解説
バラン・バランの秘宝として祭られていた太古のオーラバトラー。装備はオーラソードと盾。
ゲドとダンバインの中間に位置する、ダンバインのプロトタイプとも言える機体。しかしダンバインを圧倒的に凌駕する非常に強力な性能を誇っている。
されど、それ故に必要とされるオーラ力が莫大で、しかも核爆発を制止できるほどの能力を持っていたために、開発したショット・ウェポンによって封印され、アの国(700年後のバラン・バラン)の民に「白き秘宝」として伝えられていた。
その後、ショウ・ザマの転生した姿であるシオン・ザバによって封印を解かれる。
OVA開始以前に出渕裕によって独自展開されていた雑誌連載「Aura fhantasm」の映像化という側面が強い今作を象徴する機体で、そのデザインはほぼ出渕氏の「aura」におけるダンバインのリデザインそのものといえる。
ちなみに、「サーバイン」のネーミングは企画初期におけるダンバインの名称らしい。
活躍
バラン・バランの姫レムルを守るべくシオン・ザバが乗り込み、宿敵である黒騎士ラバーン・ザラマンドのズワウスとと激しい戦闘を繰り返す。
外部作品での活躍
スーパーロボット大戦シリーズでは、ビルバインさえ上回る性能を持たされる事が多い。
なお、バーンがズワウスに乗っている作品ではサーバインは確実に隠し機体という設定になっていて、本来のライバル機体のはずなのに影も形もなく酷いときには一言も存在に触れられないという何気に不遇な扱いを受けている。
第4次スーパーロボット大戦
初参戦作品。ズワウスともども隠しユニットとして登場。シオン・ザバおよび黒騎士ラバーンは登場せず、機体のみの参戦(ただし、シオンの相棒である妖精シルキー・マウはついてくる)。
オーラコンバーターが壊れており、ショウのダンバインのコンバーターを移植することで修理可能。このため、ダンバイン・サーバイン・ズワウスの三択をすることになる。
機体性能としては、武装は射程1の格闘武器しかないが、HP・EN・装甲・運動性すべてにおいてダンバインを遥かに凌ぎ、HP回復能力まで備えている。ズワウスに比べると、装甲とHPではやや劣り、運動性は上回る。
だが、しかし射撃兵装が皆無なため最大射程は1。(ズワウスも同じ)
とは言え、本作の時代は移動後攻撃可能な遠距離武器が殆どないので(敵ユニットに至ってはなおさら)、敵射程をきちんと数えておけばそこまで遠距離から蜂の巣にされて困るといった心配もなかったりする。
スーパーロボット大戦COMPACT2
データ引き継ぎをしないか、第1部でバイストン・ウェルに行かないルートに進んだデータを引き継ぐと、第3部で入手可能。バイストン・ウェルに行ったデータを引き継ぐとズワウスを入手する。νガンダムに匹敵する運動性を誇るが、相変わらず宇宙の適性がBで射程も1しかない。ただ基本の火力が高いのでダメージはそれなりに出る。IMPACTではビルバイン夜間迷彩が出る代わりにOVAの要素が削除され登場しなくなった。
スーパーロボット大戦COMPACT3
本来の搭乗者であるシオンと共に参戦。
今回のサーバインは他と違って回避前提ではなく重装甲高耐久のスーパー系のような強化が求められる性能となっている。運動性もそこそこあるため回避もできるが、HP回復もあるため多少の被弾には動じない。その代わり、これまでのような飛び抜けた性能もないが…
スーパーロボット大戦BX
隠しユニットとして再登場を果たし、難点であった射程が大幅に改善された。
さらにHP回復(小)が付随しており、ちょっとのダメージであればターン経過で元通り。
ただ回避ユニットにやや不利なシステムになったので、往年ほど無双はしづらい。というかまずソロだとHPが低いので狙われにくい。
「ハーフカット」「連続ターゲット無効(DLCでの入手が手っ取り早い)」があれば往年の高機動の切り込み役としての活躍が見込める事だろう。
搭乗可能なパイロットはバーン限定のズワウス同様、転生前のショウ(+チャム)限定。
スーパーロボット大戦X
無条件で登場。BX同様基本武装でもある程度の射程が設定されたため射程1しかないという欠点が無くなり、カスタムボーナスでも射程を伸ばせる。そのため多少間合いが開いていても大丈夫である。
ただしほかのオーラバトラーと違ってカスタムボーナスが攻撃力に結びつかないので、火力はビルバインの方が勝る。その代わり専属サブパイロットに数少ない覚醒の使い手であるシルキーがつき、パーツスロットも多く燃費も良い、ほかのオーラバトラーに劣らない高性能機。ショウを乗せてチャムとシルキーの精神をフル活用するのも悪くないが、搭乗機がパワー不足になりがちなマーベルやトッドに任せてみても良いだろう。
なお、サーバインが装備しているシールドはマックスファクトリーのソフビキットのものを参考にしたとのこと。
スーパーロボット大戦T
無条件で登場。本来の搭乗者であるシオンとの参戦はCOMPACT3以来となる。
なんとサプライズ参戦を果たしたヴェルビンと並び立つ姿を見ることもできる。シオンをヴェルビンに乗せ替えることもできるが、ショウが乗らないとほとんどの武装が使えないのでサーバインを使っておくのがいいだろう。今回はカスタムボーナスがダンバインやビルバインと同じく「オーラ力」を必要とする武装の威力が技能レベルに応じて上がるようになったので、射程は伸びなくなったが火力は上がった(なお、Tのオーラバトラーのカスタムボーナスは全機同一である)。
立体物
2021年よりプレミアムバンダイより「HG 1/72サーバイン」が、グッドスマイルカンパニー内のPLAMAXよりそれぞれ発売されている。
2023年には「METAL BUILD DRAGON SCALE サーバイン」が発売される。ただし、METAL BUILDにはシールドが付属されていない。