図鑑データ
概要
龍田が2018年1月17日のアップデートにて、更なる改造を遂げた姿。改造レベルはLv80と、阿武隈や鬼怒を上回り軽巡では最も高い。一方改装設計図は要求されず、代わりに高速建造剤と開発資材が要求される。
ここまでのレベルに育てられたのならば、余程常日頃から建造や開発を過剰にやり過ぎていない限りは簡単に改装が出来る事だろう。
能力・装備
最大の特徴は、燃費は改造前と変化がないにもかかわらず、大発系(内火艇含む)が搭載可能な点。
これによりさらに遠征向け要員として磨きがかかることとなった(公式でも「改天龍型輸送軽巡」とアナウンスされた)。
他には射程が中→短に変更、五十鈴改二以来となる無条件での先制爆雷発動、専用対空CI有りと対潜・防空に特化しており、軽巡改二グループのなかでは五十鈴改二に近い仕様になっている。また、多摩改二に続いて、カ号観測機も搭載可能になった。
専用対空CIは「高射装置機能を持たない高角砲+同性能の機銃」という、クセのある仕様。
このため対空カットイン用の装備は楽に揃えられるが、現在メジャーな高性能対空装備セット(10cm高角砲+高射装置*2&対空電探)では真価を発揮できなくなる。
ただ対空CIをそちらに任せ、自分はカットインなしの対空要因に徹して補助するということもできるので、決してマイナスばかりではない。
反面、火力が大幅に下がり(59→50)、副砲・大型電探・水上機の搭載が不可能になったが、運用面を考えればさほどデメリットにはならないだろう(ちなみに改までは水上機は搭載できたが、搭載数が0だった)。
総じて対空・対戦・輸送護衛に特化したサポート型に仕上がっており、正面からのぶつかり合いではほかの軽巡に譲るものの、遠征や輸送任務を軸に柔軟な対応ができるようになった。
容姿
夏季に実装された水着龍田の絵柄に近づき、一気に大人びた印象へと変わっている。
イラストレーターの彩樹氏の絵柄の変化と言われているが、氏の2012年以前の絵を見るとこちらの画風に近いようにも思える。
意図して変えた部分も多いと捉えるべきかもしれない。
もっとも、5年も経てば中学生が大学生になってしまうので、龍田も大人になっ(てしまっ)たのだろう。
なお、改装の際、近代化回収時の「天龍ちゃんには内緒にしてね」の台詞パターンが流れる場合がある。が、どう考えてもヒミツに出来ないレベルに服飾のデザイン面も大幅に変わっている。
具体的には、
- 衣装の上半身部分はノースリーブへと変わっており、紫色の紐で留められた、スカートとお揃いの黒地に白い二重線模様のケープを羽織った服装へと変化している。
- 胴から腰部分に革ベルトと金属リング状の飾り帯の装飾が追加されている。
- 衣装のスカート部分のスリットが増え白地が覗くデザインとなっており、スカート端の二重線状の模様がより太くなっている。
などである。
艤装も改二相応のものになっているが、中でも最大の変化は主砲が装備されたことだろう。
武装は艦橋様の基部両脇から伸びるアームに取り付けられた甲板に配置されており、表に12.7cm連装高角砲、裏には53cm連装魚雷、甲板隅には25mm連装機銃という構成。
三連装魚雷2基のみだった改時代よりも火力は下がった筈(前述)なのに見た目はむしろ重武装になっているとか気にしてはいけない。
他、艤装基部後方には大発発艦用と思しきスロープが蝶番で取り付けられている。
トレードマークの薙刀は刃部が赤から鉄色に変わり、より重々しくなっている。また刃の後方に棒状の突起が追加されており、一部では刃だけを取り外して鉈のように使うための柄ではないかという推測もなされている。
艦これアーケードに現状実装されている龍田および龍田改は、主砲弾は「振るった薙刀から発射されている」ような描写だが、将来艦これACに龍田改二が実装される日が来た場合、上記の背部艤装の主砲追加により、この辺にも変更が生じるかもしれない。
例のパルックも健在ながら、縦幅が幾らか増しているようである。
その他
実装と同時に任務(クエスト)に「松輸送作戦、開始せよ!」が実装されている。
これは龍田最期の任務となった第十一水雷戦隊による「東松2号船団」の輸送作戦に由来する。
つまりこの任務、かつて龍田が野分に看取られ果しえなかった任務へのリベンジともいえる。
このとき龍田は嵐で荒れた海の上、米潜水艦サンドランスの雷撃で仕留められてしまう。
彼女が先制爆雷を獲得したことは、単なる苦手意識の克服だけでなく、この一件への強い意識がかかわっているのかもしれない。
半年後の7月12日、ようやく天龍ちゃんにも改二が実装され、天龍田揃っての改二を拝めるようになった。