ミネケ・プス
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みけねぷす
ベルギーのイーペルで開催される「カッテンストゥッツ(猫祭り)」のパレードに登場する白猫の王妃。
ベルギーの街イーペルで3年に1度の、5月の第2日曜日に開催される「カッテンストゥッツ(猫祭り)」のパレードに登場する、ベルギー郊外の街ズウェーフェゲム出身の、世界遺産にも選ばれた「繊維会館」の描かれたドレスを着た白猫の王妃。
イーペル代表である黒猫の王シープル(Cieper)の山車が、互いの街のパレードで交換された際に電線に接触してしまい燃えてしまったために、燃え上がる恋であったと解釈されて婚約、結婚して王妃になったのであった。
元々この祭りは、名産品である毛織物をネズミから守るために多くの猫が飼われていたこの街で、中世においてはペストを広める魔女の手下であるという迷信のために、繊維会館の塔の鐘楼から猫を投げ捨てるという風習があったことが起源であるといわれる。
そして1938年になって街のみんなで猫の仮装をして大きな山車のパレードが行われるという、現在の形に改められ有名な観光資源となったのである。
シープルとミネケ・プス夫妻のパレードが終わった後に、赤と白の2色に身を包んだ道化師によってさすがに現代では本物ではなくぬいぐるみの猫が投げられ、この猫をキャッチした者は願いが叶うとされている。
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