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産業用ロボット

さんぎょうようろぼっと

ロボットティーチングによって自動的に作業を行うマニピュレータ。主に製造業で活用される。文字通り「産業用に供されるロボット」という意味ではない。

概要

産業用ロボットとはティーチングプレイバックという手法で自動的に動作するマニピュレータを指す。マニピュレータとは「人間ののような形をしたロボット」(ロボットアーム)と考えてもらっていい(水平多関節型ロボットやパラレルリンクロボットのように人間の腕の形とはかけ離れたものもあるが)。主に塗装組み立て溶接、製品検査など製造業で活用される。面に固定されているものもあれば移動可能なものもある。


なお、掃除ロボットや配膳ロボット、受付ロボット手術支援ロボットなども産業用に供されるロボットであるが、これらはサービスロボットと呼び、産業用ロボットには含まれない


産業用ロボットは購入しただけでは思い通りに動いてくれない。条件に応じた動作を教え込む「ティーチング」という作業が必要である。コンピュータを使ったシミュレータで大雑把なティーチング(オフラインティーチング)を施しておき、実際のラインで微調整を行うことが多い。


産業用ロボットがNC工作機械のような自動加工機械と異なるのは、製品の形状に合わせて動きを調整し、柔軟な作業ができることである。例えば自動車工場であれば一つのラインにいろいろなボディ形状の車種が流されるが、産業用ロボットであれば設定をやり直したり製品を厳密な位置にセットしたりしなくともロボットの方で対応してくれる。


その歴史は意外にも古く、日本では1969年に川崎重工業が開発した「川崎ユニメート2000」という機種が最初である。1980年代以降の工場の自動化(ファクトリーオートメーション=FA)の進展に伴って採用が広がった。


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