概要
リリィ・フラムベルとは「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する」の登場人物。
外見は原作の描写によると「高く結い上げた金髪と、炎を思わせる赤い鎧。そして、凛々しい美貌」の少女。
史上最年少でS級冒険者に認定された聖騎士で、7歳で低級ドラゴン5体を討伐、12歳で中級ドラゴンを屈服させ乗りこなし、17歳になった現在では上級ドラゴンを単独で撃破するほどの実力者として知れ渡っている。
原作版
「あたしは『星帝の盾』所属の冒険者、リリィ・フラムベルと申します。」
「あなたがレイン様でしたか。実は剣の強化をお願いしたく……」
大陸最強ギルドの一つ『星帝の盾』のエースと呼ばれる若き天才騎士。
レインの付与魔術を頼ってギルド『王獣の牙』を訪れるが、既に追放された後だった。
ギルド『青の水晶』にてレインを見つけ、武器を強化してもらったお礼に『伝説級の剣』の場所を案内した。
同じギルドに所属する後輩のマーガレット・エルスには、良き先輩として慕われている。
漫画版
「本当ね 鋼の鎧以上だわ」
「あ〜! バカバカバカ うるさいうるさいうるさ〜い!」
原作通りの経歴を持つS級冒険者だが、こちらではレインと同じ『青の水晶』に所属している。
初登場時、いきなり背後からレインに剣を叩きつけて付与魔術の効果を確かめるという非常識な行動をとる。
(不安ならナイフで刺して試してくれと言ったのはレイン自身ではあるが)
そこまでやっておきながら付与魔術を信頼しておらず、自分でドラゴン討伐に同行したのに突き放すような態度を取ったり、支離滅裂な行動を繰り返してレインを困惑させた。
実は2年前に初めてクエストを失敗して仲間を全員失い、自らも殺されかけたことがトラウマになって戦えなくなり、以後2年間ギルドの一室に引きこもっていた。
自身を引き取ってくれた『青の水晶』に恩義を感じており、レインのドラゴン討伐に同行したのは「S級冒険者」の肩書を持つ自分が共に死ぬことで「素人をドラゴン討伐に向かわせて死なせた」という悪評からギルドを守るためだった。
そんな自暴自棄な恩返しは誰も喜ばないとレインに諭され、冒険者へ再起を目指してレインのパートナーとなる。
マーガレットとは所属ギルドが違うため先輩扱いされないどころかクエスト失敗の際に姉を見捨てて逃げたとして逆恨みされている。