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最初の人間・アダム

さいしょのにんげんあだむ

”最初の人間・アダム”とは、ガイナックスのアニメ『ふしぎの海のナディア』に登場する生命体である。
目次 [非表示]

「ふしぎの海のナディア」より。

ガーゴイル「ナディアくん、これが何だか分かるかね?」

ナディア「…人間の手?巨人?」

ガーゴイル「そうだ、古代アトランティス人によって創られた最初の人間、アダムだよ。」

ナディア「…アダム?」

ガーゴイル「そうだ、旧約聖書に載っている神の創った最初の人間だよ。その試作品だからね、これ以上小さくまとまらなかったようだ。その後改良を重ね、今の大きさになったのだよ。」

ナディア「じゃあ、人間というのは…」

ガーゴイル「そう、我らアトランティス人の下僕としてつくられた生命体なのだ。今から240万年前、地球に来たアトランティス人はまず自分たちの忠実なしもべを作ろうとした。彼らだけではあまりにも数が少なすぎたのでね。まず生物の中でも比較的知能の高かったクジラを使ってみたのだが上手くいかなかったようだ。まあその末裔が今でも若干生き残っているがね。」

ナディア「南極のイリオン?」

ガーゴイル「そうだ、よく知っていたな。その失敗を基に今度はサルを利用したのだ。より使いやすくするためにわりと高度な知恵を与えてね…」

概要編集

”最初の人間・アダム”とは、ガイナックスのアニメ『ふしぎの海のナディア』に登場する生命体である。


M78星雲から古代地球に飛翔したアトランティス人が下僕とするために遺伝子を操作して製作した生命の実験体であり、1890年現在、彼らが搭乗していた宇宙船・レッドノアに収納されていた。

とはいえ、一から生命体を創造することはアトランティス人と言えども困難であり、その過程にあって多くの形状をもつ生命を創造、最後は100Mを越す巨人・アダムが作られるにいたった。


しかし、それらの実験生命体も全て失敗に終わり、アトランティス人は比較的知能が高い地球内生命体に遺伝子を移植、そのなかにはクジラだけでなく、「人間」の基となった猿も含まれていた。


これらの事実をガーゴイルから知らされたナディアは実験の失敗作や作りかけの生命体を所狭しと並べた「博物館」を目にして嘔吐し、アトランティス人が行った非道な実験に怒りをあらわにしている。


余談編集

新世紀エヴァンゲリオン』第八話では、本作を意識したと思われる、「*最初の人間・アダムだよ*」という碇ゲンドウの台詞がある。


関連タグ編集

ふしぎの海のナディア 庵野秀明

ネメシス・ラ・アルゴール ナディア・ラ・アルウォール

新世紀エヴァンゲリオン

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