プロフィール(DEAD OR ALIVEシリーズより)
流派 | 隼流忍術 |
---|---|
誕生日 | 6月15日(23歳→25歳(DOA5以降)・DEAD OR ALIVEシリーズ) |
H/W | 177cm/70kg(〜DEAD OR ALIVE3)、179cm/78kg(DEAD OR ALIVE4) |
血液型 | A型 |
3サイズ | B105/W83/H92 |
好物 | 寿司 |
趣味 | 登山、釣り |
二つ名 | スーパー忍者、超忍 |
声優 | 難波圭一(忍者龍剣伝OVA)、堀秀行(DEAD OR ALIVE2以降) |
登場作品
「 お の れ 邪 鬼 王 ! 」
経歴
隼の里の頭領にして、邪神と長年の因縁を持つ龍の一族の末裔であり、忍者として数々の使命を果たしてきた超忍。
「黒龍丸」を狙い里を襲撃してきた神聖ヴィゴル帝国との戦い(「NINJA GAIDEN」)、邪神復活を目論む地蜘蛛一族との戦い(「NINJA GAIDEN2」)、時空の歪みを生み出す妖蛇との戦い(「無双OROCHI2」)、そして合衆国を支配した邪鬼ガルフの暗殺(「忍者龍剣伝GB 摩天楼決戦」)を経て、忍の世界に名を馳せていた。
しかし父ジョウ・ハヤブサが邪神復活を目論む邪鬼王によって殺害され、父より龍剣を託されたことで、リュウは自らの宿命にしたがって邪神との戦いに身を投じることになる(「忍者龍剣伝」)。
そしてCIAエージェントにして恋人アイリーン暗殺の嫌疑をかけられるも、邪神のエネルギーを源とする生物兵器バイオノイド開発計画を阻止したリュウは(「忍者龍剣伝3」)、さらわれたアイリーンを取り戻すために邪神との最後の戦いへと挑む(「忍者龍剣伝2」)。
だが、ようやく取り戻した平和は長く続かなかった。
龍剣の力に目をつけた魔人シュラゲインとの戦い(「忍者外伝」)を始め、未だ闇の世界に蠢く脅威は尽きることなく、
さらには親友ハヤテが失踪し、それを探すためハヤテの妹かすみが里を出奔。かすみの異父姉妹あやねも、かすみ抹殺の使命を帯びて里を飛び出してしまったのだ。
アイリーンの調査によって全ての裏に格闘大会DEAD OR ALIVEの存在があることを突き止めたリュウは、三度超忍として戦いの世界へと舞い戻るのだった(「DOA」シリーズ)。
忍者龍剣伝での設定
邪神と長年の因縁を持つ龍の一族の末裔・シノビとして、父ジョウ・ハヤブサと暮らす若者。
GB版外伝である「摩天楼決戦」においてアメリカを支配したガルフ=ソドーム皇帝を倒すなど、既に邪神教団と戦いは繰り広げ超忍として名を馳せていたが、
「忍者龍剣伝」にて邪鬼王との対決により斃れた父より龍剣を託されたことで、邪神を滅ぼす龍の忍びとしての己の宿命を受け入れる。
父の仇である邪鬼王と戦う中でCIAアナリストのアイリーン・ルゥと出会い、邪神復活を阻止した後、恋仲になる。
パラレル的な後日談であるOVA版ではアイリーンとアンティークショップを経営しており、後述するDEAD OR ALIVEでのリュウの職業のルーツになっている。
その後「忍者龍剣伝3」では邪神教団に作られた自分のクローンによるアイリーン暗殺嫌疑を晴らすべく奔走し、合衆国が密かに行っていたバイオロイド開発計画を阻止。邪神の力によって目覚めた地球誕生の礎、次元戦艦を破壊することに成功する。
そして「忍者龍剣伝2」において邪神教団にアイリーンをさらわれたリュウは、CIA工作員ロバート・T・スタージョンとともに兇魔天帝アシュター、甦った邪鬼王、そして邪神との最終決戦へと身を投じることになる。
だがそれで彼の忍者としての戦いが終わったわけではなく、「忍者外伝」では龍剣の強大な力に目をつけた魔人シュラゲインの襲撃を受け、シュラゲインによる第三次世界大戦勃発とその後の世界支配の野望を挫くために奔走するなど、超忍リュウ・ハヤブサの戦いは続いていく……。
基本的に全作通して青い袖出しの忍び装束と頭巾を身をまとい、龍剣は後ろ腰へ斜めに下げる姿を取っている。
「忍者龍剣伝3」パッケージ絵ではOVA版の衣装(といっても肩アーマーが追加された程度の差異しかない)だったが、本編ゲーム中では従来の衣装と変わらなかった。
ゲームエンディングにて素顔(短い茶髪に茶色の瞳)を見せ、アイリーンとともに朝日もしくは夕日を見つめることが恒例。
性格面も後発の「NINJA GAIDEN」とは異なり、比較的正統派ヒーロー的な性格。アイリーンを気遣ったり、哲学的なことを言ったりなど、人間的な部分が強く描写されている。
なお、手練の忍者という設定でありながら「よく穴に落ちる」「よく後ろを取られる」「アイリーンに撃たれる」ことがファンからネタにされていた。
アーケード版
外伝作品であり、龍剣伝とのストーリー的な繋がりはない。
後に、この作品における投げ技「首切り投げ」がDOAやNINJAGAIDENに採用される。
また「ノストラダムス教団の信者たちと戦った」ことは、「NINJA GAIDEN」シリーズでリュウ・ハヤブサの経歴にも組み込まれた。
OVAでの設定
時系列は「忍者龍剣伝」の後日談で、「忍者龍剣伝2」「忍者龍剣伝3」に相当するストーリーが展開される作品だが、OVAとして制作するにあたって再構成が行われており、ゲームと直接のつながりは無い。
前述通り本作のリュウは、恋人アイリーンとともにニューヨークでアンティークショップを営んで暮らしている日系人の青年である。
しかしその正体は邪神と戦う宿命を帯び、かつて邪鬼王を滅ぼして父の仇を討った超忍リュウ・ハヤブサであった。
なお本作のリュウもよく奇襲されるが、幸いにして本作のアイリーンはリュウの正体を知らない一般人の女の子なので、彼女に撃たれることはない(しょっぱなで強盗と誤認されてピストルを向けられたりはするが)。
かつての戦いを経て平穏な日々を取り戻していたはずのリュウだが、邪神の力を用いて生物兵器を開発する「フリードマン・コーポレーション」に龍剣を狙われ、さらにアイリーンをさらわれたことで再び忍者としての戦いへと舞い戻ることになる。
元CIAの探偵ロバート・T・スタージョン、彼の相棒である元傭兵のジェフ、ロバートの恋人にしてアイリーンの友人である新聞記者サラといった仲間達に恵まれているのもOVA版の特徴で、彼らとの軽快なやり取りはリュウの人間味を良く現している。
なおOVA版ではアイリーンが一般人のため、この世界での『忍者龍剣伝』はロバートとコンビを組んでの戦いだった模様。
DEAD OR ALIVEでの設定
「DOA」シリーズでの時系列は、「忍者龍剣伝」以後にあたる。
邪神との戦いを経て、恋人アイリーンと共にアンティークショップを営み、平和に暮らしていたが、隼の里と同盟関係にあった霧幻天神流の忍者たちが世界最大の格闘大会「DEAD OR ALIVE」の裏で進行する陰謀に巻き込まれ、親友ハヤテが失踪。これを追ってハヤテの妹かすみが里を脱走し、彼女の異父妹あやねがその抹殺命令を受けてしまう。アイリーンの調査で大会の裏で邪神の眷属までもが暗躍をはじめたことを知ったリュウは、再び戦いの場へと舞い戻ることになる(「DOA」)。
親友ハヤテを襲撃し、拉致した黒幕こそは、霧幻天神流の奥義を狙った大会運営組織DOATECであった。兄の仇を討つ過程で第一回DOAに優勝したかすみがDOATECに捕らわれクローンを製造されたこと、そしてあやねもまたDOATECに洗脳されたことを知ったリュウは、再び超忍としてDOATECに立ち向かう。クローンと戦うかすみを影に日向に助け、さらに親友ハヤテと協力してあやねを救出したリュウは、第二回DOAの裏で暗躍していた悪天狗・五百峯万骨坊を滅ぼし、「世紀末天狗禍」の阻止に成功した(「DOA2」)。
続く第三回DOAでは霧幻天神流覇神門の頭領である幻羅がDOATECの超人計画に賛同し、暴走。これを受け、悪鬼となった義父を討たんとするあやねに助力する(「DOA3」)。
総帥を失い後継者争いに揺れ動くDOATECは第四回DOAの開催を強行。ついに全面対決を決意した霧幻天神流忍者たちに協力し、旧体制派本拠地トライタワーの殲滅に成功するも、新たに造られたかすみのクローン体を取り逃してしまう(「DOA4」)。
そして新体制下で開催された第五回DOAにおいては、クローンとの因縁に決着をつけんとするかすみの戦いを支え、彼女が抜忍となったことで決別していた異父妹と和解する姿を見届けた(「DOA5」)。
3DSの『DOA Dimensions』では嫁のアイリーンがムービーのみで登場した。NINJA GAIDEN 2のソニアとそっくりな容姿から、彼女と同一人物ではないかと推測されている。
DOAシリーズでは第一作から登場している常連、シリーズの顔の一人といった立ち位置ではあるが、ストーリーの中心となる主人公とライバルはかすみ・あやねの姉妹であるため、悪天狗・万骨坊と対決する「DOA2」を除いては脇役に徹している。
「DEAD OR ALIVE」シリーズでは第一作ではOVA風の長い茶髪に緑の瞳の素顔を見せていたが、「DOA2」以降は今やおなじみとなった黒の忍者装束姿で登場している。
忍者でありながら全く忍ぶ様子のないことから、「忍ばない忍者」という異名でファンから親しまれている。
むしろ超忍。
愛称はブサさん。
DOAでの能力
忍者らしく素早い打撃とアクロバティックな攻撃が特徴。
技の演出などでも武器を使うことはなく、基本は素手で戦う。
掌底や手刀などを駆使した素早い打撃に加え、投げやホールドからの追加入力で派生する強力なコマンド投げ「飯綱」を持つ。また、一瞬消えてから頭上から手刀を叩き込んだり、空中から斜め下に飛び蹴りを放つなど、人間離れした技も存在する。
しかし上記の「飯綱」はコマンドが難しく(コンボ投げ、一部ホールド技からも発動。41236TorHで投げ上げ→23698TorHで空中でキャッチ→6987412TorHでキリモミが加わり相手の頭を叩き付ける。完走できずしくじるとダメージは低い)、技も癖のある動きが多いため、使いこなすのには修練がいる。
NINJA GAIDENでの設定
時系列は「忍者龍剣伝」以前となっている。
ただしDOAと微妙に噛み合わない点があるため、正史がどうかは不明である。
人物
龍の忍者一族の末裔・隼流頭首候補であり、龍剣の伝承者。
『初代』の頃はまだ半人前扱いで、龍剣の所有を認められていなかった。
黒龍丸事件を解決した功績により、正式に伝承者として認められた。
普段は富士山の麓にある隼の里で暮らしている。『2』ではCIA、『3』では日本の防衛省や海外のテロリストに存在を認知されていたので、裏の世界では有名人であると思われる。
敵対する忍び衆地蜘蛛一族、邪神とその配下である魔神達、すなわち邪悪と戦う宿命を背負っている。
性格は「忍者龍剣伝」に比べるとよりストイックで、無口。やや時代がかった口調を使う。ただ『2』でエリザベートが幻心を侮辱し彼の死体を蹴り付けたときには、「貴様には死んでもわかるまい!」と声を荒げていた。また『3』では子供のカンナに対し覆面を脱ぎ視線の高さを合わせて話しかけたり、隼の里の住民から親しげに話しかけられたりと、彼の人間らしさが描写されていた。
人間関係
「DEAD OR ALIVE」にも登場する霧幻天神流のハヤテは親友で、『3』では龍剣を失ったリュウに迅嵐丸を貸している。その異父妹あやねは、『初代』ではムライの部下、『2』では父ジョウの協力者、『3』ではハヤテの元で働いているなど、何かと縁がある。
幼馴染に龍の巫女である呉葉がいたが、『初代』でドーク重鬼卿に殺されている。
『DragonSword』では呉葉に紅葉という妹がいたことになっており、リュウは当時見習いの彼女に修行をつけていた。
ほか、魔神ハンター・レイチェル、CIA工作員ソニアといった協力者がいる。
あやね、レイチェル、ソニア、呉葉、紅葉と多くの女性から畏怖、あるいは尊敬の念を抱かれているが、リュウ自身はそれに靡くことはなく一貫して忍者としての姿勢を貫いている。ただ『3』でカンナに「パパになって」と言われた際には動揺していた。恋愛関係については「忍者龍剣伝」でのアイリーンとの出会い(再会?)を待たねばならない。(アイリーン、そして戦友ロバートも「NINJA GAIDEN3」で登場したが)。
外見
時系列的には「忍者龍剣伝」シリーズ以前だが、作品としては「DOA」の後発にあたり、ハードの進化と横スクロールから3Dアクションへの変化ということもあって、より超人的忍者としての能力が強調されている。
ビジュアルもハードの進化に伴い変更されており、黒の袖なし忍者装束、額当てのついた頭巾、長いマフラーといった姿で、龍剣は背に負うスタイルを取っている。
ただコスチュームチェンジなどで「忍者龍剣伝」の時の忍者装束を着用することも可能。
また「NINJA GAIDEN3」と「Dragon Sword」で覆面を外している場面がある。髪を後ろで束ねている。
余談
一見超人に見えるが、意外と油断しやすく、詰めが甘いところがある。
『初代』では敵の落とし穴に引っかかったり、(結果的に良かったとは言え)アルマにしっかりトドメを刺していなかったり、ドークの置き土産である呪いをモロに喰らっていたりする。
『3』ではミヅキが後ろで銃を構えていたことに気付けず、背中に麻酔銃を受けている。
『2』ではソニアにヘリ、『3』ではミヅキに車の運転を任せている。
もしかしたら車の免許を持っていないのかもしれない。
『初代』(Black/Σ)で連続でゲームオーバーすると「忍者の道を諦める」という選択肢が出現する。選ぶと、以後あやねの使いっ走りとしてオニギリと手紙をもらいながら奮戦するNINJA DOGモードに突入する。
過去作を知っていると(自分の操作する)リュウのあんまりにも情けない姿に悲しくなるが、それでも心配してくれるあやねの献身的な姿勢は感動ものである。
無双OROCHI2
「NINJA GAIDEN」とのコラボレーション武将として、同シリーズに登場しているあやねと共に特別出演している。
妖蛇出現によって起きた時空の歪みに巻き込まれ、異世界へとたどり着いたリュウは、この世界でも邪悪な存在の気配を感じ取り、それを追い続ける。
アタッカータイプはパワー。
彼が現れるステージは戦国の姉川の戦いであるがリュウの世界も巻き込まれているため高層ビルがたっている。
龍剣を欲しがる弁慶に対し、リュウが「未熟な使い手が手にすると、刀に魂を呑まれる」と警告する場面がある。
無双☆スターズ
「NINJA GAIDEN」から同シリーズに登場しているあやね、かすみと共に出演している。志貴から夜見の存在を聞き、彼に協力する事を選ぶ。
真田幸村に「戦国乱世にも貴方ほどの忍びはいない」と称えられている。
仁王/仁王2
本人は未出演だが同じ隼流のジン・ハヤブサ(仁王)、レン・ハヤブサ(仁王2)が登場する。『NINJA GAIDEN:マスターコレクション』のインタビュー記事によるとリュウのご先祖様とのことで、隼流は平安時代から続いている歴史ある一派のようだ。
なおレン・ハヤブサはボスエネミーとしても登場しているが、かなり意地悪なAIが搭載されており、プレイヤーサイドからはいわゆるクソボスとして認知されている。さすが忍者きたない。
また『仁王2』では『NINJA GAIDEN:マスターコレクション』とのコラボとして、「龍の忍者」の姿写し(成り切り)が配信されている。ただしNGシリーズのラバースーツではなく、龍剣伝の忍者装束(ノースリーブ)になっている。
武器
「忍者龍剣伝」では龍剣と、手裏剣をはじめとする忍術、そして「3」に登場する龍神剣(龍剣よりも射程が長く上下に攻撃判定がある)がある。
最強の攻撃力を誇るのは龍剣を構えつつ縦回転する「回転斬り」であろう。特に一作目ではボスに無敵時間が存在せず攻撃を当てれば当たるだけダメージを与えられる仕組みと、回転斬りは回転している最中は無敵+攻撃判定出っぱなしと言う仕様のお陰でボスに持ち込めれば重なっての回転斬りで瞬殺が可能。忍術のコストは相応に高いが、それなりの強みがある。
「DEAD OR ALIVE」は素手での格闘大会のため、龍剣はムービーやカットシーンで使われるのみに留まっている。
「NINJA GAIDEN」では龍剣に加え、弓・棍・トンファー・鎖鎌・ヌンチャク・二刀流・手甲鉤・大剣・大鎌と種類が豊富になった。
時にはこれらの武器を用いての「絶技」でもって魔に与する人や人ならざるモノを断罪していく。