概要
フランダースの犬に出てくる主人公。ジャパニメーションでは最も泣ける画家。
尚、世界名作劇場やそれの影響で後世の絵本などではネロは10歳(あるいはそれ以下)の年端も行かない子供のように扱われるが、原作では15歳の美少年であり、その当時では立派に手を職を持ち働いている年齢であった。
コゼツが必要以上にネロにきつく当たっていたのも働ける年齢でありながら、絵描き等という絵空事ばかり夢見て、そんな男とアロアに何か間違いがあったら困るからである。
その様な当時の事実を加味して、海外ではネロの死は単なる「負け犬の死」としか見なされていない。
しかも、原作の最期は自殺だった。
パロディ
『天才バカヴォン〜蘇るフランダースの犬〜』では天に召されかけた際、自分たちに手を差し伸べてくれなかった人間たちへの激しい憎しみから天使のお迎えを拒絶。
自ら地獄に堕ちてパトラッシュとともに悪魔として復活し、彼らを現世に蘇らせた狂人ダンテとの取り引きにより、バカボンの学校に潜入する。
本作では文字通り「悪魔に魂を売った」状態であるが、バカボン一家とふれあったり、中でもバカボンとはよき友人として友情を育むなど、本来の心優しい少年の面も少なからず見せるため、完全に人の心を無くてはいない模様。
ちなみにバカボンのパパには「オキロ君」(「ネロ=寝ろ」に対する「起きろ」だと思われる。後にカップヌードルのCMでネタにされている)などと呼ばれていた。