概要
私設部隊。長いカタカナを覚えられないアンジュからは「大根騎士団」と呼ばれる。
メンバー
エンブリヲに手籠めにされた元アルゼナル所属メイルライダーで構成される。
全員に専用調整を施されたラグナメイル及びその制御装置と見られる指輪が与えられている。全機共通で頭頂高7.3m、全高7.8m、重量4300kg、推力145kN、武装構成も統一されており、個々人に合わせた調整は「インターフェイスを弄る」程度に留まっている。
リーダー。メンバーから「ナイトリーダー」と呼ばれる。
アルゼナル襲撃事件までに「リベルタス実行役」「ジルとの信頼関係」など何もかもを失い、止めにアンジュに負けて海に墜落し自暴自棄になっていた所をエンブリヲに救助され、騎士団のリーダーを引き受ける。
エンブリヲの寵愛を受けていることで自信過剰気味になっており、嘗ての仲間であるアンジュやヴィヴィアンに対して攻撃する時も一切躊躇がない。
乗機はEM-CBX002 "クレオパトラ"
パーソナルカラーの水色で直線の紋様が描かれている。肩部だけはV字となっている。
通信、索敵機能が向上されている。
アルゼナル襲撃事件にて火炎放射器によって焼き尽くされたノーマの幼子達を時間操作で救ったエンブリヲに感謝し、子供達を守るため彼についていくことを決めた。それ故に、他のメンバーと違って自分勝手な動機で行動しなければ、自らの命を捨てる覚悟も持っている。
「あの子たちのためなら何だってやるわ。人間どもの抹殺だって、アンジュちゃんを殺すことだって」と狂気じみた声色で語る。
後にミスルギ皇宮に侵攻してきたサラ達との戦闘で子供達を誤爆で再び失い、エンブリヲに蘇生を拒否された結果、自分を利用し引き込む為だけに子供達が蘇生させられていた事実を痛感。子供達を埋葬する形でその死を受け入れ、アウローラ側に投降した。
乗機はEM-CBX003 "レイジア"
パーソナルカラーのオレンジでX字の紋様が描かれている。
前の機体は支援戦闘の為の改造をもとに、長距離戦闘用の調整が施されている。
通常のパラメイルを遙かに凌駕する近接戦闘性能を有し、ミスルギ皇宮上空での戦闘にて圧倒的実力を発揮した。
アルゼナル襲撃事件にて出撃途中に銃撃されて墜落し、瀕死の所をエンブリヲに助けられる。
歪んだ仲間意識を抱くほどの、見捨てられる恐怖につけこまれ、エンブリオだけを本当の友達だと思い込むようになる。
だが彼の言うがまま騎士団に入ってアウローラと戦った結果、ロザリーに「あんなの友達でも何でもねーよ」と言われるほどにすれ違いを起こしてしまった。
更に21話では、かつての後輩であるマリカの機体を平然と撃墜して殺害してしまう。
乗機はEM-CBX004 "テオドーラ"
パーソナルカラーである緑でスペードのような紋様が描かれている。
慣れたスタイルに合わせて遠距離砲撃戦用に調整をされている。
アルゼナル襲撃事件にて無人機に捕獲された元第三中隊メンバー。
乗機はEM-CBX005 "ビクトリア"
ピンク色でV字の紋様が描かれている。
中距離砲撃戦用に調整をされている。
アルゼナル襲撃事件にて無人機に捕獲された元第三中隊メンバー。
乗機はEM-CBX006 "エイレーネ"
黄色で直線の紋様が描かれている。ラインの向きや太さ、肩部紋様が直線であることなど、クレオパトラとは色以外にも差異がみられる。
近接戦闘用に調整をされている。
二次創作では……
ぽんコツ氏製作の『ウルトラマンオーブ』と『クロスアンジュ天使と竜の輪舞』のクロスオーバーを描いた二次創作作品であるウルトラマンオーブ~アルゼナル・サーガ~ではサリア達がアルゼナルに離反せずエンブリヲ側に付かない代わりにアンジュリーゼの元友人達であるアキホ、マキ、トモミ、チアキ、カナがダイヤモンドローズ騎士団に入っている。本作のダイヤモンドローズ騎士団の命名者はサリアではなくアキホとなっている。
スパロボでは……
クロスアンジュが参戦するスーパーロボット大戦シリーズの内サリア、エルシャ、クリスの3人は当初敵対するが、途中味方に戻り全員復帰。一方、ターニャとイルマに関してはスパロボVでは原典通り死亡するが、スパロボXでは保護された形で死亡せず無事に生き残る。