図鑑データ
「改装されたこの長門、まだまだ新入りには負けないさ。行くぞっ!」
概要、出撃する!
長門改二は戦艦長門の第二次改装を行った姿で、2017年5月22日に実装された。
実装はイベント開始に前後してゲーム誌に情報開示されたものの、イベント終了時のTwitterでは一切告知されず、山城改二以来となる事実上のゲリラ実装となった。
改造レベルは艦として生存したまま終戦を迎えたこと、また自身が生み出された八八艦隊計画から準えて堂々の「88」。if改装ということを考慮してか改装設計図が必要となるが、コンバート改造を除いた改二改装としては同じ生存艦の榛名改二と隼鷹改二のLv80を超え、Lv84の鈴谷改二・熊野改二をも上回る要求レベルとなった。
ついでに言えば、上は国産超弩級戦艦の集大成から下は性能が色々とおかしい駆逐艦が揃うしずま艦隊で最初の改二実装艦という栄誉も授かった。
必要資材も「弾薬8,800/鋼材9,200」と、イベント開けには少々キツい数値になっている。
私の顔に何か付いているのか?
まず目を引くのは黒のロングコート。裾や縫い目に山吹色のラインが入っている。
腕も親指と人指し指以外のすべてを腕貫で覆い、スカート丈は微増、ストッキングもデザインの変更に伴い太ももを覆う長さが伸びている。
改造前に比べて露出する肌の面積こそ減ったものの、かつて連合艦隊の象徴として君臨していた頃を思わせる勇ましく堂々たる雰囲気を称えている。まさにおっぱいのついたイケメン。
胸前は和装のような襟合わせではなく、洋服のように一枚布へと変更。
襟は詰襟風で、衣装の各所に金属パーツが増加。
艤装も強大化し、砲台基部が艦体型に変更。
下部砲塔は連装砲のままに上部砲塔が三連装砲になり、煙突横や下部砲塔基部に対空機銃が増設されている。
砲塔が混載になっているのは、平賀譲技師が陸奥建造時に考案していた「A125案(別名:陸奥変体)」が元になっていると思われる。
この他、副砲も10cm連装高角砲に変更されて上部砲塔の後方に装備されているが、元の副砲であった14cm単装砲は逆に撤去されており、艤装下部の舷側に基部を残すのみとなっている。
また、上部砲塔の機銃座、並びに腕の意匠にクッション状の物体が確認できるが、これはおそらく空母赤城でも実際に実行された「布団やハンモックを防御用の衝撃吸収材にする」即席の補強装甲と思われる。
中破時は安定と信頼の「くっころ」風味。
改装前と比べるまでもないレベルで艤装が吹っ飛んでしまっている上、唯一残った三連装砲も砲身が曲がって発砲不能になり、まったくの抵抗ができなくなってしまっている。
さすが先生、よくわかってらっしゃる。
改装されたビッグ7の力、侮るなよ!
火力上限は118、装甲上限は110とIowa改より僅かに上に設定されているが、アイオワには装備不可能な51cm連装砲が装備可能な点から、装備によって底上げ出来る幅はアイオワより上になる。
耐久はケッコンカッコカリ状態でもBismarck dreiと同等の99止まりで索敵値もほぼ同等。
幸運は32から40、まるゆによる改修でなんと108まで増加する。
大和型と同様に機関系をガン積みすることで速力が「最速」まで跳ね上がる。
運営の公式発表では、「砲塔のフィット補正」が固有の特性を持っているらしく、今後の研究次第で新たな切り口が見えてくるだろう。
第3スロットの搭載数が6機に増加したことで、水上戦闘機を搭載しての制空権の争奪にも一助出来るようになった。
これまで駆逐艦や軽巡洋艦等しか搭載出来なかった「12.7cm連装砲」系列や「10cm連装砲」系列等の小口径砲に加え、大発動艇系列も搭載が可能になった。特に最強の対空装備である「10cm連装高角砲+高射装置」を装備出来るという他の戦艦・重巡洋艦には無い特徴も手に入れた。又大発系と三式弾を同時に装備出来るのも今回の改装の特徴の1つで、陸上系深海棲艦に対する新たな特効も期待される。
(しかし、駆逐艦の特権でもあった小口径砲と大発が搭載可能というのが「そこまでしてまで駆逐艦と御揃いになりたいのか」と更なる疑惑の目を向けられる事に・・・ )
※2017年夏季イベントのE-4道中等に登場するPT小鬼群対策として「41cm系主砲+10cm連装高角砲+高射装置+偵察機+徹甲弾+補強増設:対空機銃」といった装備の組み合わせで艦隊の道中撤退のリスクを下げ、ボス到達に貢献する等の新たな使い道が見出されている。特に水上打撃部隊編成であれば第1艦隊には火力が「+15」されている為ボスのゲージを削る段階なら小口径主砲を装備しているデメリットをある程度打ち消す事が出来る。
ただしこの場合、偵察機を載せての連撃とはトレードオフになるので注意。対地仕様でも昼戦での相対的な火力は落ちるため、戦況に応じたフォローは必要になってくる。
だがしかし、内火艇・戦車大発をガン積みした長門改二が集積地棲姫に5000台のダメージをぶち込むという報告が上がっている。もはやバスターコールの域。ビッグセブン、恐るべし。
初期装備は「41cm連装砲」「試製41cm三連装砲」「10cm連装砲(砲架)」「増設バルジ(大型艦)」。
扶桑型改二以来となる試製41cm三連装砲を引っ提げてくるほか、増設バルジも付いてくるという珍しいラインナップとなっている。
いずれにせよ艦隊決戦はもちろん、対空要員に陸上基地制圧と、提督の戦術に柔軟な対応が出来るマルチファイターへと昇格した。
燃料・弾薬の消費やはり重くなってしまったものの、上記の能力を得ながらもIowa改より70も安いため、資材と海域の特性に合わせての両者の使い分けは視野に入ってくる。
一斉射かッ…胸が熱いな!
2018年11月16日のアップデート完了より長門に与えられた新たな特殊攻撃パターン。【一斉射かッ…胸が熱いな!】で正式な名称である。
現在実装されている先行試験実装バージョンは長門の攻撃に合わせて2番艦も同時に攻撃を行うというもの。
- 旗艦(連合艦隊なら第1艦隊旗艦)に長門改二(無印・改では発動しない)、2番艦に戦艦を配置(他艦種不可)
- 艦隊に潜水艦を含んでいない事
- 以上の条件を満たした上で「梯形陣」「連合艦隊なら第2陣形(複縦陣)」を選択
- 一定の確率で長門改二と2番艦の戦艦の2隻で合計3回攻撃を行う
- 2番艦の攻撃権は消費されないので発動後、2番艦の攻撃ターンが残っていれば追加で攻撃を行う
この際に「ネルソンタッチ」と同様に長門改二は専用の砲撃グラフィックが表示される。
また発動も「ネルソンタッチ」と同様に長門改二の行動時に一定確率で発動する仕様となっており、1回の出撃につき1度のみ使用できる。又夜戦でも発動し、演習では発動しないのも同様である。
尚「梯形陣」限定の砲撃パターンになる。
艦隊全体の砲撃と雷撃が「0.6倍」で計算され艦隊全体の攻撃力が低下した状態になる。
又長門改二と2番艦は弾薬を10%追加で消費するので長丁場のMAPで道中で使用した場合ボスマスで弾薬不足による火力低下が懸念される。
なお2019年2月27日の陸奥改二実装に伴い「梯形陣」の更新が行われた。
此れにより砲撃火力は「0.6→0.75」に上方修正され、雷撃火力は据え置きの「0.6」、更に対潜力を向上、突破または夜戦突入までの生残性を上方修正された。
2番艦が「陸奥改」の場合他の戦艦が砲撃した場合よりも威力が上昇する補正が備わっており、2番艦が陸奥の場合、長門改二の攻撃倍率が「徹甲+電探装備時が約2.49倍」「徹甲のみで約2.17倍」「電探のみで約1.85倍」、陸奥の倍率は「徹甲+電探装備時が約2.51倍」「徹甲のみで約2.18倍」「電探のみで約1.86倍」。
これが2番艦が他の戦艦の場合だと、長門改二の攻撃倍率が「徹甲+電探装備時が約2.17倍」「徹甲のみで1.89倍」「電探のみで1.61倍」、他の戦艦の倍率は「徹甲+電探装備時が約1.86倍」「徹甲のみで1.62倍」「電探のみで1.38倍」とかなり変化する。
また、連合艦隊の場合、上記の通り第2陣形を選ぶと発動させられる。
火力補正1.0倍の陣形のため、陣形補正による火力の低下がなく、その火力を存分に叩き込む事ができる。
これが判明した2019年冬イベントではE-2に長門型姉妹を後半ゲージの連合艦隊に出撃させ、久方ぶりの戦線復帰となった南方棲鬼率いる艦隊を粉微塵に蹂躙する「胸熱祭り」状態と相成った。
尚、当攻撃の実装前から、先行して実装されていた欧州ビッグセブンによる特殊攻撃パターンに準えて、「ナガモンタッチ」なる呼称が自然発生的に生じている模様(他には名称を略した「胸熱砲」や「ナガトンパンチ」等)。言うまでもないが、以下のイラストのようなYES!ロリータNO!タッチ的な意味ではない。