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ネメシス・ラ・アルゴール

ねめしすらあるごーる

ネメシス・ラ・アルゴールとは、アニメ『ふしぎの海のナディア』のキャラクターで、秘密組織・ネオアトランティスの総統。通称:ガーゴイル
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「愚か者の辿る末路だ……」


CV:清川元夢

概要編集

秘密結社ネオアトランティスの首領(組織内の肩書は劇中では呼ばれず不明。メディア毎に差異があり、総司令、総統、総帥などと表記されている)。

古代アトランティスの遺産を発掘し、その超科学で世界征服を目論んだ。

対してそんなネオアトランティスに復讐を誓う者たちは、ネモ船長率いるノーチラス号に集まって彼の宿敵となった。


本名(ネモいわく互いに捨てた過去の名前)のネメシス・ラ・アルゴールよりガーゴイルという名称の方が一般に知られている(本名は最終盤でネモからのみ2回呼ばれているだけ)。

主人公ナディア、ジャンとは敵対する勢力のボスであり、本作におけるラスボス


中世の異端審問官を思わせるトンガリ頭巾にエジプトのウジャト眼を思わせる目元からラインの伸びた仮面、そしてプロヴィデンスの目を思わせる額の第三の眼をあしらったスーツ姿をしている。

最終決戦では、十字の被り物にマントウルトラマンのような全身タイツにチェンジする。この全身タイツ(ボディースーツ)は古代アトランティス人の遺物(宇宙船用服)らしく、ガーゴイルは捕らえたナディアにも同様のものを着せており、また、終盤のエレクトラも似たようなスーツを着ている。


まあ、いかにも秘密結社という恰好だが、そういえば似たような人をどこかで見たような……

同じ匂い

仮面の下の素顔は、本編内では死の間際に一瞬見えただけであったが、後年発売されたDVDボックスの描きおろしジャケットにて明らかになったその顔は、エヴァンゲリオン冬月コウゾウと同じ顔だった(細かく言えば目や肌の色は異なっており、悪役なので顔つき、人相は良くない。又、年齢も恐らく冬月より若い事が窺える。)。

それもそのはずである。冬月コウゾウ及びネメシス・ラ・アルゴールのキャラクターデザインは中の人である清川元夢氏本人の容姿を基にしているため当然の帰結である。

近々有給休暇を取られる冬月副指令の様子がおかしいんだが

作中の活躍編集

かつてアフリカに存在していたタルテソス王国(古代アトランティスの生き残りがアフリカ奥地に築いていた小王国)の宰相であり、国王エルシス(後のネモ)の右腕であった。

しかし物語本編から13年前、突如として自らをガーゴイルと名乗ってクーデターを起こし、王妃を暗殺し国王を追いやり、王子ビナシスをネオ皇帝として擁立するに至る(クーデター時から既に仮面をしている)。更に世界征服に打って出るため衛星反射レーザー砲バベルの塔を復活させようとするも塔が爆発して(エルシスが自爆させた)失敗する。これによりタルテソス王国が崩壊してしまったため、以降はネオアトランティスを結成し、世界各地で活動を続けていたようである。


13年後、ネオアトランティスの秘密基地のある孤島に潜水艦ガーフィッシュ号から上陸するところをナディアとジャンに目撃されるのが物語での初登場となる。

この時は、復元・完成したバベルの塔の実験が目的だったが偶然にも部下に捕えられたナディアと邂逅する。


「私が君と何処であったか知りたくないかね?」

「知りたくないわ」

 ―ガーゴイルとナディアの会話


ガーゴイルは、ナディアを「プリンセス」と呼び、彼女が隠したブルーウォーターを執拗に要求した。

要求が拒絶させるとガーゴイルは、自分の部下を撃ち殺してナディアに「その男の命はお前の強情さが奪ったのだ」と告げ、一緒にいた子供ライオンのキング、幼いマリーにまで銃口を向けると「この子たちの命よりブルーウォーターに価値があるのかね」と脅迫した。

またナディア、キング、マリーを張り付けにするとジャンにブルーウォーターを持ってくるように拡声器で放送しつつ、ジャンが現れなければ2人と1匹を順番に殺していくと脅迫した。


結局、ジャンとグランディスら三人組によってナディアたちは救出され、密かに島に接近したネモのノーチラス号の活躍により、バベルの塔も爆発し、全ての計画が失敗する。

飛行船で逃走する最中に、ガーゴイルは基地司令を務めていた部下を、数名の侵入者の為に基地の破滅を招いた責任として、「死をもって償い給え」といって海に落下させる。


ネモのノーチラス号もガーゴイルの飛行船を捕捉するが水雷を敷設した海域に誘い込んで「新しい水雷の実験になってもらう」と一笑のもとに逃走した。


その後、体制を立て直したガーゴイルは、本格的にノーチラス号の殲滅を企図してアメリカ艦隊にニセ情報を流しこれを差し向ける(劇中での呼称は「A号作戦」)。

世界各地で問題になっている通商破壊をノーチラス号の仕業だと勘違いしたアメリカ艦隊は(実際にはガーゴイルが組織の資金集めを目的にガ―フィッシュを使ってやらせていた)、ノーチラス号に攻撃したためにネモは、機転を利かせて沈没したように見せかけた。

しかしノーチラス号の艦内で毒ガスが発生し、船員が命を落とした。


アメリカ艦隊によりノーチラス号が沈められたと報告を受けたガーゴイルだったがノーチラスの残骸が確認されていないことからそれを信じず、再度、ノーチラス号の活動を察知すると、自らが対決する姿勢を固めた(劇中での呼称は「スーパーキャッチ作戦」)。

配下の潜水艦ガーフィッシュ号を多数動員してノーチラス号を包囲し指定海域(南太平洋ケルマディック海溝近海)に追い込むと空中戦艦のスーパーキャッチ光線砲と固有原子振動砲によって空中に吊り上げ、装甲を破砕し、殲滅爆弾によってノーチラス号艦首を爆砕した。


「射撃にはうってつけの的ですな」

「その割には命中率が悪いぞ」

 ―部下を叱責するガーゴイル


ガーゴイルは、ネモにナディアとブルーウォーターを引き渡すように要求するがまたもジャンとグランディスら三人組の活躍によって妨害され、スーパーキャッチ光線砲が破壊され、ノーチラス号は、海に逃れた。

しかしこの戦いで、ノーチラス号の艦体には、無数の亀裂が入り、主機関も停止・爆発したため(切り離された主機関部の爆発の巻き添えで追尾していたガーフィッシュ号は全滅)いわば穴の開いた棺桶であり、流石に海の底で生きてはいまいと撤収する。

また全ての指揮は、自分が執っていたにもかかわらず、やはり「処置は追って決める」と部下たちを叱責していた。


こうして直接対決を経てネモを仕留めたと思っていたガーゴイルだが、ネモ達は古代アトランティスの海底トンネル遺跡に辿り着けていたため生存しており、タルテソス王国跡地で再び対峙する。

ところが今回は、ネモが幻の発掘戦艦Nノーチラス号を引っ張りだしてきており、ガーゴイルの目の前で空中戦艦の2番艦デウスエクスマキナが一撃で撃沈される。

そのままNノーチラス号は、ガーゴイルの乗座する空中戦艦にも砲身を向け、直前にガーゴイルが身柄を確保したナディアを取り返そうとする。

しかし今回は、空中戦艦に乗っていたネオ皇帝の超能力によりネモの持っていたブルーウォーターを奪われ、交渉材料がなくなったことでガーゴイルは、容赦なく新兵器の重力子爆弾を投下して勝利を確信して撤収した。


二つのブルーウォーターを手にしたガーゴイルは、古代アトランティスの現存する最大最強の遺産レッドノアの復活に着手した。

直径12㎞の巨大な宇宙船を手に入れたガーゴイルは、この戦力で世界征服を達成しようとし、パリにレッドノアを進出させ世界征服の宣言と全世界への宣戦布告を行う。しかしネモのNノーチラス号は、重力子爆弾の攻撃から逃れており、パリ上空で最終決戦が始まる。

ガーゴイルは、終始、戦力で圧倒するも、やはりグランディスら三人組に妨害を受け、この隙に乗じて次々に不測の事態が襲い掛かる。


「このレッドノアをネモの墓標にしてくれるわ」

 ―追い詰められたガーゴイルの台詞


遂には、レッドノアを制御しているネオ皇帝が死亡し(洗脳が解け傀儡状態から脱したことからガーゴイル自身が殺害)、船のコントロールを失った。

それでも傲慢な態度を崩さないガーゴイルは、ネモの警告を無視してナディアからブルーウォーターを奪おうと迫る。

しかしブルーウォーターの発する光の中に入った瞬間、自身の身体が塩となって崩れていく様を目の当たりにする。「何故だ!何故、私が塩に!!」そこで「君は人間だ」とネモに自分すら気づかなかった秘密を明かされ、自分の野望が全て叶わぬ妄想であったこと、そもそも自身の野望が根底から間違っていたことを理解。

「そ、それでは私のやっていた事は全て・・・」「幻だったのだよ」どこか哀れむような表情でのネモの答えを聞きながら、ガーゴイルことネメシスは塩の塊となり果て、親友より一足早く世を去った。


「そうか・・・さらばだ」

 ―消えゆくガーゴイルの最後の言葉


キャラクター編集

「神ならここに居るよ。私が神だからね」

 ―ネモの問いかけに対するガーゴイルの解答


尊大にして傲岸不遜であり、野望達成のためには自らの部下さえ平然と殺す非情な男。卑劣な手段も「合理的に事を進めているだけ」と言い切る冷酷さを持つ。表向きは紳士的な言動をとるが、実際にやっていることは極めて非道で自己本位的。自身を「古代アトランティスの後継者として神になるべき者」と信じて疑わず、他者を「愚かな家畜以下の存在」としか見なしていない。

組織の圧倒的な資金・人員と超科学による兵器群を武器に、謀略と奸計を駆使する正統派の悪の首領。ナディアおまけ劇場では、「滅私奉公」「世界の警察」などと主張し、自身の行動が正義であると主張している。


我々は「悪」では無い、「善」なのだ。

本編では、「悪が栄えたためしはない」という啖呵に対し、「それは誤解だよ。我々は悪ではない。我々は善なのだ!」と決して持論を譲らない姿勢を明らかにした。

またネモに負けても(実際にはジャンとグランディスら三人組だが)自分(つまり部下)の失敗であってネモが能力的に自分を凌駕している訳ではないと矛盾した主張を展開している。圧倒的な戦力を整え、それをもって敵を叩き潰すことが出来るまでの高い能力を持っている男だが、一方でその自身への過信、慢心のあまり詰めが甘い点が見られる。それがゆえに油断や隙、想定外の事態が生じて、そこを突かれて状況をひっくり返される事が何度もあったが、本人の性格もあって、全く反省や後悔はなく、改めることは無かった。

久しぶりだね、ネモ君。

「アトランティス人は不滅だよ。彼らの志は、私が受け継いだからね」

 ―ナディアに対し持論を展開するガーゴイル


その動機・思想は、歪んだ人道主義。

ネオアトランティスが人類を管理しなければ愚かな人類は、この星ごと滅びると主張している。

これに対し、ナディアは、「愚かなアトランティス人は自分たちの手で滅んだ。それでも人類は滅びていない」と反論したがガーゴイルは、アトランティスの志を引き継いだ自分が生きているから滅んでいないのだと真っ向から主張を曲げなかった。

(本作と関係が深い『天空の城ラピュタ』のオマージュか)


また、劇中での非道な振る舞い故にナディアからはしばしば「あなたは人間じゃないわ」となじられるが、「私をあの愚かな生き物と同じにしないでくれ」と答えている。

しかし結論から言えば、ガーゴイルは、人間でありアトランティス人ではなかった。


「それが人間の優しさであり、いい所だ!」

「いいや君と同じ愚か者だよ」

 ―ジャンの行為に対するネモとガーゴイルの主張


科学を万能と信じているスタンスは、もう一人の主人公であるジャンと近しい。

それを端緒に現わす例として「人類(世界)の夜明けはもう近い!」は、二人が共に何度も発した台詞である。

このためしばしばジャンは、ガーゴイルの振る舞いに複雑な反応を示した。

またガーゴイルもジャンの優しさ、純真な行動に感心する素振りを見せつつ、愚かな人間の特徴だと唾棄している。


翻ってジャンが科学万能論を振りかざすとナディアは、ガーゴイルを連想して嫌悪した。

ナディアは、科学万能論に対して「何でも自分の思い通りにできる」という発想が憎悪の対象になっている。


このガーゴイルの思想は、序盤では人工的に1年中咲き続ける花畑という形で登場したが終盤には、人間はアトランティス人が作った奴隷であるといった発言や洗脳装置で操られるネオ皇帝とナディアという最悪の展開を見せた。

生命すら科学で左右できると信じたガーゴイルだが、ネオ皇帝が自力で洗脳を解き、機械の体の電源を落とされても執念で身体を動かすのを目撃すると「意志の力が科学を凌駕した」と持論を否定する現象に狼狽している。

青空ガーゴイルおじさん

人間をアトランティス人が作ったから自分の所有物であるというのが一貫したガーゴイルの主張である。

本編で触れられないゲームの裏設定?(没設定?)では、家族を人間に殺されたことが仄めかされており、仮面の裏には、この時に負った傷があるらしい。

つまり人間を嫌っている、人間を悪しき存在とみなしていることが、自分が人間であるはずがないという願望・確信に繋がり、危険な人間を誰かが管理しなければならないという使命感に結びついたものと考えられる。


これは、洗脳されたネオ皇帝の「人間は修正不能な欠陥品」という形で代弁された。

対するナディアは、「そのアトランティス人が自身の過ちで滅びた」と反論するも平行線に終始している。


また洗脳されたネオ皇帝は「アトランティス人が人間に受け入れて貰えるはずがない」と主張している。

これもタルテソス王国から旅に出たところで人間に家族を殺されたガーゴイルの体験が反映されているとも受け取れる。

しかしネモは、最後に「たった二人の異星人に何ができる。この星はもう君たちのものだ」とこれまでガーゴイルに非協力的だった内情を吐露している。


こうして振り返るとガーゴイルの揺るがない傲慢さ、過剰な自信は科学万能論から始まり、それが人間の欠陥を解決する手段が必ずあるという信念と願望の上に立脚していた。つまり自分が挫折する時は、これらの問題が解決不能であることを証明し、願いが断たれると考えていたようである。

これは、のちに人類補完計画という形で『新世紀エヴァンゲリオン』の骨子となって碇ユイに受け継がれている。人類は滅びず、差別も争いもない完全な生命体になるというガーゴイルの願望をやや歪んだ形?で達成しているといえなくもない。

超時空面々パック

ノーチラス号のネモ船長ことタルテソス国王エルシス・ラ・アルウォールとは、マブダチ(本人談)である。

現にどんなに離れていても二人の会話は「まさか、○○○か!」→「その通りだよ!/その通りだ!」で成立する。

また口癖?が「構わん!」「好きにさせ給え」で互いに似通っている。

(そして二人とも相手を好き勝手にさせている間にピンチに陥ってしまう)


ノーチラス号のネモ船長の個室には、彼本人、妻、息子ビナシス、幼いナディアと長身の男が収められた写真が飾られており、おそらく背の高い痩せた男がガーゴイルことネメシスと思われる。外伝にあたるドラマテープでは、この写真を撮った直後にネメシスがクーデターを発動させたことが仄めかされており、その瞬間までネモことエルシスとは普段通りに談笑していたことが分かる。


人類に対する捉え方、アトランティスの超文明を復活させるという理想を共感してくれなかったことが二人の決別の直接の原因となっている。

また先述したゲームでの裏設定ではエルシス(ネモ)が王国の外を旅して帰って来たことに触発されて家族を連れて国を出たところで人間(金目的の強盗)に襲われたことがガーゴイルの動機に結びついたことなど互いに影響を与えている。


最終決戦では、洗脳したネオ皇帝とナディアにネモを射殺するように命令し、「君の息子たちの手で君を殺そうというのだ。親友としてのよしみだよ」と決別を宣言した。

対するネモは、彼を説得しようと努力したり、ブルーウォーターの光に入れば死ぬと警告を発するなど最後までガーゴイルを気遣う素振りがあったが警告を無視したガーゴイルに対し、秘密を明かして親友を見送った。


なお、先述の通り彼の身体は被造されたという現人類のものであったが、それにもかかわらずかつてのネメシスはタルテソス王国の重鎮にして現国王エルシスの親友という極めて特別な地位にいた男でもあった。ネメシス自身「自分は純粋なアトランティス人である」と心底信じ切っていたことから、少なくとも王国時代で彼が被造人間として扱われた事は一度もなかったと思われるが、当時の具体的な王国の内情についてはあまり語られていないため、彼自身が(あるいは彼の家柄が)もともとそういう特別な存在だったのか、それとも既に王国ではアトランティス人と現人類の人権的格差など無く、現人類でも場合によっては要職に就く事のできる社会だったのかは不明となっている(古代アトランティス人は自分達の数の少なさを補うために僕として作った現人類を、自分達と交配して混血できるように造っており、そんな背景の中、アトランティス崩壊から1万年以上も経過した時代の小王国で、両者の差異区分が厳密に尚もはっきり保たれていたのか?など不明点は多い)


没設定では、ネモの副官エレクトラは、ガーゴイルに送り込まれた刺客というものがあった。

そもそもエレクトラは、ネモが起こしたバベルの塔の自爆で国ごと家族を殺され、自身も生死を彷徨った。

本編では、婉曲した設定がカットされて没になり、エレクトラはネモに拾われたが真実を知って憎悪と愛情を共に抱いているというものになった。


しばしば部下に責任を擦り付ける場面がある。

ネオアトランティス兵士たちが「(失敗したら)ガーゴイル様に殺されるぞ」「サメの餌だ」と話している場面がある。実際にガーゴイルによって視聴者には、理解し難い理不尽な処罰を受ける部下が登場した。

またネオアトランティスの実質的な首領でありながら形式上は、彼もネオ皇帝の部下ということになっているため、わざわざ皇帝を敬っているような演技をしている。しかしそんなネオ皇帝も最後には「操り人形」と侮蔑して平然と殺してしまった。その際も「(洗脳が解けて)役に立たなくなったから処分しただけ」と言い放っている。

さらにはガーフィッシュ2型と呼ばれる戦闘衝角を備えた潜水艦を新たに建造・運用しているが、これをノーチラス号に体当たりさせる(上述のアメリカ艦隊を差し向けた作戦時の陽動役)など部下に死を厭わない命令を与えている。


そんな暴虐な態度のせいか本編終了後の劇場版では、ネオアトランティスの残党たちが登場するが「世界征服に拘った愚か者」と非難されている。

更には、PCエンジン版のオリジナルキャラクターであるゴブリンも、自身を左遷させたガーゴイルの事を「俗物」と呼んで忌み嫌っていた。

ガーゴイルの歪んだ理想には、部下の多くも共感し得ないものだったらしい(それでも従う者が多かったのは、潤沢な資金、強力な組織をガーゴイルが築き、その見返りも多かったためだろう)。

余談編集

部下への指揮の合図や装置の作動はフィンガースナップ1つで行えるが、常に手袋をしているはずなのに綺麗に音が鳴らせることがしばしば突っ込まれている。


本編での初登場は6話からであるが、中盤で無人島編を挟んだせいか登場回数は39話中13話と意外に少ない。


スパロボ編集

スパロボXに登場。エンブリヲショット・ウェポンマリアンヌ・ヴィ・ブリタニアらと結託するが、互いに見下していた。

最終的に力を失ったエンブリヲと、他の2名も捨て駒にするなど悪役としては何枚か上手の人物として描かれている。

本作のオリジナル勢力「魔従教団」を警戒しており、原作イベントのラストで敗れた際、ネモに彼らに気を付けるように言い残して死亡する。


能力的には射撃と防御が高く、さらにエースボーナスは自分よりレベルの低い相手に対する与ダメージが増えるというもの。幸いにして「X」では敵フェイズでも精神コマンドが使えるため、かわしきれない場合は使っていきたい。

2回行動があるため、レッドノア搭乗時は懐に入られてMAP兵器を撃たれたりしないよう注意したい。また指揮官レベルも高いため周囲に敵機を寄せ付けないように。

なおレッドノア搭乗時にはカットインでフィンガースナップを見せる。


キャラクターソング編集

曲名は『本命盤 恨み舟』。

演歌調であり、ガーゴイルがネモに対する信条と、視聴者に対する「世の中、悪がいなければ正義が証明されない」といった旨のメッセージを織り交ぜた、哀愁漂う歌曲。


なお、本曲を歌った清川氏は、「歌を歌いたくない」という理由で「演歌ならいいですよ」と注文したところ、この曲が作られた。


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がー様


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