概要
マーガレット・エルスとは「追放されたチート付与魔術師は気ままなセカンドライフを謳歌する」の登場人物。
外見は原作の描写によると「ツインテールにした黒髪に、リリィとよく似た赤い騎士鎧。年齢は十五歳くらい」の少女。
S級冒険者リリィ・フラムベルの関係者という設定は共通しているが、原作小説と漫画版で人物像が大きく異なる。
原作版
「へえ、あんたがレイン・ガーランドか。リリィ先輩から話は聞いてるぜ」
「俺はマーガレット・エルスだ」
「へへ、すぐにA級……そしてリリィ先輩と同じS級になってみせるぜ」
リリィと同じギルド「星帝の盾」所属するB級冒険者で、男勝りな性格の俺っ娘。
主人公のレインとはA級昇格クエストで一時的に共闘するが、レインが無双したためクエストに貢献できず昇格を逃してしまう。
後にレインと再会した時には既にA級に昇格していた。
漫画版
「レインさんも肝心なところで裏切られて命を落とすかもしれませんからねえ……」
「リリィ やっと あなたもガドレーザで死ぬ時が来たわけですね……」
「いっつもキモいんだよ!!! 土色の服なんか着やがってーッ おばあちゃんに買ってもらったのか!?」
ギルド「皇帝の盾」に所属するB級冒険者で、笑顔で毒舌を吐く慇懃無礼な皮肉屋。
リリィが2年前に失敗したガドレーザの冒険に同行したパーティーメンバーの遺族で、独り生き残ったリリィが姉を見捨てて逃げたと思い込んで逆恨みしている。
リリィがレインと共にガドレーザの冒険に再挑戦すると知って同行を申し出るが、リリィへの殺意は消えておらず敵対ギルドの「王獣の牙」のメンバーとも裏で結託している。
独特の鋭い目つきはリリィへの殺意の現れだったのだが、紆余曲折を経て和解した後もほとんどの場面で鋭い目つきのままになっており、ギャグパートではチベットスナギツネのようなシュールな表情になるため、読者から「チベスナちゃん」などと呼ばれている。
一応髪を下ろせば、きちんとした表情になるらしい。
目つき以外の外見や服装などは書籍化時に描かれたkisui氏のイラストに忠実で、この漫画の中では比較的エロく描かれ、本人も自覚があるのか自分で「SEXY」と口走りながらセクシーポーズをとって相手をおちょくったこともある。
「どんぐり」という名前の犬を飼っている。
余談
漫画版の気だるげなジト目とエロい体のギャップに刺激された絵師が多く、作品名やキャラ名が知られる前からファンアートが激増。
チー付与の代表的なキャラとして作品の知名度に貢献した。
漫画ではギャグでしかなかった「SEXY」の場面を本当にセクシーイラストとして描いている人が多い。