことだが、後の作品で彼のそっくりさんが暴れた先は彼女に縁があったり、アメリカ共々過去作に続いて襲撃があったりと、他の欧州艦娘達の祖国に比べて関りがある。
ついでに言うと上の作品で榛名もいるのは、呉軍港から広島への原爆投下を目撃していたことから。