「探偵は、もう死んでいる。」の原作小説に登場するキャラクターで本文中に名前が登場したものをすべてこのページで紹介している(はず)。原作小説で初登場した巻数ごとに分類したものと、肩書・役職毎に分類した二種類で紹介している。肩書・役職ごとに分類されたほうを閲覧する場合は特にネタバレ注意である。
初登場
「探偵はもう、死んでいる。」
君塚君彦 本作の主人公。《巻き込まれ体質》を持つ高校三年生の青年。4年前からシエスタの助手として世界を旅するも、1年前にシエスタと死に別れ、今では日常という名のぬるま湯に浸かっている。
CV: 長井新
シエスタ 本作のメインヒロインの1人。名探偵を自称する白髪の美少女。君塚を助手として3年間世界を旅したが、命を落とす。そのため、すでに故人である。
CV :宮下早紀
夏凪渚 本作のメインヒロインの1人。ぬるま湯に浸かっていた君塚にとある依頼をする。彼女がシエスタの死亡で止まっていた物語を再び大きく動かした。
CV: 竹達彩奈
斎川唯 「さいかわ」を自称する現役中学生アイドル。君塚と夏凪のもとにとある依頼を持ちかける。
CV: 高尾奏音
シャーロット・有坂・アンダーソン 日本人の母、アメリカ人の父を持つ金髪の少女。世界をまたにかけるエージェント。シエスタの一番弟子を自称し、シエスタの助手である君塚をライバル視している。
CV: 白砂沙帆
加瀬風靡 《巻き込まれ体質》を持つ君塚がよくお世話になる紅髪の刑事。階級は警部補。
CV: 渕上舞
コウモリ 4年前シエスタと君塚が出会った事件を引き起こした張本人で秘密組織《SPES》構成員。その後、事件はシエスタによって解決され、コウモリは投獄された。
CV: 松岡禎丞
オリビア 4年前シエスタと君塚が乗る飛行機のキャビンアテンダントだった女性。この世界では脇役かと思われたが…
CV: 天海由梨奈
カメレオン クルーズ船でとある事件を引き起こした《SPES》の一員。1年前、シエスタと君塚の前にも表れた。
CV: 子安武人
「探偵はもう、死んでいる。2」
ケルベロス シエスタがまだ生きていたとき、ロンドンで「心臓狩り」という事件を起こしていた《SPES》の一員。
CV: 中田譲治
ヘル シエスタがまだ生きていたとき、ロンドンでシエスタと戦った《SPES》の最高幹部。とある人物の裏人格でもある。
CV: 花守ゆみり
アリシア 君塚の前に現れた記憶喪失の少女。けがをしたシエスタの代わりとして探偵代行を務める。
CV: 長縄まりあ
ローズ・ベネット デイジー・ベネットの母親。
CV: 久川綾
デイジー・ベネット ロンドン地区で有名な若い女性国会議員だったが殺害されてしまう。《ジャック・ザ・デビル》5人目の被害者。
シード 1年前、《SPES》が実効支配する島で君塚とシャルが出会った《SPES》の親玉。このとき《SPES》の意味や目的、自身の正体などを君塚に伝えた。
ベテルギウス 《SPES》が作り出した生物兵器でヘルがロンドンの街に放とうとした化物。こいつの吐く息は空気中の酸素と結びつきやすい毒素を含んでいる。
シリウス ヘルに対抗するため、シエスタがイギリス政府に掛け合って用意してもらった人型戦闘兵器。
「探偵はもう、死んでいる。3」
ノーチェス 君塚ら4人を誘拐してシエスタの死の真相を探るビデオを見せた張本人。見た目はシエスタそっくりだが、シエスタではなくとある人物によって造りだされた生体アンドロイド。また「ノーチェス」という名は後から与えられた名前である。
スカーレット 君塚の前に現れた吸血鬼。とある人物とともに、シードを倒そうと提案してくる。
「探偵はもう、死んでいる。4」
ミア・ウィットロック 加瀬風靡の紹介でロンドンに旅立った君塚と夏凪が出会った未来を見通す《巫女》の少女。オリビアはミアに仕えている。また、極度の引きこもりでもある。さらに、シエスタを先輩として慕っている。
「探偵はもう、死んでいる。5」
スティーブン・ブルーンフィルド 1人でも多くの人命を救うことを信条としている医者。シードとの戦いで重傷を負った君塚らの主治医でもあった。
ブルーノ・ベルモンド 世界のほとんどのことを知っている老人。特別な薬のおかげで人の寿命の2倍ほど生きることができている。
黒服 初登場は1巻だが便宜上ここに置いている。詳細は下の肩書・役職の方を参照。
フリッツ・スチュワート 表の顔はアメリカの市長。裏の顔は下の肩書・役職の方を参照。
リローデット 君塚と出会ったときに、自身の使い魔(ペット)になるよう提案したオレンジ髪の少女。
アルセーヌ 渡米した君塚が出会った《聖典》を盗み出すなど罪を犯した裏切り者の《調律者》。
「探偵はもう、死んでいる。6」
ダニー・ブライアント 11歳である君塚のもとに現れた君塚の身元引取人で自称「師匠」君塚にアパートを与え、自身は「なんでも屋」としての仕事をこなすが、その2年後に行方不明となる。
アイスドール 君塚と出会う前のシエスタにとある依頼を持ちかけた老獪な女。《名探偵》とかかわることが多い。
白銀月華 君塚の前に現れた警察の格好をした自称「怪人二十面相」。とある人物を追って君塚と接触し、君塚も利害の一致とみて彼女に協力する。
クローネ 画商の女。ダニーに頼まれグレーテのもとに行って絵を買い付けた。その後、ダニーはその絵を高額で購入している。
ジキル 身寄りのないギフテッドの子供を育てている太陽の塔を運営する老人。車いすに乗っている。ダニーとの交流もあった。
グレーテ 太陽の塔で生活するギフテッドの少女。常人ならざる空間認識能力と卓越した絵の才能によって既にある絵の完全な模写を行うことができる。しかし、相貌失認を患っているため、人の顔を認識できない。
バーツ 詳細は肩書・役職の方を参照。
ダラー 詳細は肩書・役職の方を参照。
レアル 詳細は肩書・役職の方を参照。
「探偵はもう、死んでいる。7」
ノエル・ド・ループワイズ 君塚らにとある依頼をした《連邦政府》高官。
シャーロットの父親長らく行方不明だったが、突如シャルの前に現れる。
「探偵はもう、死んでいる。8」
《寄生霊》(パラサイト) 百鬼の一種。詳細は肩書・役職の方を参照。
てるてる坊主 百鬼の一種。詳細は肩書・役職の方を参照。
大神 君塚がリルの使い魔となっているときに《連邦政府》の紹介で夏凪の助手代行を務める。
[[ドラクマ]>ドラクマ(たんもし)] 名前が初めて出たのは6巻だが、便宜上こちらにおいておく。スティーブンの下で働く闇医者。
白天狗 百鬼の一種。詳細は肩書・役職の方を参照。
七大罪の魔人 かつて世界の敵に認定されていた。ヒトの悪意を象徴した怪物。それぞれ七つの大罪に対応した7体の怪物が存在する。
フレイヤ リローデットが《調律者》となる前に陸上競技を行っていた時の最大のライバル。すでに故人。
ドーベルマン 《魔法少女》に関わることの多い人物。
「探偵はもう、死んでいる。9」
マーリー 「日傘の魔女」と周囲では噂されていた女性。夏凪にとある依頼を持ちかける。
老吸血鬼 君塚がマーリーの故郷を探しているときに出会った吸血鬼。
エリザベート 《吸血鬼》スカーレットの敵。
オーディン スカーレットを《調律者》に勧誘した人物。
守屋教授 夏凪と君塚が進学した大学の心理学ゼミの教授。プレ講義でもかなりの人を集めるほどの大人気な教授。
「探偵はもう、死んでいる。10」
ゴート 君塚を誘拐した人身売買組織のメンバーの一員。
有坂梢 シャーロットの母親で元エージェント。長らく消息不明であったが…。
ノア シャーロットの弟。すでに故人。
アベル・A・シェーンベルク 名前が登場したのは9巻だが便宜上こちらに置いている。世界最悪の犯罪者。《怪盗》アルセーヌと同一人物ではないかという説もある。
ライアン・ホワイト 自称加瀬風靡の婚約者でインタポールに所属する人物。加瀬とは幼馴染。
ロト アベルを討つためシャーロットが接触した人物。シャーロットとどこかで出会ったことがあるようだが…
肩書・役職
ネタバレ注意
原作小説10巻までの内容を含みます。
《SPES》
シード 《SPES》の生みの親。自身が生き残るため配下を使っていろいろな事件を引き起こしている
ヘル 《SPES》の最高幹部。人の意識に干渉する《紅い目》を持つ。シエスタが生きていた時の最も強い敵。
ケルベロス 《SPES》構成員。鼻がよく利き、自由自在に変態できる。ロンドンで上の命令に従い、心臓を集めていた。
カメレオン 《SPES》構成員。背景と同化する透明化の能力を持ち、硬度、伸縮性ともに自在な舌を操る。
コウモリ 《SPES》構成員。もとは人間だったが、とある目的のために《SPES》の一員となり、耳の《種》を持ち出し、自身に使用したことで100km先の人間の話声ですら聞こえるようになったが、代償として視力が失われた。
ベテルギウス 《SPES》が生み出した生物兵器。心臓を動力源としている。
クラゲ 《SPES》構成員。シードの《種》を定着させた人物。体内で毒物を合成することができる。
《特異点》
君塚君彦 《聖典》に書かれた未来すらもひっくり返すイレギュラー因子。この世界にたった1人しか存在しない貴重な存在。
《調律者》・元《調律者》
《名探偵》
夏凪渚 シエスタの後任として《名探偵》に就任。与えられた任務は《吸血鬼の反乱》を防ぐこと。
シエスタ ダニーの後任として《名探偵》に就任。与えられた任務はシードの討伐。
ダニー・ブライアント シエスタの前任の《名探偵》。《調律者》として《虚空暦録》に近づく。すでに(おそらく)故人ではあるが物語の根幹に大きくかかわっている。
《暗殺者》
加瀬風靡 純粋な戦闘力はかなり高く、世界の敵と直接戦うこともあれば、汚れ仕事を引き受けることもある。また、罪のない人間のみを殺すことができる。
《吸血鬼》
スカーレット 人類に仇す吸血鬼を狩ることを任務としている《調律者》。
《巫女》
ミア・ウィットロック 未来を見て、その見た未来を《聖典》という書物に書き写すことを任務としている《調律者》。
《発明家》
スティーブン・ブルーフィールド ほかの《調律者》の武器の開発を主な任務として担っている。また自分用の武器を開発して《世界の敵》と戦うこともある。
《情報屋》
ブルーノ・ベルモンド 多くの情報を知っている《調律者》。そう簡単に知識を他人に分け与えることはない。また、ほかの《調律者》のサポートに回ることが多い。
《黒服》
??? 《調律者》の役職の中で唯一複数の構成員からなる。この世界がつつがなく進行できるよう影からサポートする存在。
《魔法少女》
リローデット もともと、《魔術師》という役職であったが、リローデットの希望で《魔法少女》に変更。《百鬼夜行》の封印を任務としている。
《革命家》
フリッツ・スチュワート 表の顔はアメリカの市長だが、裏の顔はこの世界を裏側からほんの少し傾けバランスを調律する《革命家》。具体的な任務は不明。
妖華鬼 フリッツの後任として《革命家》に就任した傾国の美女。具体的な任務は不明。
《執行人》
ダグラス・亜門 表の世界で裁くことのできない犯罪者を裏から殺害する《調律者》。すでに故人。武器は大きな鎌を扱っていた。
大神 ダグラスの亡き後、《調律者》に就任。武器は亜門の形見でもある大きな鎌を使っている。
《名優》
フルフェイス 《世界の敵》と直接交戦することが多い。与えられた任務はおそらく《吸血鬼の反乱》の後始末。
《怪盗》
アルセーヌ もともとは正義の味方の《調律者》であったはずだが、《聖典》を盗み出すという大罪を犯し、死罪は免れたものの、地下に幽閉されていたが脱獄した。
《剣豪》
ハイド 元調律者。役職名の通り剣を用いて《世界の敵》と交戦していたと思われるが、具体的な任務は不明。
《連邦政府》高官
アイスドール 《名探偵》に関わることが多い《連邦政府》高官。
ドーベルマン 《魔法少女》に関わることが多い《連邦政府》高官。
オーディン 《吸血鬼》スカーレットを《調律者》に勧誘した《連邦政府》高官。
ロト 《特異点》の早期排除を目論む派閥に所属する《連邦政府》高官。
ノエル・ド・ループワイズ 失踪した兄の代わりとして、間に合わせで就任した《連邦政府》高官。
シャーロットの父親 誘拐したシャーロットに、ともに《連邦政府》に来るよう手を差し伸べる。
吸血鬼
スカーレット 別名ユダ。15年前まで吸血鬼の故郷でジャンヌと暮らしていたが、その集落が火事により焼かれ、スカーレットのみが生き残る。
マーリー 別名ジャンヌ。スカーレットことユダの昔馴染。夏凪によって正体が吸血鬼であるとわかる。
エリザベート 吸血鬼という種族を存続させるため人類に反旗を翻す。
老吸血鬼 同じ吸血鬼の集落を焼き、その血肉を食らうことで80歳近くまで生きることを可能にした吸血鬼。
《百鬼夜行》
パラサイト ある場所から離れたくないと強く願った時に建物から出られなくなる呪いをかける百鬼。
てるてる坊主 本来はただの白い布だが、目を合わせた人にその人の最も恐怖しているものを幻影として白い布に見出させる百鬼。
白天狗 普段は人里離れた山奥に生息しているが、人類に対して何か大きな警告をする時だけ数多の妖怪や精霊を連れて現れる《百鬼夜行》の主。夏凪渚を使徒として、人類への大きな警告を伝えた。
自警団
クローネ とある人物に頼まれダニー・ブライアントの殺害を実行する。
ドラクマ 《SPES》が実効支配していた島の施設長を務めていた医師。現在はスティーブンのもとで働いている。
バーツ クローネと同じ自警団に所属していた。怪人二十面相こと白銀月華を殺害する任を受けるも失敗し、逆につかまってしまう。
ダラー クローネと同じ自警団に所属していた。クローネの発言による登場のみで、現在消息不明。
レアル クローネと同じ自警団に所属していた。クローネの発言による登場のみで、現在消息不明。
ルーブル ダニー・ブライアントの娘を殺害した人物。しかし、その後《執行人》によって裁かれた。