私服がダサい
しふくがださい
この場合の「私服」とは、主に学生服や作業服などの仕事着をはじめとする制服、様式が決まっているフォーマル用のスーツ(背広)とは違い、日常的に自由に選んで着ることができる普段着、カジュアルウェアのことである。
実在、フィクション両方いるが、pixivでは主にフィクションのキャラを指す。
色・柄選びや組み合わせ、着こなしのセンスは後天的に磨かれるもの、また意識して身につけるものであるため、本来ならどんな服も着こなせるスタイル抜群のイケメン・美女なのに、私服のセンスは壊滅的という人も珍しくない。
そもそも「服がダサい」とは
- サイズ感が体型と合っておらず、引き締まっていないように、もしくは貧相に見える
- 全体的に色や柄が派手すぎる、逆に地味すぎる
- 服ごとの色や柄の組み合わせ(コーディネート)が悪い
- TPOや季節感が合っていない(例えば公園でのピクニックにブラックフォーマル、真夏にダウンジャケットとロングブーツなど)
- その当時の流行感覚から大きく外れている
- アクセサリーなどの装飾が多すぎる
- 年齢や容姿、服装全体のイメージと不釣り合いな組み合わせ(例えば学校指定のジャージとハイブランドなど)
- 古着をきちんと管理せず、ただ着古しているだけ
などの要素が複合的に重なることで「カッコ悪く、だらしなく見える」状態であるといえる。
また「外し(オシャレの一環としての着崩し)」としてあえて野暮ったい・古臭いアイテムを選んだり、変装などで意図的に変な格好をしていたりというわけではなく、本人は好きな服を普通に着ているつもりだがダサくなっていることを指す。
服装に無頓着、オシャレに興味がないので「あるものをとりあえず着ている」タイプと、本人はカッコいい、オシャレだと思って着ているがセンスが世間一般からズレているタイプに大別される。
前者の場合、服を自分で選んで買っていないことも多く、他人が選んだものをそのまま着ているため、服そのものはもちろんコーディネートがダサいかどうかもわからないことはままある。
「自分で服を買っていない」というと、金銭的な事情などでお下がりやもらい物、拾い物といった古着を仕方なく着ているケースもあるが、コーディネートの良し悪しを自分で判断できるかはまた別の話であり、本人の着たい服を自由に着られる状況ならダサくない人もいる。
後者の場合、昔はオシャレだったが流行や自身の年齢・体型の変化についていけずダサくなったり、アイテムの好き嫌い・良し悪しは判断できてもコーディネートの感覚が磨かれていないためダサくなったりするのが挙げられる。
また、自分がオシャレをすることや服のセンスに自信がない人、顔や体型を気にしている人が、地味で無難なものや、あえて(着ている人が目立たないように)奇抜なものを選ぶ場合もあるが、それが「ダサい」とは限らない。
ファッションにおける「量産型」という表現が、もともとは「その時の流行をそのまま取り入れた結果、みんな同じような服装になってしまっている状態」を指していたように、悪目立ちしたくないからみんなと同じような服を着る、ダサいと思われたくないから流行りだけを追いかける、というのは特に珍しい感覚ではないといえる(ただし、「みんなと同じ」ということ自体を「ダサい」と捉える人も多く、大きな変化、差を求めた結果かえってダサくなることもある)。
ドラマや映画、アニメ、漫画等に登場するキャラクター設定として「私服がダサい(センスがない)」というのはよくあるパターンであり、例えば「仕事中はスーツをパリッと着こなしているが、オフの日は変な柄のTシャツとよれたジャージ姿で過ごしている」などギャップによるギャグや萌え要素の一つとして登場することも多い。
キャラの衣装をデザインするキャラクターデザイナーや漫画家のセンスがイマイチなケースもあり、この場合私服がダサいというよりは描き手がダサいといえる。
しかし、そもそもイラスト的表現と現実のファッションの再現は相性が悪いことも多く、また作中の時間経過と現実の時間経過に差が生まれて流行遅れになるケースもしばしばある。
またアニメやゲームは、版元からの指定により、自由に服装をアレンジできないことも少なからずあるようで、某作品の版権イラストを手がけた人物がその辺の事情について言及している。
なお、基本的には発表された時点での現実世界かつ現代を舞台とした作品について言われるものであり、数十年前の作品の衣装が古臭いのは当然であり、ファンタジーやSFなどの異世界で現実の感覚とはかけ離れた服が着られていても何ら不思議ではない。
私服がダサいと設定されているキャラ
- 青木山しんじ(せいぜいがんばれ!魔法少女くるみ)
- 鮎沢美咲(会長はメイド様!)
- イ・スンギル(ユーリ!!!onICE)
- 伊東泉(リンカイ!)
- 海野凪(カッコウの許嫁)
- ウロボロス(神は遊戯に飢えている。)
- 筧亜美(かくしごと)
- 河野盾(ぼくのわたしの勇者学)
- 神庭小晴(日陰者でもやり直していいですか?) ※高校生時代
- 木野国也(さよなら絶望先生)
- キャロル (ガーディアンテイルズ)
- 木暮公延(スラムダンク)※原作のみ。
- 後藤可久士(かくしごと)
- 白咲花(私に天使が舞い降りた!)
- 白丸結(君は放課後インソムニア)
- 瀬見英太(ハイキュー!!)
- 園田海未(ラブライブ!)
- 少女遊乱人(陰陽探偵少女遊RANTO☆魔承録)
- 千代田桃(まちカドまぞく)
- 夏目貴志(夏目友人帳)
- 東頭いさな(継母の連れ子が元カノだった)
- 氷室幻徳(仮面ライダービルド)
- 平沢唯(けいおん!)
- 本田華子(あそびあそばせ)
- 曲伊咲(君は放課後インソムニア)
- 海凪ひより(スローループ)
- 宮子(ひだまりスケッチ)
- 萌田薫子(こみっくがーるず)
- 雪村あぐり(暗殺教室)
- 劉悠然(ハイスピードエトワール)
- リリィ・フラムベル(追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する)
- 若宮詩暢(ちはやふる)
- ワダ(かよえ!チュー学)