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CV:山田栄子


概要編集

アメリカの石油王の娘という超お嬢様なポジションのそばかすの少女。

セミロング金髪、青紫色の瞳の持ち主である。


プライドが高く、代表生徒の座を奪われた恨みもあり、取り巻きを使ってセーラに酷いいじめを繰り返していた。だがセーラに対して愛憎の感情があって容赦ないいじめをしてきたのではないかとかヤンデレいう考察も多い。


キャラクター設定のマニアックさに惹かれるファンも少なくなく、pixivではラビニアのイラストが今でも投稿されるなどコアな人気を持つ。ファンからの愛称は『ラビニア様』。



両親も本編で登場している。ラビニアの母は自分(と娘)本位で自分勝手な性格だが、ラビニアの父は良識的な人物で、セーラの境遇を知った父は彼女を専属メイドにしていじめようとする娘を叱って専属メイドの話を帳消しにさせる人格者。性格が父に似ていたらよかったのだが、それだと話にならないので、高慢な母ゆずりの性格というのもいわゆるお約束。


最後はセーラのダイヤモンドのような精神力を前に敗北を認めるものの、今まで意地悪したことに関しての謝罪はなかった。セーラをライバル視しているだけで、それまで自身がセーラにした仕打ちの数々についてはまったく反省していない模様。最終話でアメリカへ帰国すると言っていたため、復学したセーラとは学園生活は過ごしてないようで、セーラとの仲がどうなったのかは不明。


世界名作劇場に登場する敵役・悪役は概して最終話までに改心したり、その兆しが見られたり、改心しない場合はそれまでの悪行の報いを何らかの形(最悪の場合、自身の死を含め)で受けるものだが、(はっきりした形で)改心もせずそれまでの行為に対する何の報いも受けなかった(前述の父親に1回ひっぱたかれた程度。しかもそれで態度を変えることもなかった)のは世界名作劇場史上、この娘だけである。(同じくメインの敵役だったミンチンはしっかりと報いを受けて、手のひら返し感満載ではあるが改心もしている)


何故、小公女に対して執拗に嫌がらせをしていたのか?編集

アーメンガードから『ラビニアは、どうしてセーラに酷い事をするの? 代表生徒の座を奪われた怨み?』と問われたのだが『代表生徒の座を奪われたからなんてのは、もう怨んでないわ。』と回答すると『私があの子に酷い事をするのはね、あの子が落ちぶれて悔しい表情を浮かべないからよ!』自身が味わった出来事をセーラにも味あわせたかったということだった。


小話編集

山田栄子氏は、作中に登場する猫「シーザー」も演じている。【セーラを嫌うラビニア】とは対照的にシーザーはセーラをとても好いていて共に暖炉で暖まったり一緒に行動したりしている場面がある。


山田氏はラビニアについては「嫌い」と述べている。(中の人が演じた彼女だったら間違いなくラビニアに反撃していただろう)

だが、GYAO!で2010年11月1日-2011年1月31日まで公開されていたショートアニメの幸せパスタストーリー・小公女セーラ編では他のキャラクターの声優が変更されている傍ら、ラビニアだけはオリジナルキャストである山田氏が再演していたりもする。

後に、本人がインタビューにて「自身の声優としての活動の中でターニングポイントとなった役」と回顧していた。


また、山田氏の迫真の演技が原因でファンが暴走し、「セーラをいじめるな!」と書かれた手紙とともにカミソリが入ったファンレターが送られたという現在では考えられないとんでもエピソードはファンの間では非常に有名。


※「小公女」の原作版、派生アニメ・漫画版、映画版、ドラマ版では、世界名作劇場版のようにセーラに対する過度な苛めを行っていない(彼女のことを嫌ってはいるが皮肉っているだけである)。権力をあまり利用せず、和解はしない結末も多いが、きちんとした和解も行うなどの結末も少なくない。


関連タグ編集

小公女セーラ バイオレットヒロイン 悪役令嬢

関連キャラクター編集

ナターリャ・カミンスカヤ・ベネックス七つの海のティコ)…同じ世界名作劇場に登場する悪女にしてラスボス

安西愛海ライフ)…学校を舞台とした主人公と主人公の親友の宿敵であるいじめっ子。

イライザ・ラガンキャンディ・キャンディ)…悪役令嬢の元祖。

ジャスレイ・ドノミコルス機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ)…視聴者からの嫌われ者。嫌われすぎるあまり、前述の山田氏がカミソリを送られたエピソードと同様に、ジャスレイを演じた竹内氏も視聴者からバッシングを受けている。

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