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デトロイト

でとろいと

アメリカ合衆国北東部ミシガン州南東部に位置する都市。
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概要

アメリカ合衆国北東部のミシガン州の人口67万人(2019年)の最大都市である。
川を隔てカナダと接している。

古くから自動車産業により発展したモーター・シティ(MC)として有名であるが、現在はその産業の衰退で中心街も寂れつつある。

歴史

ヨーロッパ人による北アメリカ大陸の侵略の開始後はフランス人による入植が始まり、デトロイトの語源もフランス語の「海峡」である(実際はエリー湖ヒューロン湖を繋ぐである)。1760年頃にイギリス軍に占領され、アメリカ独立戦争米英戦争を経てアメリカ合衆国領としての割譲や実効支配が進んだ。

19世紀には豊富な水路による水運で栄えたが、次第に陸上輸送に使う馬車自転車などの産業が盛んになった。
1899年に自動車産業が興り、1903年に自動車王ヘンリー・フォード率いるフォード・モーターがデトロイトに大規模な量産工場を建設したことにより他の自動車メーカーも集まり、アメリカ自動車産業のビッグ3(クライスラーゼネラルモーターズ)もこの地に工場などを移転した。

全盛期には180万人もの人口を抱え、その半分が自動車産業に従事するという大都市となった。
しかし、1967年のデトロイト暴動などにより治安が悪化し、都心部から郊外へ富裕層の人口流出が発生。1970年代以降は国内外で日本車に押されるようになり、地場の自動車産業が打撃を受けて失業率が増大。中心街は生活困窮者だらけとなり、税収も悪化した。1980年代の中心街の荒れ方は尋常ではなかったとされる。

1990年代以降、荒廃を重く見たデトロイト市は都市再生や映画産業への転換等を試みたが、一部地域に効果があっただけで市全体に波及することはなかった。
2013年、デトロイト市は事実上の財政破綻をし、市民の公共施設の利用や行政サービスが著しく制限される事が話題となった。

郊外の地域

このように衰退が激しいデトロイト市であるが、その郊外やミシガン州全体の経済や雰囲気が死にかけているわけではない。中間階級や富裕層が多く住む静かな住宅街や、豊かな果樹農業地帯、国内観光で賑わう景勝地・避暑地は多い。

またアメリカ以外の世界各国の自動車関連会社がこういった郊外に事業所を置いており、日本人駐在員とその家族が多く住むエリアでもある。
ただし日系人がとても多いカリフォルニア州と比較すると日本の食材、雑貨、メディア・サブカル情報等が入手しづらいという感想が多い。また1年を通して雨天が多く極寒の豪雪地帯なので、治安こそ良い地域も多いものの多くの日本人にとっては比較的生活しづらいエリアであるとされる。

交通

鉄道については、中心部を新交通システムが走っている。
中長距離路線ではアムトラックシカゴ-バトルクリーク-ポンティアック(デトロイトの北にある都市)間の路線が存在し、ミシガン・セントラル駅はこの路線の廃駅である。1983年まではポンティアック-デトロイト間の通勤路線があった。

空港に関しては、現在は郊外にあるデトロイト・メトロポリタン国際空港が最大の玄関口であり、日本との直行便も就航する。

スポーツ・文化

デトロイトとその郊外にはアメリカの4大スポーツ、すなわちアメリカンフットボールバスケットボールアイスホッケー野球のプロチームが存在する(デトロイト・ライオンズデトロイト・ピストンズデトロイト・レッドウィングスデトロイト・タイガース)。

またオーケストラ(デトロイト交響楽団)も存在し、アメリカの工業技術の一大発展地として歴史的意義の大きい自動車や往年の移築建築物を多数保存しているヘンリー・フォード博物館も所在する。

創作の場所として

デトロイトを舞台とした作品として最も有名なものは映画「ロボコップ」があり、犯罪都市と化した近未来のデトロイトが描写されている。ただし1980年代後半はすでにデトロイトの治安は危険レベルであったため、撮影はダラスで行われたという。
スーパーファミコンシムシティにおいても、この都市を題材としたシナリオがあり、犯罪抑止が目的となる。
デトロイトビカムヒューマンは2038年のデトロイトを舞台としているが、ロボットの普及により失業者が溢れ、やはり堕落した都市となっている。

関連項目

アメリカ合衆国 ミシガン
アメリカ合衆国の地名の一覧
自動車 ビッグ3 工業
デトロイト・タイガース

豊田市 トリノ
:いずれも姉妹都市である

ロボコップ デトロイト・メタル・シティ
デトロイトのエミヤ
デトロイトビカムヒューマン

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