クイーン・エリザベス級戦艦
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くいーんえりざべすきゅうせんかん
イギリス海軍がかつて保有していた戦艦の艦級。
アイアン・デューク級戦艦の拡大改良型で、全部で5隻建造された。そして、世界最初に高速戦艦として就役された艦級だった(本級の速力は最大25ノット、当時の基準では十分な高速戦艦であった)。
巡洋戦艦並の機動力と、通常戦艦の防御力を併せ持つ高速戦艦として計画されたのでボイラーにも装甲されており、その厚さは、なんと、330mm!!。当時としては、驚異の厚さだった。だが、その代わりに主砲塔は1基減少している。
主砲は新開発の15インチMk.1を採用しており、この砲は信頼性も高く、以後建造されるリヴェンジ級戦艦以降の主砲として、活躍することなった。
第一次世界大戦ではジュットランド海戦において強力な火力と強靱な防御力を見せつけた当艦であったが、各国戦艦の発達が著しい情勢であったため1920年代になって近代化改修が行われた。1930年代にも大規模改修が行われ、大戦中にもレーダー搭載などの改修が加えられているため、最終的には搭載機関や搭載兵装は各艦で異なっている。
第二次世界大戦では姉妹達はノルウェー沖から地中海を経てインド洋まで幅広い戦線で活躍しており、第二次ナルビク沖海戦、カラブリア沖海戦、マタパン岬沖海戦など欧州戦線における大海戦にも参加した殊勲艦達でもあり、バーラムを除けば大戦を全てが生き残ったが、その後まもなく全艦が解体処分となった。
No | 艦名 | 建造 | 起工 | 進水 | 竣工 | 戦没/売却 |
一番艦 | クイーン・エリザベス | ポーツマス海軍工廠 | 1912/10/21 | 1913/10/16 | 1915/01/15 | 1948/03(スクラップとして売却) |
二番艦 | ウォースパイト | デヴォンポート海軍工廠 | 1912/10/31 | 1913/11/26 | 1915/03/08 | 1947/07(スクラップとして売却) |
三番艦 | バーラム | ジョン・ブラウン造船所 | 1913/02/24 | 1914/10/31 | 1915/10/19 | 1941/11/25(独潜水艦「U-331」の雷撃を受け、撃沈) |
四番艦 | ヴァリアント | フェアフィールド社ゴーヴァン造船所 | 1913/01/31 | 1914/11/04 | 1916/02/19 | 1948/03(スクラップとして売却) |
五番艦 | マレーヤ | アームストロング・ホイットワース | 1913/10/20 | 1915/03/18 | 1916/02/01 | 1948/02/20(スクラップとして売却) |
二番艦「ウォースパイト」がだんとつに多く、続いて一番艦「クイーン・エリザベス」、四番艦「ヴァリアント」
「バーラム」と「マレーヤ」はどの作品でも実装されていない。
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