概要
2001年6月4日生まれ、神奈川県川崎市出身。
身長・173cm、体重・67kg。
ポジション・FW / MF。
実弟の久保瑛史もサッカー選手として、16歳でレアル・ソシエダのイーソ(フベニールB。U-18相当)に所属している。
少年時代
父がサッカーのコーチをしていたことから3歳の時サッカーを始める。
小学校2年まで東京ヴェルディ1969のスクールに所属していたが2009年8月、一枚のパンフレットを見てFCバルセロナキャンプ(2007年より日本国内で毎年開催)に参加、MVPを獲得。
2010年4月、FCバルセロナスクール選抜としてベルギーで開催されたソデクソ・ヨーロピアン・ルーサスカップに参加。結果は3位であったが大会MVPを獲得。
小学校3年生の時に川崎フロンターレの下部組織に入団。
2011年8月、FCバルセロナの下部組織カンテラ(ラ・マシア)入団テストに合格し、スペインに渡る。
バルサでは10-11歳で構成される「アレビンC」に入団、そこで地中海カップU-12トーナメントで大会得点王とMVP、リーグ、カタルーニャ杯などのトーナメント制覇に貢献。
2014-15年は「インファンティルA」(13-14歳で構成)に所属したが、FCバルセロナの18歳未満の外国人選手獲得・登録違反により出場停止が続き、2015年3月に帰国してFC東京の下部組織に入団。
Jリーグ
2016年、中学3年ながらFC東京U-18に飛び級で昇格、日本クラブユースサッカー選手権で出場し、大会史上初となる中学生ながら得点王(5得点)に輝いた。同年月、FC東京のトップチームに2種登録。同年11月5日に行われたJ3リーグ第28節AC長野パルセイロ戦に後半開始から出場、これがJリーグ史上最年少記録を塗り替えた。
2017年3月12日、J3開幕戦のカターレ富山戦では初の先発フル出場。
同年4月15日、J3第5節のセレッソ大阪U-23戦では15歳10カ月11日でJリーグ最年少得点を記録。5月3日、ルヴァンカップ第4節の北海道コンサドーレ札幌戦で後半21分から途中出場、21世紀生まれの選手で初めてのトップデビューとなった。
同年年11月1日、FC東京とプロ契約。
同月5日、J3第30節のガンバ大阪U-23戦でプロ入り初得点。26日には、J1第33節のサンフレッチェ広島戦で途中出場からJ1リーグデビュー。16歳5か月22日での出場は歴代3位となった。
翌年、2018 FIFAワールドカップに日本代表のトレーニングパートナーとなるU-19日本代表に選出され帯同。その後、主戦場がJ3リーグとなっている現状に危機感を感じ移籍を希望。
8月16日、横浜F・マリノスへの期限付き移籍が発表される。
8月25日、第24節のヴィッセル神戸戦では56分にJ1リーグ初得点、これがJ1歴代2位の最年少得点となった。
2019年、FC東京に復帰。
2019年5月23日、キリンチャレンジカップの日本代表メンバーに初選出。
スペイン
6月14日、レギュラーとして当時リーグ首位で貢献していた中にスペイン1部リーグのレアル・マドリードへ移籍を発表。同時に久保との契約で、18歳の誕生日を迎えた同年6月4日に契約が終了していた事を明かした。
2019年8月22日、RCDマヨルカへの期限付き移籍が決定。
同年9月2日、リーガ・エスパニョーラ第3節のバレンシアCF戦で途中出場し、リーグ戦デビュー。
11月10日、第13節のビジャレアルCF戦で後半8分にミドルシュートを決め、リーガ・エスパニョーラ始め欧州4大リーグのアジア出身選手最年少得点(18歳5ヶ月6日)となる初得点を決めた。
2020年8月10日、ビジャレアルへ期限付き移籍。
2021年1月8日、ヘタフェへ期限付き移籍。
2021年8月11日、RCDマヨルカへ再び期限付き移籍。
2022年7月19日、レアル・ソシエダへ完全移籍。2023年5月3日には古巣のレアル・マドリード相手にゴールを決めるなど飛躍の年となり、リーグ公式戦9ゴール4アシスト。スペイン1部リーグにおける日本人選手のシーズン最多得点記録、乾貴士以来日本人二人目となるスペイン1部リーグ通算二桁得点を達成した。
MOMも9度獲得し、これは2022/2023シーズンのスペイン1部リーグ全ての選手の中で最多の獲得者となった。
レアル・ソシエダの年間最優秀選手、スポーツ紙TheAthleticのスペイン1部リーグベストイレブン、日本プロサッカー選手会の選出するJPFAアワードのベストイレブンに選出された。
スペイン大手紙『as』の副編集長であるハビ・シジェス氏は久保の飛躍について、同チームに所属する元スペイン代表ダビド・シルバの影響を上げており、久保自身もシルバから「止まれ、そして見ろ。スペースはいつだって存在している」とアドバイスを受けているとインタビューで答えている。