「バカめ、ライギョンは元々スーパー1に敗れるため作られた怪人よ!このギョストマ様はライギョンの体を住処としていたのだ。沖一也の技は、このギョストマがすべて見切った!今度会う時が奴の最後だ!」
登場作品『仮面ライダースーパー1』
第12話『強敵あらわる!赤心少林拳敗れたり』、第13話『見つけたり!“梅花”の技』
概要
ドグマ王国所属の寄生虫(顎口虫)の能力を持つ改造人間。鳴き声は「グァーッ‼」
ドグマ王国の首魁・帝王テラーマクロが師範代を務める地獄谷道場では折紙付きの実力者。
寄生虫型改造人間だけあり、他の怪人に寄生する能力を持っており、そのため仲間内でも「悪魔の生まれ変わり」と呼ばれ恐れられているドグマ超A級怪人である。
ドグマ秘密警察設立の使命の為に同じドグマ怪人であるライギョンの体内に寄生して、計画の最大の障害となるスーパー1の技を全て見切るために敢えて負け戦を仕掛けたり、ライギョンが化けていた人間態の拳竜会最高師範・大石秀人の姿を取り、死んだと思い込んでいた一也の動揺を誘い、1度は勝利を収めるなどの策略家の一面をも持つ。
両目から人間の思考能力を低下させる赤い怪光線『ギョストマ幻魔光線』を放ち、自分を慕って門下生になろうと道場にやって来た町の人々を、次々に洗脳してドグマ秘密警察の一員として行き、暴力による町の支配を着実に推し進めていく。しかも表向きは正義を装っているため、たちが悪い。
戦闘時は地獄谷道場で身に付けた拳法を駆使するほか、右手に備わった鋭い鎌を使って相手を切り裂く攻撃を得意とする。
ライギョンの人間態の時と同じ大石秀人の姿になり、一也の精神的動揺を誘った挙句、ライギョンの体内に潜んでいた時に受けた技を全て見切る事で、赤心少林拳をことごとく無効化して1度は勝利を収める。
その後、玄海老師の一喝で、怪人撃破の為に一也は修行を積み重ね、新たに赤心拳『梅花の型』の極意を習得することに成功。
そして一也との再戦では、ことごとく今度は自身の技が無効化され、逆に追い詰められて行き、最後は激闘の末に『スーパーライダー梅花二段蹴り』を受けて爆死した。
余談
ネーミングは雷魚と寄生虫の一種ジストマから。
他者に寄生する怪人は数あれど、寄生虫モチーフの怪人はライダー史の中でも彼だけである(彼に寄生されたライギョンもまた、唯一の雷魚モチーフである)。
ギョストマ及びライギョンの人間態である大石を演じた大西徹哉氏は、劇場版にて地獄谷5人衆の一人・蛇塚蛭夫ことヘビンダー役としても出演している。彼もまた地獄谷出身の怪人である。
劇場版ではドグマ復讐兵団としてギョストマも登場しているが、再生怪人だけあってTVのような強さはなかった。