概要
長い尻尾と巨大な蝙蝠の様な翼をもつ怪獣的フォルム。半透明の翅は付いていない。
活躍
700年後のバイストン・ウェルで、無法者の長、黒騎士ラバーン・ザラマンドの専用機として
余談
股間のオーラキャノンは取り外されていない。使用可能かどうかは不明。
装備
オーラソード
オーラキャノン
盾
外部作品での活躍
改修前の機体と同じくバーンが乗りプレイヤーの前に立ちはだかることが多い。
第4次スーパーロボット大戦
サーバインともども隠しユニットとして登場。ラバーンおよびシオンは登場せず、機体のみの参戦(ただし、シオンの相棒である妖精シルキー・マウはついてくる)。
オーラコンバーターが壊れており、ショウのダンバインのコンバーターを移植することで修理可能。このため、ダンバイン・サーバイン・ズワウスの三択をすることになる。
機体性能としては、武装は射程1の格闘武器しかないが、HP・EN・装甲・運動性すべてにおいてダンバインを遥かに凌ぎ、HP回復能力まで備えている。サーバインに比べると、運動性ではやや劣り、装甲とHPは上回る。
スーパーロボット大戦64・リンクバトラー
トッドを仲間にする条件を満たしている場合に、ルート次第で入手可能。サーバインやシルキーの加入とは両立できない。
リンクバトラーではシナリオをエンディングまで進めると入手できる。
スーパーロボット大戦COMPACT2
第1部でバイストン・ウェルに行ったデータを引き継ぐと、第3部で入手可能。また、黒騎士が決戦時に乗っている。
サーバインとの差は第4次と変わりないが、とにかく足が遅いのがネック。妖精がつかないのもマイナス。
スーパーロボット大戦OE
NG騎士ラムネ&40のドン・ハルマゲがバーンに与える形で登場。
原作ではならなかったハイパー化を行いプレイヤー部隊に立ちはだかる。
作品の仕様もあってかかなりの強敵。
スーパーロボット大戦BX
本作では、『聖戦士ダンバインOVA』は「機体のみの参戦」と事前に明言されており、隠し要素で取れる程度だろうと多くの者は思っていた。が、プレイヤーは「機体のみの参戦」の真の意味を思い知る事になる。
第14話『無重力の谷』にて、マーダル軍(『機甲界ガリアン』の敵組織)は『黒邪の機甲兵』という新しい兵器を発掘した事が判明。
だが、どんな方法を使ってもなぜか起動しないという。その時、『黒邪の機甲兵』として映ったグラは…
…どう見てもズワウスであった。
この展開にプレイヤーは大混乱、ガリアン視聴者からは「まさか邪神兵(ガリアンのOVA「鉄の紋章」に登場する敵メカ)か」とミスリードを、原作未見のプレイヤーからは登場作品の勘違いを招くことになった。そう、「機体のみの参戦」とは、「機体のみがシナリオに絡む参戦」と言う意味だったのである。
その後、マーダル軍に囚われたS.M.Sの面々を救出すべく、単身囮役になった騎士ガンダム。だが、多勢に無勢で徐々に傷ついていく。ザバ将軍に討ち取られようとしていたまさにその時、パイロットが乗っていないのにズワウスが起動、ザバ将軍を一撃で撃破し、騎士ガンダムのピンチを救う鮮烈な登場を果たした。
……が、ユニット性能としては経験値泥棒そのもので、本作の敵AIがHPが高い敵を狙う仕様上、「次から次に敵が攻撃を仕掛けていき、その敵を反撃で撃破」のループが完成し、最悪の場合勝手に先陣して、敵陣の中心で全ての雑魚を狩って帰って行くということもありうる。
しかも、前作ではHPが減ると出現した某忍者と違い強制出撃のため、尚更タチが悪い。
その後もたびたび自軍の危機に現れる。
以下、正体に関するネタバレ
第32話『対の獣と光』にて、突如騎士ガンダムに襲い掛かり、炎の剣を奪ったうえ、力の盾と霞の鎧を破壊して去っていく。協力者だと思われたズワウスがなぜ襲い掛かったのか、自軍はわけの分からない事態になる。
…が、この時『SDガンダム外伝』の大ファン又はストライク世代のプレイヤーはこの展開に『何か』を薄々感じ取っていた。
次の第33話『AEU戦線』で、ビショット軍を倒した自軍の前にまたしてもズワウスが現れる。
だが、パイロットとして『ダンバイン』の黒騎士が搭乗しており、こちらもなぜか傍には『SDガンダム外伝』に登場するジオン族のドラゴンベビーがいた。その時、聖戦士達を始め、感受性の強い者達は黒騎士の怨念とは別の念をズワウスの内に感じる。
すると、ドラゴンベビーがズワウスに炎の剣を捧げる。直後、なんとズワウスは「良くやった」と喋ったのである。自軍が驚きに包まれる中、その声に『何か』を確信した騎士ガンダム。すると、ドラゴンベビーは父であるブラックドラゴンの復活に必要な物はすべてこの場に揃ったと宣言する。何が起こるのか…緊張に包まれる戦場。すると、再びズワウスが喋り出す。
「今こそ我が魂は甦る…。この偽りの肉体を捨て去り…真なる我が身体…ブラックドラゴンへと!!」
次の瞬間、肉体の器・ドラゴンベビー、魔力の器・炎の剣、そして魂の器・ズワウスに封じられていた力が、負の感情満ちる戦場の中で融合し、スダ・ドアカワールドの魔王・ネオブラックドラゴンが姿を現した。
…そう、ズワウスの中にいたのはスダ・ドアカワールドの魔王にして騎士ガンダムの宿敵・サタンガンダムことネオブラックドラゴンであった。
たびたび自軍に味方していたのは、復活の儀式に必要な、自身の魔力が封じられている炎の剣を手に入れる前に騎士ガンダムが倒されないようにするためであり、BXストーリー開始前に一度討ち取られた際には肉体をドラゴンベビー、魔力を炎の剣、そして魂をズワウスに分ける事で生き延びたのである。
ダンバインOVAとガリアンのクロスオーバー、と見せかけてメインはまさかのSDガンダム外伝である。
多くのプレイヤーは上記の「黒邪の機甲兵」の時点で一度抜かれた度肝を、更にもう一度抜かれるハメになった。
その後、用済みとなったズワウスは甘言を並べて黒騎士に譲渡し、彼はジオン族に味方して自軍を、ひいてはショウを付け狙うのであった。
なお、ズワウスと黒騎士(バーン)はフラグを立てることにより自軍に加入させることができ、
サーバイン入手フラグとも共通しているため、第4次や64、COMPACT2のように二者択一ではなくサーバイン入手=ズワウス、バーン加入ということにもなる。
ショウのサーバインとの合体攻撃はないが(UXのように、ショウがビルバイン、バーンがズワァースに搭乗していれば合体攻撃が使える)、単体でも非常に高い能力を誇る。
また、戦闘アニメーションにも力が入っており(これはサーバインも同様)、超高速機動で相手をかく乱しながら流れるように斬り付けるサーバインに対し、ズワウスのそれは太い尻尾でビンタをお見舞いしたり、オーラソードを大上段に構えて叩き斬ったりとパワフルな描写がなされており、演出面でもサーバインと対になるように描かれている。