登場話:第38話「偽兄弟先生」
概要
初代艦長シュバリエが操る生物兵器で、「動く細菌兵器」と恐れられた銀河の毒貝。さながらアンモナイトに似た姿をしており、鳴き声はあげるが人語は喋らない。
銀河闘士でも合身銀河闘士でもないがその力は絶大で、海水を浴びることで一瞬にして周囲の命を奪い取る強力な「銀河ペスト菌」を吐き出す能力を持つ。そうやって吐き出した菌で星全体を蔓延させ、その星の生命を根こそぎ死滅させて来た恐るべき生命体である。
過去にそうやってシュバリエと共に数多の星を滅ぼして来た実績を持つ点からも、動く細菌兵器の名は決して伊達ではないことが分かるだろう。
だがある時、アンモナイトンの乗っていたUFOはシュバリエの元を離れて行方不明となってしまい、後に地球に墜落してそのまま田舎の神之山分校の地下に埋まってしまっていた。劇中では星川兄弟に変装して校内に侵入したシュバリエ以下の幹部達の陽動の下、バツラー兵が掘り起こそうとしていたが、偶然やって来て彼等の正体に気づいたファイブブラックの攻撃で復活。地球を自身の銀河ペスト菌で滅ぼすために動き出す。
活躍
星川兄弟に変装し、表向きは子供達のために授業をやりながらも地下でアンモナイトンの発掘作業を行っていたシュバリエ達。だが、髭面からガロアの正体がやって来た文矢にバレてしまったところで計画に綻びが生じてしまう(なお、文矢がやってきたのはビリオンが変装した偽文矢を目撃したからなので、ビリオンにも責任があったりする)。ガロアを追って無人の教室に入った文矢は思い掛けず教卓のスイッチを押し、地下の空間に転げ落ちるも、ギンガマンとバツラー兵を見つけると、ファイブブラックとなって戦闘に突入する。
だが、発射したファイブラスターがうっかりアンモナイトンの封印されたUFOに当たり、そこから遂にアンモナイトンは復活。その攻撃でブラックを落盤に埋めさせると、主君であるシュバリエと再会する。
シュバリエに連れられてバルゴールに乗り、アンモナイトンは海を目指す。だがその一方、ブラックから連絡を受けた学達4人も変身し、スカイアルファで現場に急行。アンモナイトンの乗ったバルゴールにスカイアルファで突進して撃墜させる。
だが、アンモナイトンは無事に生き残っており、依然健に変装したままのシュバリエに連れられて海へと向かう。
かくして目的地の海に到着し、早速その中に飛び込もうとするアンモナイトンだったが、駆けつけた文矢がシュバリエから奪ったバロックビュートで足を拘束され、引っ張り上げられて妨害される。
その後、学達が駆けつけて5人となったファイブマンとの交戦になると、ファイブテクターを着けたブラックのキックを受け、怯んだところにイエローとピンクのパンチで吹っ飛ばされ、更にレッドとブルーのキックを叩き込まれ、最期はレッドの必殺ファイブテクターで止めを刺されて爆散した。
余談
前話のサザエマジロギンと同じく貝モチーフ繋がりだが、戦隊怪人のモチーフにアンモナイトが使われた例としては『高速戦隊ターボレンジャー』のレーダに続いて2年連続となる。
声を演じた徳丸氏は本編で既にクモルギン、カニギン、カニアリギンの声をそれぞれ演じており、第42話のヒルアゲハギンの声も兼任している。