概要
小学校1年生の時にサッカーをはじめる。高校時代までは平凡な選手であったが、大学時代に頭角を現し、関東大学リーグ2部で2年連続ベストイレブンに選ばれ、注目される。
2016年に柏レイソルに移籍。2017年にはチームの主力として定着し、日本代表にも選出、Jリーグ優秀選手賞を受賞するなど活躍。
2018年も引き続きチームの主力として奮闘するも、チームの低迷を補うことはできず、レイソルは無念のJ2降格となった。
2019年にベルギーのKRCヘンクに期限付き移籍することが発表され、2021年までプレイした。
2022年にフランス1部リーグリーグ・アンのスタッド・ランスに移籍。
私生活では、2021年11月23日に、自身のインスタグラムで一般女性との結婚を発表した。
日本代表
2015年にU-22日本代表候補合宿に初招集されたが、2016年のリオデジャネイロオリンピックの代表メンバーには選出されなかった。
2017年に、A代表に召集される。当初は堂安律の控えに甘んじることが多かったものの、カタールW杯アジア最終予選で大きな活躍を見せ、代表のW杯出場に貢献。W杯本大会においてもチームの主力として活躍し、チームのベスト16入りに貢献した。
2024年のAFCアジアカップにもメンバー入りするが、後述する性加害疑惑が持ち上がったことで途中離脱となった(なお、代表は伊東が離脱した直後に行われた準々決勝でイランに敗れ、ベスト8で大会を終えた)。
その後、2026年FIFAワールドカップアジア最終予選開幕戦となる中国戦で代表復帰を果たした。
不祥事
アジアカップ開催期間中の2024年1月31日、週刊新潮により、2023年6月21日に大阪のホテルで2人の女性を酒に酔わせ、同意を得ないまま行為に及んだとされる記事が掲載された。
大事な国際大会の最中であったことや、前年度にジャニー喜多川の性加害問題をはじめとした、著名人の性加害問題が相次いで取り上げられていたこともあり、この報道は大きな波紋を広げることとなった。
女性と伊東は弁護士を通じて話し合い、伊東は性的な同意はあったとして金銭による示談などを提示したが折り合わず、女性は2024年1月18日に大阪府警に告訴状を提出し、刑事告訴に踏み切ったという。これに対して、伊東側は女性に対して虚偽告訴容疑で大阪府警に告訴状を提出、徹底的に争う姿勢を見せている。
そもそも伊東は前日に行われたキリンチャレンジカップのペルー戦で腰を痛めて途中交代しており、そんな状態で女性と行為に及ぶことができるとは到底思えないことがその根拠である。
伊東の弁護士も、具体的な内容には触れなかったものの、「女性の証言を覆すだけの証拠を押さえてある」と述べており、仮に裁判に持ち込まれたとしても伊東側が最終的に全面勝訴する可能性は十分にあると言われている。
現在、伊東は係争中の身の上だが、所属チームのスタッド・ランスの試合には問題なく出場することができている。一方で、日本代表にはアジアカップ以降一度も召集されておらず、これまで結んでいたスポンサー契約もほぼ破棄されるなど、経済的にも社会的にも、そして何よりアスリートとしても非常に厳しい状況に置かれてしまったことは間違いない。
仮に裁判で勝訴したとしても、裁判を終えた頃には既に選手としてのピークを過ぎている可能性も決して低くはなく、ファンの間では「仮にこれが原因で残りの現役生活に支障が出るようなことになったら、女性や新潮はどう責任を取るつもりなんだ」と、原告側の女性や新潮社を非難する声も上がっている。
ただ、伊東は当初は示談に応じるなど、女性と会ったこと自体は否定していないため、これが事実であれば、伊東は既婚の身でありながら他の女性と不倫していたことになる。このため、こうして不貞行為に及んだ事実や、伊東の脇の甘さを批判する意見がないわけでもない。