曖昧さ回避
CV/藤巻勇威
概要
英雄の眼魂が15個が揃った上で一定の儀式の元で出現する巨大な目の形をした紋章。
ゴーストドライバーを持つ者を異空間に誘いどんな願いでも叶えてくれるが、資格を持たざる者は粒子化して消滅してしまう。
その実態は眼魔世界を支える「力の根源」であり、大いなる力を秘めた全知全能の神として崇められる存在で、実体化すると黄金に輝く六対の翼を持つ巨大な目玉の集合体という禍々しくも神々しい異形の姿に化身する。
また、元々はアドニスのみがグレートアイとのコンタクトを許された存在であったが、様々な不幸な出来事が立て続けに起きた結果(詳しい詳細は小説を参照されたし)、彼以外がグレートアイとコンタクト出来ない様にファイアウォールのような存在として“ガンマイザー”がイーディス長官により作成された。
当初は“ガンマイザー”が起動していなかった為、英雄の眼魂を15個揃えれば干渉できたが、アクセス権がないタケルが接触した事を切っ掛けに今まで沈黙していた“ガンマイザー”が再び目覚めてしまいガンマイザーを全て破壊しなければ接触できなくなってしまった。
なお、上記の様に元々は「眼魔の世界」に最初から存在していた力の根源そのものらしいが、その正体についてはイーディス長官本人も知らないことが第41話で判明している。
結局最終回までその正体は明かされる事なく物語が終わってしまったが、『仮面ライダーゴースト超全集』によれば、その正体は進化により肉体から意識を分離した知的生命体の集合意識(要は精神だけとなった宇宙人たちの意識集合体)で、宇宙からやって来た存在らしい。
小説で明かされた設定によれば本名はガヌマ。
眼魔の語源ともなっており、「眼魔の世界」の民たち(狂王の弾圧から逃れる為にグレートアイが開いたモノリスのゲートを通り、捨て去られた異星へとやって来た地球人の末裔)からは神として崇められているが、実際には精神生命体のような存在である。
全知全能の力を持つはずであるが、作中において本人は「自分は全知全能の神ではない」「未来を見ることなどできない」と発言している。
一方同誌の年表や後年に更新された仮面ライダー図鑑では全知全能の力を持つと説明されており設定が矛盾している。
正体こそ判明したものの彼の力の限界については謎が深まってしまった。
星間移動装置である“モノリス”をあちこちの惑星に残すなど、高度な文明を持っていたが、長い進化の果てに肉体を捨てて集合意識になった事で感情というものを失い、明確な意思を持たずにただ機械的に宇宙各地の文明に干渉して物事を行う存在となっていた。しかし人々の願いに反応して起動したモノリスの気配を察知。
気まぐれによって、どのような生命体が自分たちが作った装置を動かしたのだろうと「実験」と称してゲートを開いて接触した事を切っ掛けに「眼魔の世界」の民の願望を叶えて行くが、あくまでも傍観者としての立場を貫き続ける存在であった為、自分を神と勘違いして崇めるアドニスたちの民が願う「眼魔の世界」の環境破壊で起きた奇病の治療方法の対策などの彼ら自身で切り開く必要のある危機には、手を貸そうとすらしなかった。
とはいえグレートアイの力に人々が頼り過ぎたのもまた事実であり、その後に起きる様々な悲劇やTV本編で起きた出来事の元凶ともいえる存在である為、ダントンや彼に賛同する人々からは憎悪の対象となっているが、あくまでも彼(?)はただ機械的に彼らの願望を叶えていただけに過ぎず、そこに思惑などは一切ない。
そのような意味では前々作のとある存在と同一とも取れるが、後に出会う事に成るタケルとの邂逅により、次第に感情を取り戻して行き、最終的には自身の力の一部が宿ったタケルの息子・アユムの誕生で完全に人間的な感情を取り戻し、現在では人間の想いが築く未来に期待を寄せるようになった。
余談
「眼魔の世界」の根幹である「眼魂システム」の作成にも一役買っているが、これはシステムがかつて自分たちが肉体を捨てた存在であった為、彼らもそうするべきだという考えに基づき賛同した為である。
関連項目
フレイヤ(仮面ライダーゴースト)/フレイ(仮面ライダーゴースト)→グレートアイが人間の姿で化身した際の姿。後に彼女と彼(?)をバグとして消去しようとする存在が登場したが、もしかするとグレートアイが感情を取り戻していったことが関係しているのかもしれない。
シバルバ→フレイヤとフレイを“バグ”と見なして襲い掛かって来た謎の怪人。
グレートアイとの関係は不明だが、もしかするとグレートアイにとっては当初、感情というものはバグのようなもので、それを消去しようとして生み出した存在なのかもしれない。