ここでは『艦隊これくしょん』『艦これ改』に登場するアイオワ級について取り扱う。
史実のアメリカ海軍のアイオワ級戦艦については「アイオワ級戦艦」の記述を参照されたし。
『艦隊これくしょん』での概要
アメリカ海軍の戦艦の一つ、「アイオワ級戦艦」をモチーフとする戦艦娘の一種。
2021年2月現在、艦隊これくしょんに1番艦のアイオワのみ実装。2番艦のニュージャージー、3番艦のミズーリ、4番艦のウィスコンシンは未実装。
既に実装されていた装備、大口径主砲「16inch三連装砲Mk7」に「Iowa級の主砲」である旨が明記されており、本級の実装を匂わせていた。艦これ改には、とある艦娘が先行実装され、その艦娘は16年春のイベントで本実装される事が運営から語られていた。
提督たちの間では、その艦娘がアイオワ級のいずれかではないかと推測されていた。予想の通り、艦これ改に先行実装されていた艦娘はアイオワだったが、実際に入手した提督が現れたのは発売から数日後であった。
性能
性能的に言うと、長門型以上大和型以下の性能を持つ高速戦艦であり、初期性能の段階で霧島改二に匹敵する能力値を持つ。
特に火力は115と非常に高い。これは、41cm口径ながら17000m以内であれば大和型の装甲すら貫通しうる強力な火砲を備えていたことに由来すると思われる。耐久は92、装甲も107と、原型艦が非常に堅牢な構造であったことを反映した高いものとなっている。これにより、それまで高速戦艦としての最強の座を争っていたビスマルクやヴィットリオ・ヴェネト級姉妹をぶっちぎりで上回る高性能となっている。
また、運の値も非常に高く、総じて高いレベルでまとまった戦艦娘である。
しかし、回避だけは高速戦艦としては低水準である。これはアイオワ級の細長い船体がもたらす旋回半径の増大、および舵の効きが悪いという弱点を反映したものと思われる。(30ノット744mでヴァンガードは全速力937m。大和型の26ノットで640mって何のギャグだろね)
また、ゲームバランスの都合なのか史実のアイオワ級と違って非常に燃費が悪く(燃料は長門型の倍、弾薬も倍以上。※)、配慮して運用しなければ、作戦続行が危ぶまれる。
- ※ただし、史実の燃料消費量は「安定して航行した場合の公称値」であり、アイオワ級は高速を出すための細い艦隊が仇となってちょっと波が高くなるとヨーイングがひどくそうなると燃料消費量は上がる。日本でもイギリスで設計された高速戦艦の金剛型と、純日本設計の大和型でほとんど燃費が変わらない、と言えば解るだろうか。それに戦闘出力を出せば当然大和型を上回るわけで、機関出力で古鷹に負けている長門とは比べ物にならない燃料消費があることは容易に想像つくだろう。しかも、日本艦は戦闘出力時は巡航用低速タービンを切り離しているが、アメリカ艦はデッドウェイトとして回り続けている
艦娘
実装済
- 一番艦「アイオワ」(USS Iowa, BB-61)
PSVita用ゲームソフト『艦これ改』にて先行実装され容姿はその段階で判明していた。
ブラウザ版には2016年春イベント『開設!基地航空隊』の最終海域クリア報酬として実装。
アメリカ人のテンプレのように明るく開放的。また、提督のことを「You」と呼ぶ。
中破してもてへぺろな状態で、まだ余裕のある表情をしている。
だが時報や季節ボイスでの反応が後に実装されたアメリカ艦達と比べて変に模範的だったり、日本独自の文化に戸惑ったりと容姿に反し性格は至って真面目なのでは?といった解釈もなされている。
未実装
- 二番艦 「ニュージャージー」(USS New Jersey, BB-62)
- 三番艦 「ミズーリ」(USS Missouri, BB-63)
- 四番艦 「ウィスコンシン」(USS Wisconsin, BB-64)