ニドトフジョウデキナイ…シンカイヘ……シズメッ!
概要
『艦隊これくしょん』の2015年2月のイベント『迎撃!トラック泊地強襲』の第3海域のボス、第5海域の道中旗艦として新たに登場した「鬼」クラスの深海棲艦。シップクラスは軽巡洋艦。
容姿
顔立ちや髪型は、史実のトラック泊地空襲で戦没した那珂と阿賀野を足したような姿で、阿賀野型のセーラー服に酷似した服を身に纏っている。
そのことから「悪賀野」「那珂野」などという通称がある。また「艦隊のアイドル」を自称する那珂ちゃんのなれの果て(?)らしいことから「敵艦隊のアイドル」という称号も得た。さらに「軽巡棲鬼ちゃんのファンになります」タグがつくことも。
甲作戦と乙作戦(最終形態のみ)では、お団子がなくなってほぼ阿賀野のような見た目になり、胸から腹にかけての部分が破けて素肌が露わになっている。
この際、胸部や腹部など肌の一部にヒビのようなものが現れている。
なお胸部装甲は大きいのと小さいのが混ざったためか並サイズの模様。
深海棲艦勢力の軽巡洋艦では初めて(近いものならツ級がいたが)、ほぼ完全な人型の姿をしている。
ただし下半身は艤装で覆われており、その艤装もどう見ても足がそのまま収まっているようには見えず、軽巡ヘ級や雷巡チ級に近い体型。膝を曲げている状態で艤装に収まっているとすれば説明はつくが……。
(史実における那珂は最期、攻撃により船体を真っ二つにされた……、ようするに駆逐棲姫と同じ理由だという説もある)
2015年冬イベントのモデルである「トラック島空襲」で、軽巡では那珂と阿賀野がアメリカ軍によって撃沈(阿賀野は潜水艦の雷撃、那珂は航空機の攻撃で)されており、両者の容姿が混ざっているのはこれが原因ではないかと思われる。
より詳しく言えば、那珂は襲撃を受けた阿賀野の救助に向かったのだが、阿賀野の撃沈を聞いて撤退しようとして敵航空機部隊に発見され、沈められたという経緯と接点がある。
性能
例によって「鬼」であるので耐久値は210(本気モード時は270)とただの軽巡とは桁が違う。装甲も手加減モードですら前イベントで現れた『駆逐棲姫』を超える135を誇り、乙作戦の本気モード・甲作戦ではダイソンこと『戦艦棲姫』を超える170となり、夜戦でも装甲を貫けないことも珍しくない。回避力も普通の軽巡並にある。
一方攻撃能力は鬼・姫クラスにしてはさほど高くない(65→75)が、他が異常過ぎるだけで防御の低い艦ならば一撃大破に追い込む威力はある。
そして軽巡なので対潜能力も備えているのだが、これが後に彼女の悲劇を招く事になる。
そこで考えだされたのが「潜水艦おとり」戦法である。艦隊に潜水艦を加えておくと、昼も夜もひたすら潜水艦殴りに没頭してしまい、肝心の水上艦艇への攻撃を忘れてしまうのである。更に第二艦隊旗艦に潜水艦を据えれば夜戦カットインも無力化できてしまう。
なお何故かでち公がおとり役として抜擢されている事が多いが、主にネタ的な理由と思われゲーム的に優位性は見られない。
実戦での活躍
2015年冬イベント「迎撃!トラック泊地強襲」の場合
彼女のデビュー戦。E-3にてボスとして登場する。例のおとり戦法にて彼女の攻略自体は比較的容易なのだが…
このマップで本当に怖いのは、彼女よりもその直前に出現する戦艦棲姫の方である。
戦艦棲姫にボコられた後に彼女と戦わなければならない事も多いので、油断すると手痛い目に遭わされることもある。というか彼女まで辿りつけないことも少なくない。
E-5で再登場。ただですら高難度のこの海域で、最初のマスで出現。
まともに戦うと海域難易度を跳ね上げる要因となるが、潜水艦おとり戦法で封殺すれば海域攻略を進めやすくなる。
連合艦隊第二艦隊旗艦は「大破してても進軍できる」が「旗艦は轟沈しない補正」がかかっていると見られ、潜水艦を第二艦隊旗艦に据えてデコイにし、それに釣られて自慢の火力を発揮できずにボコられる軽巡棲鬼が確認されている。……合掌(汗)。
2015年春イベント「発令!第十一号作戦」の場合
前作戦の失態のせいで降格され地方巡業に回されたのか、次に与えられた任務はE-1ボスの護衛であった(E-1で出現するのは、甲作戦かつゲージ破壊前のみ)
この海域には無敵でち公は来ない(第二艦隊旗艦への潜水艦配置が出来ない)ので彼女も本領発揮できそうに見えたのだが…
だが今回与えられたのは護衛任務、にもかかわらず単縦陣を敷いているため、自慢の重防御がほとんど役に立たず、自分だけ無傷のまま旗艦のリ級が沈められる光景が各地で見られたという。
ゲージ破壊後はもう出てこないので、まるで護衛に失敗してそのままトンズラしたかのように見える…
その後E-3の道中にも出現することもある。ここでは自慢の雷撃も存分に威力を発揮するが、このやる気の無さに加え、そもそもステージの目的は通商破壊であるため、最初から連合艦隊から無視される事も多い。
ここでは空母や低速戦艦等の防御力のある艦種が使えないため、あまり舐めすぎると彼女からワンパン大破を貰うことになりかねない。
余談だが、本作戦E-5ボスの泊地水鬼にも潜水艦デコイ戦法が通じる。
通常海域デビュー
2015年春イベントの翌月に実装された「カレー洋リランカ島 深海東洋艦隊漸減作戦(4-5)」にて登場。
再びリベンジを果たすべく、下ルートのボスマス前の特設ライブ会場で新型機搭載のヲ級flagship、ル級改flagship等の豪華バックダンサーを従え待ち構えている。
しかし今度は旗艦でセンター(輪形陣)を張っている為、バックダンサー達の火力を生かし切れない上自身の雷撃も当たらない事に
まともに戦えばこれでも十分脅威ではあるのだが、本海域の攻略が進むと中ルートが鉄板とされたため、またしても連合艦隊から無視される事になってしまった。
2015年夏イベント「反撃!第二次SN作戦」の場合
三度イベント参加である。これまでの必死の活動が認められたか、E-2にてボスの座に復帰を果たす。
タ級やネ級といった前回を上回る豪華親衛隊を従えている上、甲、乙作戦時のみだがゲージ破壊前になると戦艦棲姫も登場する(部下がヘマをやらかさないように上司自ら出てきたかの様にも見えるが…)
今回は制空権が足りない位で大きな問題はなく、連合艦隊側も戦力を分散している状態であるため、それなりには善戦した模様。
2016年秋イベント「発令!艦隊作戦第三法」の場合
E-5にて登場。しばらく出番が回ってこなかった彼女にも久々の仕事が入るが、輸送艦隊の護衛という微妙な任務を任されている。(そしてお約束の自分旗艦で輪形陣)
なんとなくボスっぽい雰囲気のポジションで連合艦隊を待ち構えているが、彼女を数回ボコると驚愕の事実が判明する。
この海域には真のボスへのショートカットとなる、新たな出撃地点が追加されるギミックがあり、その鍵の一つが彼女率いる艦隊へのS勝利である。
つまり彼女は艦隊ごと囮にされていた模様…合掌。
―――と、彼女の活躍を見てきたが、数多の提督を戦争神経症に追い込んだ他の姫や鬼達と比べると、目的に合致しない陣形で登場したり、おとり戦法で無力化されたりと、どうにもポンコツ感が拭えない。
やはり素体の影響なのだろうか…
メディアミックス作品での活躍
76話で初登場。那珂と阿賀野からは自分達のコスプレをする追っかけ扱いを受けており、そのためか登場する度に那珂達から反応を示している(どころか、金剛もお団子の髪型は自分の真似と言い張っている)。
なお、この扱いのおかげでイベントボスの深海棲艦としては登場回数が多い。
ノーマルと最終形態の両方がいるが、優れた能力かつ制約も少なく使いやすいとの評。
最終形態に至ってはダブルレアとかなり待遇が良い。
余談
お姉さん?
上位種として「軽巡棲"姫"」がいる。彼女もまた那珂ちゃんのお姉さんによく似てる。
ということはもし『軽巡水鬼』なる敵艦が出るとしたら…
派生種?
稀に艤装と分離して脚が生えたイラストがあったり・・・
阿賀野と合わさったようなイラストや・・・
「敵艦隊のチャイドル」こと駆逐棲姫とのカップリングイラストがあったりする。
まぁ、容姿という点ではこれにも似ている。
ススムガ…イイサ……その、先には…!
関連タグ
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