運命を切り開け
概要
『ライズオブローニン(Rise of the Ronin)』とは、幕末を舞台にした戦闘重視オープンワールドRPG。
2024年3月22日にプレイステーション5用ソフトとしてソニー・インタラクティブエンタテインメントから販売された。開発は『仁王』や『NINJA GAIDEN』を開発したコーエーテクモゲームスの「Team NINJA」が手掛けている。
公式の略称は「RotR」、日本のファンからの通称は「ローニン」。
通常版はCERO:D(17歳以上対象)。敵を倒した際の欠損表現がある海外版と同様のZ Version(18歳以上のみ対象)も発売された。
7月25日に体験版が配信された。物語序盤までプレイできて製品版に引き継ぐことが可能。
『PlayStation PARTNER AWARDS 2024』にて、「SPECIAL AWARD」と「USERS' CHOICE AWARD」の2部門を受賞した
19世紀後半の日本。ペリー率いる“黒船”の来航に端を発する混乱の中、約260年続いた江戸幕府の支配がゆらぎ、大きな変革が起こった動乱の時代。プレイヤーは名もなき浪人として己の道を切り開く。
舞台は大きく分けて、横浜・江戸・京都のオープンワールドで作られた三都市を冒険していくのがゲームのメインとなる。
1853年の黒船来航から1868年の江戸無血開城まで描かれ、途中の展開の分岐はあるものの必ず一つの結末──侍の世の終わりに収束される。
戦闘の難易度は「薄明(イージー)」「黄昏(ノーマル)」「宵闇(ハード)」の3つあり、いつでも変更が可能。
マルチプレイ・オンライン要素はPlayStation Plusに加入する必要がある。
オンラインは最大三人のマルチの協力プレイで、PVPはない。
非同期のマルチ要素として他プレイヤーの主人公アバターがNPCとして登場し、街を歩いていたり、敵に捕まっていたり、敵として登場したりする。
物語
江戸末期。ペリー率いる“黒船”の来航は、日本に大混乱をもたらしていた。
本作の主人公は、北陸の小藩・黒州藩(くろすはん)で特殊な技能を持つ二人一組の兵士「隠し刀」として育てられた。隠し刀は黒州藩が幕府に対抗するため秘密裏に育成した特殊部隊であり、常日頃からともに暮らして呼吸を合わせ、作戦ではそれぞれが動けば敵を自在に撹乱し、二人合わせれば大きな力を持つ。
物語は主人公とその片割れが藩命を受け、米国の黒船に潜入するところから動き出す。しかし、徳川打倒の大義名分となる密書の奪取と、マシュー・ペリー提督の暗殺を目論んだ作戦は失敗。
主人公を逃すため黒船に留まった片割れは行方知れずとなり、その命は潰えたものと思われた。
里に生還した主人公は、片割れがまだ生きていると感じていた。そして脱藩を決意し、ひとりの浪人となって野に飛び出す。
その舞台は横浜、江戸を経て、陰謀渦巻く京都へと──。片割れを追いながらさまざまな人物と因縁を結び、夜明けを迎える日本の歴史を創っていく。
隠し刀
本作の主人公。北陸地方の架空の小藩“黒洲藩”出身で、二人一組の兵士として「研師(CV:榊原良子)」に育てられた。
侍のような剣術や忍者のような身のこなしなどの特別な訓練を受けてきた存在で様々な武器や流派を扱う。
ゲーム開始時、隠し刀のふたりの外見を設定するキャラクタークリエイトを行なう。
次に「研ぎ方」選択し、初期能力と所持スキル、得意とする武器を選ぶ。
外見や研ぎ方は各地の長屋で変更可能。
黒船に潜入しているあいだは、2人の操作を切り替えながらプレイできるが、任務の最後に黒船から逃れるキャラクターを選択。以降は選択したキャラクターを主人公として操作し、選ばれなかった方を片割れとしてゲームを進めることになる。
主人公
幼少期に幕府密偵により生まれた村を焼き払われ、家族を失う。片割れと共に「研師」に救われ、隠し刀として育てられた。
片割れを探すために藩を抜け、浪人として幕末の世を生きるようになる。
本作の主人公は、つねに固い絆で結ばれた存在“片割れ”の痕跡を辿るために行動している。
無口であるが選択肢による会話があり、要所要所ムービーで喋る。
性別関係なく恋愛関係になれる。
片割れ
幼少期に生まれた村を焼き払われ、主人公と逃げていたところを「研師」に救われて生き残る。幕府に焼かれた村を見て怒りと憎しみに震えていた。
「研師」に主人公と二人一組の隠し刀として育てられた。
主人公と共に密書の奪取とペリー暗殺を命じられ、黒船に潜入するも青鬼の襲撃によって阻まれる。主人公を逃がし、左腕を斬り落とされて行方不明になる。
主な登場人物
⚔は徒党が組める人物(仲間&操作キャラにできる)。
🌸は比翼の契りがある人物(深い仲になれるキャラ)。
★はピクシブ百科事典、☆はWikipediaの史実の記事へのリンク
キャラクター名 | リンク | 声優名 | 備考 |
---|---|---|---|
>(ライズオブローニン) | ★> / ☆ | [[]] |
このほかにも歴史上の人物が登場する。
これでもキャラクターの数については開発初期から3割ほど削ったらしい。
倒幕派
徳川幕府を倒し、新政権を樹立することを目的とした勢力。
構成する集団や個人の立場、活動方法はさまざまだが、王政復古を実現し、日本の未来を築かんとの想いは一致している。
坂本龍馬⚔🌸 | ★ / ☆ | 武内駿輔 | 土佐を脱藩してきた浪人。同じ境遇の主人公と共闘し、因縁を結ぶ |
---|---|---|---|
桂小五郎⚔🌸 | ★ / ☆ | 子安武人 | 長州藩士で、若い藩士達のまとめ役。吉田松陰とは親友 |
高杉晋作⚔🌸 | ★ / ☆ | 小西克幸 | 長州藩士。松下村塾の門下生で、幼馴染みである久坂と並び称される高弟 |
久坂玄瑞⚔🌸 | ★ / ☆ | 福山潤 | 長州藩士。松下村塾の門下生で、自他ともに認める吉田松陰の一番弟子 |
杉文🌸 | ★ / ☆ | 能登麻美子 | 吉田松陰の妹で、久坂玄瑞の妻 |
伊藤博文⚔ | ★ / ☆ | 伊藤健太郎 | 長州藩士。松下村塾の門下生 |
山縣有朋⚔ | ★ / ☆ | 遠藤大智 | 長州藩士。松下村塾の門下生 |
吉田松陰 | ★ / ☆ | 堀内賢雄 | 長州藩士で、松下村塾の主宰者。坂本龍馬とは同門の兄弟子 |
中岡慎太郎 | ★ / ☆ | 小松史法 | 土佐を脱藩してきた浪人。同郷の坂本龍馬とは阿吽の呼吸で通じ合う |
岡田以蔵 | ★ / ☆ | 水中雅章 | 土佐を脱藩してきた浪人。坂本龍馬の古馴染 |
西郷隆盛⚔ | ★ / ☆ | 白熊寛嗣 | 薩摩藩士。主君だった島津斉彬とその養女の篤姫を深く敬愛している |
大久保利通⚔ | ★ / ☆ | てらそままさき | 薩摩藩士。薩摩藩の実務面を担う。西郷とは幼馴染み |
黒田清隆⚔ | ★ / ☆ | 中村章吾 | 薩摩藩士。西郷隆盛と大久保利通の弟分 |
中村半次郎 | ★ / ☆ | 田所陽向 | 薩摩藩士。西郷隆盛を信奉している |
田中新兵衛 | ★ / ☆ | 喜多田悠 | 薩摩藩士。倒幕派の暗殺者 |
河上彦斎 | ★ / ☆ | 河西健吾 | 熊本藩士。倒幕派の剣士 |
宮部鼎蔵 | ★ / ☆ | 赤城進 | 熊本藩士。倒幕派の重鎮 |
相楽総三 | ★ / ☆ | 宮崎遊 | 赤報隊隊長。本隊である一番隊を率いる |
幕府・佐幕派
幕末期の佐幕派は、支配体制が揺らぎつつある徳川幕府を支持し、従来通りの中央集権体制の維持を図る思想のこと。おもに西洋列強からの外圧や、反幕府勢力の活動から幕府を守り、既存の政治秩序を支え続けている。
井伊直弼 | ★ / ☆ | 菅生隆之 | 「井伊の赤鬼」と称されている幕府の大老で、彦根藩主 |
---|---|---|---|
間部詮勝⚔ | ★ / ☆ | 土師孝也 | 幕府の老中で、「間部の青鬼」と呼ばれる隠密の頭 |
村山たか🌸 | ★ / ☆ | 園崎未恵 | 横浜の港崎遊郭で評判の芸者であり……。 |
篤姫🌸 | ★ / ☆ | 清水理沙 | 薩摩藩主・島津斉彬の養女で、将軍家の御台所 |
徳川慶喜⚔ | ★ / ☆ | 小林親弘 | 第15代征夷大将軍 |
勝海舟⚔ | ★ / ☆ | 山路和弘 | 幕臣で、軍艦奉行を務める |
榎本武揚 | ★ / ☆ | 北田理道 | 幕臣。船の操縦に長けており、新造艦の艦長を務める |
渋沢栄一⚔ | ★ / ☆ | 興津和幸 | 幕府の勘定方。元在郷商人で、商売に精通している |
福沢諭吉 | ★ / ☆ | うえだゆうじ | 中津藩士。生まれは貧しく、苦学の末に幕府の役人になった |
山岡鉄舟⚔ | ★ / ☆ | 星野貴紀 | 幕臣。北辰一刀流の剣士で、禅の道にも通じている |
高橋泥舟⚔ | ★ / ☆ | 岩崎正寛 | 幕臣。自得院流槍術の達人で、神業に達したと言われるほどの腕を持つ |
伊庭八郎 | ★ / ☆ | 佐藤拓也 | 幕臣。二刀流の剣士で、「伊庭の小天狗」の異名を持つ。土方歳三とは古くからの友人 |
松平容保 | ★ / ☆ | 露崎亘 | 会津藩主で、京都守護職に任じられる。常に冷静沈着で、慶喜だけでなく朝廷や部下の武士たちからの信頼も厚い |
中沢琴⚔ | ★ / ☆ | 森なな子 | 大剣の扱いを得意としている女剣士。浪士組が事実上解散後は新徴組に参加する |
近藤勇⚔ | ★ / ☆ | 三宅健太 | 天然理心流の師範。浪士組が事実上解散後は新選組を結成し、新選組の局長に就任する |
土方歳三⚔ | ★ / ☆ | 中村悠一 | 天然理心流の剣士。新選組の副長に就任する |
沖田総司⚔🌸 | ★ / ☆ | 田丸篤志 | 天然理心流の剣士。新選組の一番隊の隊長に就任する |
永倉新八⚔ | ★ / ☆ | 高口公介 | 神道無念流の剣士。新選組の二番隊の隊長に就任する |
斎藤一⚔ | ★ / ☆ | 鈴木達央 | 新選組三番隊隊長。強い信念を持つ近藤に惹かれ新選組に加わった |
藤堂平助※1 | ★ / ☆ | 米内佑希 | 北辰一刀流を習得後、天然理心流に入門した剣士。新選組八番隊隊長。結成当初からいたが、戦功を立てるのに夢中な近藤らに疑問を持つようになり… |
伊東甲子太郎※1 | ★ / ☆ | 江越彬紀 | 新選組参謀。日本の未来に対する思想を持たず戦功をあげることに夢中な近藤達を軽蔑し、有志と共に新選組を離反しようと目論む |
鈴木三樹三郎※1 | ★ / ☆ | 吉野貴宏 | 新選組九番隊隊長で、伊東甲子太郎の実弟。兄の甲子太郎を妄信しており、兄に着いていけば必ず成功すると思っている。兄の一派と共に新選組から離反しようとする。 |
※1後に倒幕派になる。
西洋
アメリカやヨーロッパ諸国などの勢力。貿易のために日本を開国させて、長らく続いた鎖国政策を終わらせ、政治と経済に影響を及ぼそうとしている。
マシュー・ペリー⚔🌸 | ★ / ☆ | 木下浩之 | 米国海軍提督。大統領の命で、開国交渉のため軍艦を率いて日本を訪れた |
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タウンゼント・ハリス | ★ / ☆ | 楠見尚己 | 米国の外交官。駐日領事として赴任してきた |
アレクサンドリア・モロー⚔ | 杏寺円花 | 米国の植物学者。希少な植物を手に入れるためなら暴力も厭わない性格のせいか、米国で迫害を受けたため日本に来た | |
ラザフォード・オールコック⚔ | ★ / ☆ | 青山穣 | 英国の外交官。元外科医。公使として開国したばかりの日本を推し測り、それを本国に報告する役割を務める |
アーネスト・サトウ⚔🌸 | ★ / ☆ | 三上哲 | 英国の外交官。日本語が堪能で、通詞として公使館で働いている。日本の文化に強く惹かれている |
マーカス・サミュエル | ★ / ☆ | 岩中睦樹 | 英国の商人。まだ世界に知られていない価値ある品々を発見し、新しい商売を興そうとしている |
ロバート・フォーチュン | ★ / ☆ | 駒谷昌男 | 英国の植物学者。未知の植物を求めて日本に来た。シーボルトやラザフォード・オールコックとは友人の間柄 |
フェリーチェ・ベアト | ★ / ☆ | 下川涼 | 英国の写真家。開国で失われつつある日本の情景を写真に残そうとしている |
ジュール・ブリュネ⚔ | ★ / ☆ | 大塚芳忠 | 仏国陸軍の士官。軍事顧問団の一員として日本に派遣された |
その他
権蔵⚔ | 武田太一 | 賊の頭。代官屋敷を乗っ取り、付近の村を暴力で支配していた | |
---|---|---|---|
飯塚伊賀七 | ★ / ☆ | 多田野曜平 | 常陸の発明家。「からくり伊賀七」飯塚伊賀七の孫弟子で、才能が認められて伊賀七の名を継いだ。手製の写真機や飛行装置のアビキルなどを作った |
薄雲太夫🌸 | ★ / ☆ | 小島幸子 | 港崎遊郭の芸者で、その類稀なる美貌と優れた舞で遊郭の最高位「太夫」の称号を得た女性。無類の猫好きで、主人公に「猫蒐集」を依頼する |
楠本イネ🌸 | ★ / ☆ | 行成とあ | 西洋医学所で働く蘭学医。シーボルトと日本人女性との間に生まれた娘。コロリ治療に励む |
楢崎将作 | ★ / ☆ | ふくまつ進紗 | コロリの治療法を研究している医者。東洋医学はもちろん西洋医学にも通じている |
楢崎龍 | ★ / ☆ | 伊藤静 | 楢崎将作の娘。父の医者業を手伝っている。とても勝気な性格で、「お龍」とも呼ばれている |
新門辰五郎 | ★ / ☆ | 廣田行生 | 江戸の火消しや侠客たちをまとめる棟梁 |
三遊亭圓朝 | ★ / ☆ | 落語家。滑稽噺に飽きて、怪談噺をしようとしている | |
須藤由蔵 | ★ / ☆ | 越後屋コースケ | 噂好きの町人。集めた噂話や騒ぎを記録した「藤岡屋日記」を出版している |
小笠原清務 | ★ / ☆ | 三浦勝之 | 小笠原流弓術の師範。流鏑馬を通じて侍としての礼節や心の持ち方を広めている |
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沢村保佑⚔ | ★ / ☆ | 辻井健吾 | 伊賀出身の忍者。過去に藩命で黒船に潜入したことがある |
千葉周作 | ★ / ☆ | 金尾哲夫 | 千葉道場の主で、北辰一刀流の創始者。坂本龍馬、清河八郎、山岡鉄舟など、彼から剣術指導を受けた剣士は数多い |
千葉佐那⚔🌸 | ★ / ☆ | 小松未可子 | 千葉周作の姪。北辰一刀流の使い手。坂本龍馬が千葉道場に通っていた頃、彼と結婚の約束をしていたと主張する |
清河八郎 | ★ / ☆ | 上田燿司 | 千葉道場で学んだ剣士。千葉周作から深く信頼されており、坂本龍馬からも兄弟子として慕われている。後に浪士組の取締役に就任し、主人公らと共に京都に向かうが… |
男谷信友 | ★ / ☆ | 塾一久 | 男谷道場の主。その実力の高さと温厚な人格から、後の世に「幕末の剣聖」と呼ばれる |
島田虎之助⚔ | ★ / ☆ | 間宮康弘 | 男谷道場の師範代。師匠である男谷信友の考えに賛同し、他流試合に取り組んでいる |
大石種次 | ★ / ☆ | 船木まひと | 自らが創始した大石神影流を使う剣士。恵まれた体格と才能の持ち主で、片手突きを得意とする |
嘉納治五郎⚔ | ★ / ☆ | 林勇 | 若き柔道家。体は小柄だが明るく前向きな性格で、日々鍛錬に勤しんでいる |
武田物外⚔ | ★ / ☆ | 浦山迅 | 武術にも精通した禅僧。禅の修行の一環で始めた武術に、いつの間にかのめり込んでしまった。桁外れの怪力の持ち主だが、自身の力を特別とは思っていない |
システム
気力
いわゆるスタミナ。
敵と主人公どちらも持っており、主人公の気力は攻撃をしたり攻撃を受けたり、全力走りなどをすることで減少する。気力がなくなると一定時間、行動ができなくなる。
敵の気力を削りきると体勢を崩して動けなくなり、「追い打ち」で大ダメージを狙える。
ただし戦闘時以外ではスタミナはなく走り続けられる。
石火
いわゆるパリィのこと。敵の攻撃に合わせてタイミングよく使用すると敵の攻撃を捌いて無効化する。
ガードで防げない攻撃も石火ならダメージを受けずに捌くことが可能。攻撃を捌かれた敵は仰け反り、気力を大きく下がられる。
閃刃
攻撃の終わり際にR1ボタンを押すと血を払うモーションをするとともに気力が回復する。
『仁王』シリーズの“残心”に近いシステム。
気焔
ゲームを進めていくと、専用ゲージが溜まったときに使えるようになる。
気焔は発動すると一定時間、気力切れしないような状態になり、仲間全員の武器に炎属性が付与され、石火が攻撃を捌きやすくなる。
暗殺
こちらに気づいてない敵を一撃で倒すことが出来る。
強敵は一撃で倒せないが、大ダメージを与えられる。
不殺
主人公が素手や木刀で戦えば、敵を殺さずに倒せる。
この状態は徒党にも反映され、たとえ徒党を組んだキャラが刃物や銃を使っても敵を殺した判定にはならない。
流派
各武器種には流派があり、流派のよってアクションが変わるほか、相手の流派との相性が変化する。
有利な相性の場合は、石火成功時の効果がアップするほか、攻撃で敵の気力上限を削りやすいなど、多彩な恩恵がある。
徒党
一部のミッションで同行する仲間。最大2人。操作キャラに変更できる。
仲間ごとに装備・流派が違うものの、主人公と同じ操作で戦える。一部仲間は固有の専用アクション(流派・装備)になっていることもある。
鉤縄
フィールドに点在する鉤縄ポイントに鉤縄を投げることで、高所への移動できる。
戦闘では、物を敵に投げつける、敵を引き寄せることができるなど様々な場面で役立つ。
馬
主人公が走るよりもはるかに速く、遠方の目的地へ快適に移動できる。アイテム「馬呼びの笛」を使うと馬を呼び出せる。無双シリーズのように自動的に馬に乗ることも可能。
目的地までのオートランもある。
アビキル
滑空装置。高所から落下中に滑空装置を展開することで、空中を滑空して移動できる。
元ネタは江戸時代の発明家・国友一貫斎が残した「阿鼻機流(あびきる)」の設計図。鉄砲鍛冶師だった一貫斎は、日本初の反射望遠鏡を作った人物としても知られる。その豊かな想像力によって考案された「阿鼻機流」も、飛行機の設計図としては国内最古のものとされている。
隠し刀の旗印
ファストトラベルポイント。すでに解放している別の「隠し刀の旗印」へ瞬時に移動することが可能。
触れることで体力が回復し、消耗品が補充されるほか、ミッション中であれば徒党や装備の見直しもできる。ただし、敵が復活する。
また、ほかのプレイヤーとのオンラインプレイの入り口としても機能する。
治安が悪化している場所の周辺では、治安を改善しないと旗印を掲げられない。
懐中時計
坂本龍馬から渡されたもの。
昼夜などの時間帯の変更がいつでもできるようになる。
写真撮影
発明家の飯塚伊賀七にもらった写真機を使い、景色を撮影する。
指定の写真撮影に成功し、写真館に報告すると報酬を獲得できる。
因縁がある人物はカメラを向けると反応してくれる。
猫
各地にいる猫を発見して撫でると、遊郭にいる猫好きの薄雲太夫から報酬がもらえる。
また、貸し猫ができるようになり、依頼に応じた猫を派遣して報酬を獲得できる。
こんぴら狗
銭を預けることでお参りに行ってくれる犬。
一定時間経過すると渡した金額に応じて様々なアイテムを持って帰ってきてくれる。
非同期のマルチ要素もあり、道端に他プレイヤーのこんぴら狗が出現し、撫でると銀貨が入手できる。
長屋
主人公の拠点。長屋内には因縁がある人物が寛いでいる。勢力身分関係なく遊びに来るためなかなかシュールな光景になることも。
倉庫や主人公と片割れのキャラメイク、時間帯の変更、留魂録、貸し猫の派遣、こんぴら狗のお参りなどができる。
意匠変更
長屋の「くつろぐ」にある機能。所謂、重ね着。
実際装備している防具や武器とは別に、見た目だけ好きな服装や武器の外見などに変更できる。
留魂録
吉田松陰が主人公に遺した書物。
過去に遡れるシステムで、過去の土地に戻ってミッションの再チャレンジややり直しなどが可能。
また、過去に選んだ重要な選択を選び直したりもできる。
道場
これまで出会った人々と鍛錬を行うことができる。
鍛錬の評価に応じて報酬が得られ、因縁も深められる。
人物因縁
重要人物と会話したり、イベントをクリアすることで因縁が結ばれる。
人物ごとにある因縁ミッションを進めたり、徒党を組んだり、会話で相手にとって好ましい選択肢を選んだり、趣味に合う品物を贈ったりすることで因縁レベルがアップする。
因縁レベルが上がるごとに武具が得られたり、因縁を結んだ人物の流派の取得や強化がされる。
因縁を深めると特別なイベントが見られることもあり、歴史を動かした人物たちとの関係を築いていける。
勢力因縁
「倒幕派」と「佐幕派」各勢力に所属する人物との因縁を深めたり、ミッションを通じて勢力に与したりすることで勢力因縁が深まる。
各勢力で商品が割引されたり、勢力限定の装備などが入手できるなど因縁レベルに応じたボーナスを獲得できる。
土地因縁
探索要素を発見することでも因縁レベルが上がり、未発見の探索ポイントが明らかになる。
探索ポイントを訪れて収集率を100%にすると、特別な報酬を獲得し、さらに特産品が拠点に届くようになる。
一種のやり込み要素でもある。
比翼の契り
特定の登場人物のみに存在する好感度がある。それを最大まで上げ、特定の条件を満たすことでより深い関係になれる。
専用のアイテム※1を入手したり、台詞が変化する。一部のキャラには特別なイベントが発生する。
複数人と関係を持てるが、一部のキャラから浮気だと怒られて別れるか相手との関係を清算するか迫られる。話術スキルがあれば一時的な保留ができるが、そのまま放置すると強制的に関係を解消される。
「比翼の契り」はルビーパーティー※2スタッフが協力しており、ノウハウが活用されている。
※1.後のアプデで専用のアイテムは、契らなくても告白イベントを見る(伝えたいことがある→何でもないと選択する)だけで獲得できるようになった。
※2.ルビーパーティー:「ネオロマンス」シリーズを始めとする女性向け恋愛ゲームの制作チームで、コーエーテクモゲームスの女性向けコンテンツ制作を担当する社内ブランドのひとつ。幕末の日本に似た異世界が舞台の女性向け恋愛ゲームを出したことがある。
余談
本作の映像監督を務めた大友啓史氏は、映画『るろうに剣心』や大河ドラマ『龍馬伝』などを手掛けたことがある人物。
本作は『仁王』が発売される前から構想されていた。(参考リンク)
本格的に作り始めたのは2020年3月発売の『仁王2』後。(参考リンク)
『NINJA GAIDEN』のリュウ・ハヤブサの攻撃方法を模した“隼流”や、『仁王』の刀モーションをモチーフにした “する仁王流” など、Team NINJA他ゲームの小ネタ的な流派もある。
発売直後は居合で斬撃を飛ばす福沢諭吉や井伊直弼、ジェットブーツで飛ぶアーネスト、主人公の長屋で寛ぐペリー、歴史上の人物とのロマンス要素と修羅場などが話題となった。
特にロマンス要素については、一部のシナリオが予想以上の攻めた内容だった事にTeam NINJA側の製作陣もかなり動揺したそうである。しかもそれを見た相手勢は、「あれはまだ軽い方であって、自分達はまだ本気を出してない」とあっさり返したのでさらに狼狽えたとか………。
本作は「因縁」と「正義が複数あった時代」をテーマとしている。
また登場人物にそれぞれの正義を持つため、ゲーム開始時に『本タイトルは日本の史実から着想を得たフィクションです。 ゲームを通じて歴史上の人物や出来事を描いていますが、 本タイトルの開発、販売に携わったチームの思想や価値観を表すものではありません。』と注意書きが表示される。
CERO:Dだけあってそっち方面にも力が入っている。
女性主人公のふんどしの色を自由に変更なところから始まり、行き着く果ては並の美少女ゲームですら再現の難しいパンツ丸出しセーラー服である。
日本の夜明けぜよ!!
関連動画
外部リンク
参考リンク(一部引用)
- 『Rise of the Ronin』早矢仕P&安田PD 発売前インタビュー。(ファミ通.com)2023.12.19
- 「じつは史実どおりだった『Rise of the Ronin』の登場人物設定」早矢仕P&安田PD 発売後インタビュー。2024.6.11.(電ファミニコゲーマー)