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ラルフ・クルー

らるふくるー

【ラルフ・クルー】とは、フランシス・ホジソン・バーネット作『小公女セーラ』のキャラクター。

概要編集

【ラルフ・クルー】とは、フランシス・ホジソン・バーネット作『小公女セーラ』のキャラクター。


インド在住の大富豪でセーラ・クルーの父親。妻はフランス人。セーラをミンチン学園に入学させた。


妻を早くに亡くしているため、一人娘のセーラを溺愛している。その溺愛ぶりは、セーラをミンチン学園に入学させたとき、希望通りに一生徒には贅沢すぎる部屋と使用人を揃えてもらったにもかかわらず、足りないと言ってミンチンを不快にさせるほどである。


セーラをミンチン学院に預けた後、インドに帰るが、ダイヤモンド鉱山の開発が難航。破産の末、熱病に冒されて亡くなってしまう。そのため鉱山経営に多額の出資を行っていたバロー弁護士(ラルフのロンドンにおける代理人となる弁護士)は負債の回収の権利を主張して、セーラの残された財産をエミリーを除いて根こそぎ取り上げて売り払い、身寄りの無いセーラの世話を全て学院に押し付けた。これがセーラの悲惨な境遇の始まりとなった。


終盤で、ラルフの共同経営者であるトム・クリスフォードがセーラを見つけて、ラルフの財産をセーラに渡したことでセーラは救われた。



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